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公開番号2023078810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192099
出願日2021-11-26
発明の名称スクロール圧縮機
出願人株式会社石川エナジーリサーチ
代理人個人,個人,個人
主分類F04C 18/02 20060101AFI20230531BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】運転効率を高めることが出来るスクロール圧縮機を提供する。
【解決手段】スクロール圧縮機10は、固定スクロール21と、固定スクロール21に対して旋回可能に配置された可動スクロール20と、固定スクロール21と可動スクロール20との間隙として形成される圧縮空間43と、可動スクロール20に駆動力を与えるシャフト18と、ケーシング11と、を具備する。ケーシング11とシャフト18の端部との間には、ベアリング50が介装される。ベアリング50は、内輪部501と、外輪部502と、を有する。ケーシング11の内面には、外輪部502の外周部が嵌め込まれるベアリング固定部51が形成される。ベアリング固定部51の一部を開口することにより開口部52が形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、ケーシングと、を具備し、
前記ケーシングと前記シャフトの端部との間には、ベアリングが介装され、
前記ベアリングは、内輪部と、外輪部と、を有し、
前記ケーシングの内面には、前記外輪部の外周部が嵌め込まれるベアリング固定部が形成され、
前記ベアリング固定部の一部を開口することにより開口部が形成されることを特徴とするスクロール圧縮機。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記開口部は、前記ベアリング固定部の側方部分に形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
【請求項3】
前記ケーシングの前記内面であって、前記開口部が形成された部分を凹状にすることで凹状部が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスクロール圧縮機。
【請求項4】
前記凹状部は、前記ベアリング固定部の内側から、前記ベアリング固定部の外側に跨がって連続して形成されることを特徴とする請求項3に記載のスクロール圧縮機。
【請求項5】
前記ベアリング固定部は、内側部と、延伸部と、を有し、
前記内側部は、前記ベアリング固定部の内部に形成され、
前記延伸部は、前記内側部と連続し、前記開口部を経由して前記ベアリング固定部の外部まで伸びることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のスクロール圧縮機。
【請求項6】
前記内側部は、略円形を呈し、
前記内側部の外径は、前記ベアリングの前記内輪部の外径よりも大きく、且つ、前記ベアリングの前記外輪部の内径よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載のスクロール圧縮機。
【請求項7】
前記ベアリング固定部の上方側に、冷媒を前記ケーシングの内部に取り込む取込口が形成されることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載のスクロール圧縮機。
【請求項8】
前記シャフトの内部には内側孔部が形成され、
前記内側孔部の一端は、前記ベアリング固定部の内部に臨み、
前記内側孔部の他端は、前記可動スクロールを駆動させる旋回機構の近傍に配置されることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のスクロール圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクロール圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なスクロール圧縮機は、スクロール本体に固定スクロールが固定され、この固定スクロールに対して可動スクロールが旋回可能に組み合わされている。スクロール圧縮機を運転すると、旋回中心を回転軸にして可動スクロールが旋回することで、スクロール圧縮機の周辺部から、固定スクロールと可動スクロールとの間に導入された流体は、両者の間で圧縮されながら、中心部に向かって移動する。中心部に達した流体は、圧縮された状態で系外に供給される。このような構成のスクロール圧縮機は、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4635660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した一般的な構成を有するスクロール圧縮機では、運転効率の観点から改善の余地があった。
【0005】
具体的には、前述したスクロール圧縮機では、シャフトの回転力により可動スクロールを旋回させていた。また、シャフトの両端部は、ベアリングを介してスクロール圧縮機のケーシングにより支持されていた。ここで、ベアリングを良好に回転するためには、ベアリングに対して潤滑油を供給する必要があるが、ケーシングの内部は密閉空間である。よって、ベアリングに対して充分に給油することが簡単ではなく、ベアリングへの給油が不足すると、ベアリングの回転抵抗が大きくなり、スクロール圧縮機が消費するエネルギが増大する課題があった。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転効率を高めることが出来るスクロール圧縮機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のスクロール圧縮機は、固定スクロールと、前記固定スクロールに対して旋回可能に配置された可動スクロールと、前記固定スクロールと前記可動スクロールとの間隙として形成される圧縮空間と、前記可動スクロールに駆動力を与えるシャフトと、ケーシングと、を具備し、前記ケーシングと前記シャフトの端部との間には、ベアリングが介装され、前記ベアリングは、内輪部と、外輪部と、を有し、前記ケーシングの内面には、前記外輪部の外周部が嵌め込まれるベアリング固定部が形成され、前記ベアリング固定部の一部を開口することにより開口部が形成されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記開口部は、前記ベアリング固定部の側方部分に形成されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記ケーシングの前記内面であって、前記開口部が形成された部分を凹状にすることで凹状部が形成されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明のスクロール圧縮機では、前記凹状部は、前記ベアリング固定部の内側から、前記ベアリング固定部の外側に跨がって連続して形成されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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