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公開番号2023078821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192115
出願日2021-11-26
発明の名称錠部材
出願人株式会社WEST inx
代理人個人
主分類E05C 1/00 20060101AFI20230531BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】意図しない錠ボルトの突出に起因する問題の発生を抑制可能な錠部材を提供する。
【解決手段】錠ケースと錠ボルト11を有し、錠ケースに対して錠ボルト11の一部が出退する錠部材において、突出規制部材85を有するものとする。また、突出規制部材85が突出規制位置に配されることで、突出規制部材85によって錠ボルト11の突出が規制される規制状態となるものとし、突出規制部材85が非規制位置に配されることで、突出規制部材85が錠ボルト11の突出を規制しない非規制状態となるものとする。そして、突出規制部材85は、戸が移動する際の遠心力によって非規制位置から突出規制位置に移動するものとする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
戸に取り付けて使用するものであり、錠ケースと錠ボルトを有し、前記錠ケースに対して前記錠ボルトの一部が出退する錠部材であって、
突出規制部材を有し、前記突出規制部材が突出規制位置に配されることで、前記突出規制部材によって前記錠ボルトの突出が規制される規制状態となるものであり、
前記突出規制部材が非規制位置に配されることで、前記突出規制部材が前記錠ボルトの突出を規制しない非規制状態となるものであり、
前記突出規制部材は、前記戸が移動する際の遠心力によって前記非規制位置から前記突出規制位置に移動することを特徴とする錠部材。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記突出規制部材が自重によって下方に移動することで前記突出規制位置から前記非規制位置へ移動し、前記規制状態から前記非規制状態に移行することを特徴とする請求項1に記載の錠部材。
【請求項3】
前記突出規制部材は、前記戸が移動する際の遠心力が一定以上である場合に、重力に逆らって上方に移動し、前記非規制位置から前記突出規制位置に移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の錠部材。
【請求項4】
前記錠ボルトは、ボルト側溝部を有し、
前記錠ケース、又は、前記錠ケースに収容される他部材には、ケース側溝部が設けられ、
前記錠ボルトが退入した状態において、前記ボルト側溝部と前記ケース側溝部が一連の連結溝を形成するものであり、
前記突出規制位置は、前記連結溝内の前記ボルト側溝部と前記ケース側溝部の境界となる位置を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の錠部材。
【請求項5】
前記突出規制部材は、球体であり、
前記連結溝は、少なくとも一部が上方に向かって延びた溝であり、
前記突出規制部材が前記突出規制位置から前記非規制位置へと移動するとき、前記突出規制部材は、少なくとも一部が前記連結溝内に位置した状態で、前記連結溝に沿って移動することを特徴とする請求項4に記載の錠部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、錠部材に関するものであり、特に、磁力でラッチを移動させるマグネットラッチ構造において好適に採用可能な錠部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
戸に取り付けられるラッチ錠と、戸枠に取り付けられるラッチ受けを有し、戸を開状態から閉状態に移行させてラッチ錠がラッチ受けに近づくと、磁力によってラッチ錠の錠ケースからラッチ(ラッチボルト)が突出するマグネットラッチ構造が広く知られている。
このようなマグネットラッチ構造では、ラッチ錠側と、ラッチ受け側の一方に永久磁石を設ける。例えば、ラッチ受け側に永久磁石を設けた場合、戸がラッチ受けに近づくことによってラッチが磁力で吸着されて突出し、施錠(空締り)される。つまり、ラッチ錠側とラッチ受け側の一方に永久磁石を設けると共に、この永久磁石に吸着される部分を他方に設け、磁力によってラッチを動作させる構造となっている。
このようなマグネットラッチ構造(マグネットラッチ)として、例えば、特許文献1に開示されたマグネットラッチ錠がある。
【0003】
特許文献1のマグネットラッチ錠においても、戸を閉じていくことでラッチボルトが錠箱から突出し、ストライク側(ラッチ受け側)の筐体に形成された開口部分から筐体内にラッチボルトの一部が入り込むことで、戸が施錠された状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平08-13884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、従来のマグネットラッチ構造でドアが勢いよく閉められた場合、ドアが戸当たり等に当たってバウンドしてしまう(跳ね返ってしまう)場合があった。すなわち、ドアが閉じ方向に勢いよく移動し、ドアが閉じた状態の際に配される位置まで移動した後、間を置かずにドアが勢いよく開き方向に移動してしまうことがあった。
【0006】
このような場合、従来のマグネットラッチ構造では、ラッチが想定とは異なる場所で突出してしまうという問題が生じてしまう。例えば、ストライク(ラッチ受け)には、ラッチがドアを閉じた際に収容される孔(以下、収容孔とも称す)が設けられているが、この収容孔よりもドアの閉じ方向で上流側となる位置でラッチが突出してしまうことがある。この場合、ラッチがストライクの金属板(化粧板)等の部材に当接してしまい、意図しない大きな音(騒音)が生じてしまう場合がある。
【0007】
そこで本発明は、意図しない錠ボルトの突出に起因する問題の発生を抑制可能な錠部材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、戸に取り付けて使用するものであり、錠ケースと錠ボルトを有し、前記錠ケースに対して前記錠ボルトの一部が出退する錠部材であって、突出規制部材を有し、前記突出規制部材が突出規制位置に配されることで、前記突出規制部材によって前記錠ボルトの突出が規制される規制状態となるものであり、前記突出規制部材が非規制位置に配されることで、前記突出規制部材が前記錠ボルトの突出を規制しない非規制状態となるものであり、前記突出規制部材は、前記戸が移動する際の遠心力によって前記非規制位置から前記突出規制位置に移動することを特徴とする錠部材である。
【0009】
本様相の錠部材によると、戸が勢いよく閉められるとその遠心力によって突出規制部材が移動し、突出規制部材によって錠ボルトの突出が規制される。すなわち、戸が勢いよく閉められても錠ボルトが意図しない位置で突出しないので、この意図しない錠ボルトの突出に起因する問題の発生を抑制できる。
また、本様相の錠部材によると、戸の閉じ速度を検知するセンサ等を使用することなく、安価に製造可能な簡易な構造で、意図しない錠ボルトの突出に起因する問題の発生を抑制できる。
【0010】
上記した様相は、前記突出規制部材が自重によって下方に移動することで前記突出規制位置から前記非規制位置へ移動し、前記規制状態から前記非規制状態に移行することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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