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公開番号2023078817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192108
出願日2021-11-26
発明の名称筆記具用水性インク組成物及び筆記具
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C09D 11/16 20140101AFI20230531BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】低光沢で、均一な塗膜を形成し、非吸収面に筆記しても、耐擦過性、耐水固着性などに優れた筆記具用水性インク組成物及び筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の筆記具用水性インク組成物は、少なくとも、色材、イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物、OH基を2つ以上もつポリオール、水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョン、水とを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、色材と、イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物と、OH基を2つ以上もつポリオールと、水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンと、水とを含むことを特徴とする、筆記具用水性インク組成物。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物の質量平均分子量が3,000~400,000であることを特徴とする、請求項1記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項3】
前記色材が顔料であることを特徴とする、請求項1又は2記載の筆記具用水性インク組成物。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一つに記載の筆記具用水性インク組成物を搭載したことを特徴とする、筆記具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、低光沢で均一な塗膜を形成し、非吸収面に筆記しても、耐擦過性及び耐水固着性に優れた筆記具用水性インク組成物及び筆記具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来における、耐擦過性、耐水固着性などを良好としてなる筆記具用などの水性インク組成物等として、例えば、
〔1〕 疎水性染料あるいは溶剤易溶性顔料から選ばれる疎水性着色剤を溶解した酸性基を含んだ疎水性樹脂をアルカリ物質にて水溶性塩として水に溶解あるいは分散した着色剤水溶液を含む水性インクであって、疎水性着色剤がインク組成物全体に対して0.5~10wt%の範囲で含有すると共に、疎水性着色剤と疎水性樹脂の重量比率が1:5~5:1の範囲、酸性基を含んだ疎水性樹脂のアルカリによる中和度が0.1以上であることを特徴とする水性インク(例えば、特許文献1参照)、
〔2〕 ガラスや陶器の表面に筆記した場合であっても、その筆跡が十分に耐水性、耐温水性、耐擦過性に優れる性質を有るようなインキを提供するために、アクリルシリコーン系樹脂エマルジョン、顔料、分散剤及び水性溶剤を含有するガラス表面及び陶器表面用水性インキ組成物(例えば、特許文献2参照)、
〔3〕 非浸透性の被筆記体に対する定着性、追従定着性、ならびに光輝性顔料粒子のハードケーキ化防止性および再分散性に優れる筆記具用水性インキ組成物を提供するために、水と、光輝性顔料粒子と、酸価およびアミン価を有する湿潤分散剤と、弾性重合体と、を含むことを特徴とする筆記具用水性インク組成物(例えば、特許文献3参照)
などが知られている。
【0003】
しかしながら、上記特許文献1~3に記載の筆記具用などの水性インク組成物等において、未だ非吸収面などに筆記した際に、耐擦過性、耐水固着性などが不十分であり、低光沢で、均一な塗膜を形成し、非吸収面に筆記しても、耐擦過性、耐水固着性などに優れた筆記具用水性インク組成物及び筆記具が切望されているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-143410号公報 (特許請求の範囲、実施例等)
特開2014-105282号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2019-119855号公報(特許請求の範囲、実施例等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来技術の課題及び現状などに鑑み、これを解消しようとするものであり、低光沢で、均一な塗膜を形成し、非吸収面に筆記しても、耐擦過性、耐水固着性などに優れた筆記具用水性インク組成物及び筆記具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記従来の課題等に鑑み、鋭意研究を行った結果、少なくとも、色材と、特定物性の共重合物の中和物と、OH基を2つ以上もつポリオールと、水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンと、水とを含むことにより、上記目的の筆記具用水性インク組成物及び筆記具が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0007】
すなわち、本発明の筆記具用水性インク組成物は、少なくとも、色材と、イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物と、OH基を2つ以上もつポリオールと、水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンと、水とを含むことを特徴とする。
前記イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物の質量平均分子量が3,000~400,000であることが好ましい。
前記色材が顔料であることが好ましい。
本発明の筆記具は、上記構成の筆記具用水性インク組成物を搭載したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、低光沢で、均一な塗膜を形成し、非吸収面に筆記しても、耐擦過性、耐水固着性などに優れた筆記具用水性インク組成物及び筆記具が提供される。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるものである。上述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。但し、本発明の技術的範囲は下記で詳述する実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。また、本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識(設計事項、自明事項を含む)に基づいて実施することができる。
【0010】
〈筆記具用水性インク組成物〉
本発明の筆記具用水性インク組成物は、少なくとも、色材と、イソブチレン・無水マレイン酸共重合物の中和物と、OH基を2つ以上もつポリオールと、水溶性樹脂及び/又は樹脂エマルジョンと、水とを含むことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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