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公開番号2023078839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192137
出願日2021-11-26
発明の名称検出装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06T 1/00 20060101AFI20230531BHJP(計算;計数)
要約【課題】データオーバーフローを生じることなく検出精度の向上を図ることができる検出装置を提供する。
【解決手段】光電変換素子を備えたM列N行の検出素子が検出領域内においてマトリクス状に配列されセンサ部と、検出素子に生じる電圧に基づき、検出素子に対応する検出値を算出する検出部と、を備える。検出部は、m列n行に配置された検出素子の電圧V<m,n>と、m列n+1行目に配置された検出素子の電圧V<m,n+1>との電位差ΔV<m,n>を第1検出値とし、下記(1)式及び(2)式を用いて、第2検出値V<m,n>’を算出する。
V<m,n>’=V<m,n+1>’+ΔV<m,n>・・・(1)
V<m,N+1>’=0・・・(2)
【選択図】図22
特許請求の範囲【請求項1】
光電変換素子を備えた複数の検出素子が検出領域内においてマトリクス状に配列されセンサ部と、
前記検出素子に生じる電圧に基づき、前記検出素子に対応する検出値を算出する検出部と、
を備え、
前記センサ部は、
前記検出領域において、第1方向に並ぶ検出素子の数がMであり、前記第1方向とは異なる第2方向に並ぶ検出素子の数がNであり、
前記検出部は、
前記第1方向のm列目(mはM以下の自然数)に配置され、かつ、前記第2方向のn行目(nはN以下の自然数)に配置されたm列n行の検出素子の電圧V<m,n>と、前記第1方向のm列目に配置され、かつ、前記第2方向のn+1行目に配置されたm列n+1行の検出素子の電圧V<m,n+1>との電位差ΔV<m,n>を、m列n行の検出素子に対応する第1検出値とし、下記(1)式及び(2)式を用いて、m列n行の検出素子に対応する第2検出値V<m,n>’を算出する、
検出装置。
V<m,n>’=V<m,n+1>’+ΔV<m,n>・・・(1)
V<m,N+1>’=0・・・(2)
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1方向のm列目に配置され、かつ、前記第2方向のN行目に配置されたm列N行の検出素子の電圧V<m,N>と、所定のオフセット電圧との電位差ΔV<m,N>を、m列N行の検出素子に対応する第1検出値として、前記第2検出値V<m,n>’を算出する、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記第1方向に並ぶ検出素子に読出制御信号を供給する読出制御走査線と、
前記読出制御走査線を前記第2方向に沿って順次選択する駆動回路と、
前記第2方向に並ぶ検出素子に生じる電圧が供給される出力信号線と、
を備え、
前記検出部は、
前記出力信号線が電気的に接続される、
請求項2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記検出部は、
前記第2方向に隣接する検出素子にそれぞれ生じる電圧の電位差を出力する差動増幅回路と、
前記差動増幅回路の非反転入力に接続された第1容量素子と、
前記差動増幅回路の反転入力に接続された第2容量素子と、
前記読出制御走査線の選択切り替えに同期して、前記差動増幅回路の前記非反転入力と前記反転入力とを切り替えて、前記出力信号線と電気的に接続するスイッチ回路と、
を含む、
請求項3に記載の検出装置。
【請求項5】
前記差動増幅回路は、
前記第1容量素子にチャージされた電圧と前記第2容量素子にチャージされた電圧との電位差を出力する、
請求項4に記載の検出装置。
【請求項6】
前記検出部は、
第1検出値ΔV<m,n>に対し、第1検出値ΔV<m,n+1>の符号を反転させる、
請求項4又は5に記載の検出装置。
【請求項7】
前記検出領域内の全ての出力信号線のうちの複数の出力信号線を同時に選択して前記検出部に電気的に接続する信号線選択回路を備え、
前記検出部は、
前記信号線選択回路によって同時に選択される複数の出力信号線に対し、それぞれ1つの前記差動増幅回路が設けられている、
請求項6に記載の検出装置。
【請求項8】
前記差動増幅回路は、
第1検出素子に生じる電圧と、前記検出領域内において前記第1検出素子と前記第2方向に隣接する第2検出素子に生じる電圧との電位差を増幅して出力する、
請求項4から7の何れか一項に記載の検出装置。
【請求項9】
光電変換素子を備えた複数の検出素子が検出領域内においてマトリクス状に配列されセンサ部と、
前記検出素子に生じる電圧に基づき、前記検出素子に対応する検出値を算出する検出部と、
を備え、
前記センサ部は、
前記検出領域において、第1方向に並ぶ検出素子の数がMであり、前記第1方向とは異なる第2方向に並ぶ検出素子の数がNであり、
前記検出部は、
前記第1方向のm列目(mはM以下の自然数)に配置され、かつ、前記第2方向のn行目(nはN以下の自然数)に配置されたm列n行の検出素子の電圧V<m,n>と、前記第1方向のm+1列目に配置され、かつ、前記第2方向のn行目に配置されたm+1列n行の検出素子の電圧V<m+1,n>との電位差ΔV<m,n>を、m列n行の検出素子に対応する第1検出値とし、下記(3)式及び(4)式を用いて、m列n行の検出素子に対応する第2検出値V<m,n>’を算出する、
検出装置。
V<m,n>’=V<m+1,n>’+ΔV<m,n>・・・(3)
V<M+1,n>’=0・・・(4)
【請求項10】
前記第1方向のM列目に配置され、かつ、前記第2方向のn行目に配置されたM列n行の検出素子の電圧V<M,n>と、所定のオフセット電圧との電位差ΔV<M,n>を、M列n行の検出素子に対応する第1検出値として、前記第2検出値V<m,n>’を算出する、
請求項9に記載の検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検出装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、個人認証等に用いられる生体センサとして、光学式の生体センサが知られている。生体センサとして、指紋センサ(例えば、特許文献1参照)や静脈センサが知られている。特許文献1に記載されている指紋センサは、フォトダイオード等の光電変換素子が半
導体基板上に複数配列されている。光電変換素子は、照射される光量に応じて出力される信号が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/0012069号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、指紋等の被検出体の表面の凹凸や指内部の静脈等を検出する場合、各光電変換素子から出力される信号の微弱な差異を検出するためにアナログ段の増幅度を上げると、後段のデジタル処理プロセスにおいてデータオーバーフロー(桁溢れ)が生じて良好な検出が行えない場合がある。
【0005】
本発明は、データオーバーフローを生じることなく検出精度の向上を図ることができる検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る検出装置は、光電変換素子を備えた複数の検出素子が検出領域内においてマトリクス状に配列されセンサ部と、前記検出素子に生じる電圧に基づき、前記検出素子に対応する検出値を算出する検出部と、を備え、前記センサ部は、前記検出領域において、第1方向に並ぶ検出素子の数がMであり、前記第1方向とは異なる第2方向に並ぶ検出素子の数がNであり、前記検出部は、前記第1方向のm列目(mはM以下の自然数)に配置され、かつ、前記第2方向のn行目(nはN以下の自然数)に配置されたm列n行の検出素子の電圧V<m,n>と、前記第1方向のm列目に配置され、かつ、前記第2方向のn+1行目に配置されたm列n+1行の検出素子の電圧V<m,n+1>との電位差ΔV<m,n>を、m列n行の検出素子に対応する第1検出値とし、下記(1)式及び(2)式を用いて、m列n行の検出素子に対応する第2検出値V<m,n>’を算出する。
【0007】
V<m,n>’=V<m,n+1>’+ΔV<m,n>・・・(1)
【0008】
V<m,N+1>’=0・・・(2)
【0009】
本開示の一態様に係る検出装置は、光電変換素子を備えた複数の検出素子が検出領域内においてマトリクス状に配列されセンサ部と、前記検出素子に生じる電圧に基づき、前記検出素子に対応する検出値を算出する検出部と、を備え、前記センサ部は、前記検出領域において、第1方向に並ぶ検出素子の数がMであり、前記第1方向とは異なる第2方向に並ぶ検出素子の数がNであり、前記検出部は、前記第1方向のm列目(mはM以下の自然数)に配置され、かつ、前記第2方向のn行目(nはN以下の自然数)に配置されたm列n行の検出素子の電圧V<m,n>と、前記第1方向のm+1列目に配置され、かつ、前記第2方向のn行目に配置されたm+1列n行の検出素子の電圧V<m+1,n>との電位差ΔV<m,n>を、m列n行の検出素子に対応する第1検出値とし、下記(3)式及び(4)式を用いて、m列n行の検出素子に対応する第2検出値V<m,n>’を算出する。
【0010】
V<m,n>’=V<m+1,n>’+ΔV<m,n>・・・(3)
(【0011】以降は省略されています)

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