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公開番号2023078875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192187
出願日2021-11-26
発明の名称放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 6/00 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 本発明は、放射線撮像装置において、撮影中にコリメーター部において照射野の狭窄が行われ、これに連動した照射野変更情報が遅れて通知されても、ABCの精度の低下を抑制できることを目的とする。
【解決手段】 放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、
前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記輝度情報は、関心領域を用いて算出されることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記関心領域は、第一の関心領域と、該第一の関心領域より小さく且つ第一の関心領域に内包される第二の関心領域とを有し、前記第二関心領域を用いて算出された第二の輝度情報の変動値が閾値を超えない場合、前記照射条件情報を前記放射線発生装置に送信しないことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記変動は、連続する画像データに基づく輝度情報間の差であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記変動は、連続する画像データに基づく輝度情報間の微分値であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記閾値は、前記フレームレートに応じて設定されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、放射線発生装置から放射線を被写体に照射し、被写体を透過した放射線強度分布をデジタル化し、デジタル化した放射線画像に画像処理を施し、鮮明な放射線画像を得る放射線撮像装置および放射線撮像システムが製品化されている。このような放射線撮像装置は、一般に自動輝度調整機能(Automatic Brightness Control、以下ABCと呼ぶ)を持つ。ABCは、X線像における関心領域(Region Of Interest、以下ROIと呼ぶ)内の画素値の平均値又は重み付け平均値を目標値に近付けることで輝度レベルを一定にする技術である。具体的には、ABCにおいてROIの平均値に応じて、次フレーム以降で発生される放射線の条件を変更し、放射線発生装置に対してフィードバック制御をする。
【0003】
また放射線を照射する放射線発生装置には、被験者に対する照射野を制限するため、開閉可能に配設された複数のコリメーターリーフを備えたコリメーター部が設置されている。オペレータは、被験者の観察対象部位ごとにこのコリメーター部におけるコリメーターの開き量を調整することで、放射線被曝量の低減を実現する。
【0004】
特許文献1では、このコリメーター部による照射野の変更情報を放射線発生装置から受け取り、照射野の変更によりROIの一部がコリメーターリーフで覆われたと判断したときに、ROIを変更することで照射野の変動に堅牢なABC実現の技術が開示されている。
【0005】
また特許文献2ではコリメーター部による照射野の変更情報を放射線発生装置から受け取り、それに追従して放射線の条件を補正することで、照射野の変動に堅牢なABC実現の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-340321号公報
特開2004-362876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の技術においては、コリメータによる照射野の変更が発生した場合のABC動作において、改善の余地があることを我々は見出した。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の問題を解決するための本発明は、放射線発生装置からの放射線の照射を受けて画像データを生成する複数の画素を備える画素部と、前記放射線発生装置による放射線の照射領域または照射位置に関する照射情報の取得と、前記画素部を所定のフレームレートで動作させて得た連続する画像データの各々と前記照射情報とに基づく各々の輝度情報の算出と、該輝度情報に基づく放射線発生装置の照射条件に関する照射条件情報の生成と、該照射条件情報の前記放射線発生装置への送信と、を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記輝度情報の変動が閾値を超えた場合、前記照射情報に基づき輝度情報を再算出し、再算出した輝度情報に基づく照射条件情報は再算出後所定時間が経過するまで前記放射線発生装置へ送信しないことを特徴とする放射線撮像装置である。
【発明の効果】
【0009】
このように本発明によれば、放射線撮像装置において、撮影中にコリメーター部において照射野の狭窄が行われ、これに連動した照射野変更情報が遅れて通知されても、ABCの精度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
放射線撮像システムの構成例を示す図である。
本発明におけるABCの制御の流れを表すフローチャート図である。
課題となる、透視または連続撮影中に照射野狭窄が発生し、照射野変更情報が遅れて通知されたときのROI内画素平均値、照射条件、放射線量の時間変化を表す図である。
照射野狭窄が発生し、かつ照射野変更情報が通知されないときの放射線検出部の領域関係の変化を示す図である。
照射野狭窄が発生し、照射野変更情報が遅れて通知されたときの放射線検出部の領域関係の変化を示す図である。
本発明を適用し、透視または連続撮影中に照射野狭窄が起き、かつ照射野変更情報が遅れたときのROI内画素平均値、照射条件、放射線量の時間変化を表す図である。
図4に対し新たに放射線検出部内に小領域の配設した図である。
放射線検出部内に小領域を配設した場合のROI内の画素平均値、小領域内画素平均値、照射条件、放射線量の時間変化を表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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