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公開番号2023078840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192141
出願日2021-11-26
発明の名称冷凍サイクル装置
出願人日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類F25B 1/00 20060101AFI20230531BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】トリフルオロヨードメタンを含む混合冷媒を用いつつ、長期信頼性の高い冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷媒が循環する冷凍サイクル装置であって、前記冷媒は、トリフルオロヨードメタンを含む混合冷媒であって、前記冷媒を減圧する減圧器として、ギヤ式電子膨張弁を備え、前記ギヤ式電子膨張弁の潤滑グリースに、炭化水素系基油が用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷媒が循環する冷凍サイクル装置であって、
前記冷媒は、トリフルオロヨードメタンを含む混合冷媒であって、
前記冷媒を減圧する減圧器として、ギヤ式電子膨張弁を備え、
前記ギヤ式電子膨張弁の潤滑グリースに、炭化水素系基油が用いられる、冷凍サイクル装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記潤滑グリースは、分子量10000以上のポリマーを有する炭化水素系基油を含む、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項3】
前記ポリマーは、ポリメタクリレートである、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項4】
前記潤滑グリースは、粘土系増ちょう剤を含む、請求項1乃至3の何れか1項に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項5】
前記粘土系増ちょう剤は、ベントナイトである、請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
【請求項6】
前記潤滑グリースは、二硫化モリブデンを含む、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍サイクル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、空気調和機に使用される冷媒のGWP(地球温暖化係数:Global Warming Potential、地球温暖化係数)を規制する動きがある。GWPは、環境影響度を示す指標である。日本では、フロン排出抑制法の改正により、指定製品毎の加重平均で目標値が設定されている。家庭用エアコンについては、2018年までにGWPを750にすることが目標になっている。また、店舗・オフィス用エアコンについては、2020年までにGWPを750に、コンデンシングユニット及び定置式冷凍冷蔵ユニット(以下、冷凍機等と略する。)については、2025年までにGWP1500にすることが目標になっている。
【0003】
冷凍機用の冷媒としては、フロン排出抑制法との関係から、GWPが1500以下であり、HFO1234yfやHFO1234zeを含む不燃性の混合冷媒が注目されてきた。例えば、R448A(HFC32/HFC125/HFC134a/HFO1234ze/HFO1234yf)や、R449A(HFC32/HFC125/HFC134a/HFO1234yf)を用いた冷凍機が製品化されている。しかし、R448AやR449Aは、GWPを1100~1400程度に留めないと不燃化させることができないため、更なる低GWP化を進めるにあたって、燃焼性の抑制が必要とされている。
【0004】
このような状況下、トリフルオロヨードメタン(CF

I)を含み低GWPで不燃性の混合冷媒であるR466Aが注目されている。R466Aでは、現在のビル用マルチエアコン等で使用されているR410Aに近い冷凍能力が得られる。このため、据え付けの煩雑さや、大きな設計変更の必要がなく、環境適合性が高い空気調和機を提供できると期待されている。
【0005】
一方で、ビル用マルチエアコンの冷凍サイクル中には減圧器として電子膨張弁が数多く設置されている。電子膨張弁としては、特許文献1に示すような直動式が多く使用されているが、動作音が大きいため特に静穏性が必要な室内機周辺の場合はギヤ式電子膨張弁が採用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2001/006186号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電子膨張弁のギヤは樹脂製が多く、ギヤ同士の潤滑のためグリースが塗布される。しかしながら、上述のように、低GWPと不燃化とを両立できる混合冷媒の成分であるトリフルオロヨードメタン(CF

I)は、有機物に対しての溶解性が非常に高い。このため、グリースは、ギヤ表面から洗い流されてしまう。これにより、ギヤ間の潤滑が不足してギヤ動作電圧が大きくなり、電子膨張弁の動作不良を起こすという懸念がある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、トリフルオロヨードメタンを含む混合冷媒を用いつつ、長期信頼性の高い冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、冷媒が循環する冷凍サイクル装置であって、前記冷媒は、トリフルオロヨードメタンを含む混合冷媒であって、前記冷媒を減圧する減圧器として、ギヤ式電子膨張弁を備え、前記ギヤ式電子膨張弁の潤滑グリースに、炭化水素系基油が用いられる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、長期信頼性の高い冷凍サイクル装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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