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公開番号2023078845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192147
出願日2021-11-26
発明の名称粉末化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/27 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れた粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)体積平均粒径0.1～1μmの酸化亜鉛 0.1～25質量%、
(B)シリカ、コーンスターチ及びセルロースから選ばれる、体積平均粒径2～20μmの粉体、
(C)タルク 20～90質量%
を含有する粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）：
（Ａ）体積平均粒径０．１～１μｍの酸化亜鉛０．１～２５質量％、
（Ｂ）シリカ、コーンスターチ及びセルロースから選ばれる、体積平均粒径２～２０μｍの粉体、
（Ｃ）タルク２０～９０質量％
を含有する粉末化粧料。
続きを表示（約 320 文字）【請求項２】
成分（Ｂ）の含有量が、０．５～２０質量％である請求項１記載の粉末化粧料。
【請求項３】
成分（Ｂ）に対する成分（Ａ）の質量割合（Ａ）／（Ｂ）が、０．０５～１０である請求項１又は２記載の粉末化粧料。
【請求項４】
成分（Ｃ）に対する成分（Ａ）及び（Ｂ）の合計量の質量割合（（Ａ）＋（Ｂ））／（Ｃ）が、０．０１～２である請求項１～３のいずれか１項記載の粉末化粧料。
【請求項５】
さらに、（Ｄ）２５℃で液状の油成分を０．５～１４質量％含有する請求項１～４のいずれか１項記載の粉末化粧料。
【請求項６】
固形粉末化粧料である請求項１～５のいずれか１項記載の粉末化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、粉末化粧料に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、自然な仕上がりや、なめらかな使用感を得るため、微粒子酸化亜鉛を含有する粉末化粧料が検討されている。
例えば、特許文献１には、微粒子酸化チタン、疎水化処理された酸化鉄被覆酸化チタン、窒化ホウ素、液体の油剤を含有する粉末化粧料が、塗布時の塗りムラを抑え、密着感のある自然な仕上がりが得られることが記載されている。
また、特許文献２には、微粒子酸化チタンまたはその複合体と、高分子球状弾性粉体を含有する粉末化粧料が、スキンケア効果と優れた使用感触を有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－７０４８４号公報
特開２００３－８１７６９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の微粒子酸化亜鉛を含有する粉末化粧料では、肌の凹凸カバー力と、自然な仕上がりを両立することができないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者は、特定粒径の酸化亜鉛と、シリカ、コーンスターチ及びセルロースから選ばれる特定粒径の粉体、さらにタルクを、組合わせて用いることにより、自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れた粉末化粧料が得られることを見出した。
【０００６】
本発明は、次の成分（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）：
（Ａ）体積平均粒径０．１～１μｍの酸化亜鉛０．１～２５質量％、
（Ｂ）シリカ、コーンスターチ及びセルロースから選ばれる、体積平均粒径２～２０μｍの粉体、
（Ｃ）タルク２０～９０質量％
を含有する粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の粉末化粧料は、塗布後に白浮きせず、自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れたものである。また、塗布時のなめらかな伸びも良好である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
本発明で用いる成分（Ａ）の酸化亜鉛は、体積平均粒径０．１～１μｍであり、自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、体積平均粒径０．１～０．９μｍが好ましく、０．１５～０．８μｍがより好ましい。
本発明において、体積平均粒径は、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器（セイシン企業社製、ＬＭＳ－３５０）で測定された値である。なお、体積平均粒径は、体積基準の平均粒子径であり、５０％メジアン径とする。
【０００９】
また、成分（Ａ）の酸化亜鉛は、自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れる観点から、比表面積が０．１～１３ｍ
2
／ｇであるのが好ましく、０．５～１２ｍ
2
／ｇがより好ましく、１～１１ｍ
2
／ｇがさらに好ましい。
本発明において、比表面積は、ＢＥＴ法（Ｎ２）により測定される。
【００１０】
成分（Ａ）の含有量は、塗布後の白浮きを抑制し、自然な仕上がりで、肌の凹凸カバー力に優れ、塗布時のなめらかな伸びに優れる観点から、全組成中に０．１質量％以上であり、０．５質量％以上が好ましく、１質量％以上がさらに好ましく、２５質量％以下であり、２０質量％以下が好ましく、１５質量％以下がさらに好ましい。また、成分（Ａ）の含有量は、全組成中に０．１～２５質量％であり、０．５～２０質量％が好ましく、１～１５質量％がさらに好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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