TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023078806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192089
出願日2021-11-26
発明の名称ケラチン繊維を処置するための固体組成物
出願人ロレアル,L’OREAL
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ケラチン繊維に塗布する場合に、十分な指通り、絡み除去/コーミング及びケラチン繊維の柔軟性等の有利な美容効果をケラチン繊維に提供しながら、固体組成物の本来のべとつきを、少なくとも美容上許容可能なレベルに低減することができる、固体組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、(a)(a-i)少なくとも1種の第1のワックス、(a-ii)少なくとも1種の第2のワックス、及び(a-iii)25℃において10cst超の粘度を有する少なくとも1種のシリコーン油を含む脂肪相;並びに(b)(b-i)少なくとも1種のポリオール、及び(b-ii)水を含む複数の水性相を含み、第1のワックスが天然起源のワックスから選択され、第2のワックスが合成起源のワックスから選択され、水性相が脂肪相中に分散している、毛髪等のケラチン繊維用の固体組成物、好ましくは固体化粧用組成物に関する。ケラチン繊維に塗布する場合に、十分な指通り、絡み除去/コーミング及びケラチン繊維の柔軟性等の有利な美容効果をケラチン繊維に提供しながら、本発明による固体組成物の本来のべとつきを、少なくとも美容上許容可能なレベルに低減することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)
(a-i)少なくとも1種の第1のワックス、
(a-ii)少なくとも1種の第2のワックス、及び
(a-iii)25℃において10cst超の粘度を有する少なくとも1種のシリコーン油
を含む脂肪相;並びに
(b)
(b-i)少なくとも1種のポリオール、及び
(b-ii)水
を含む複数の水性相
を含み、
第1のワックスが天然起源のワックスから選択され、
第2のワックスが合成起源のワックスから選択され、
水性相が脂肪相中に分散している、毛髪等のケラチン繊維用の固体組成物、好ましくは固体化粧用組成物。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
(a-i)第1のワックスがホホバエステルである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
(a-i)第1のワックスの量が、組成物の総質量に対して、1質量%~15質量%、好ましくは2質量%~10質量%、より好ましくは3質量%~5質量%である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
(a-ii)第2のワックスがポリエチレンワックスである、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
(a-ii)第2のワックスの量が、組成物の総質量に対して、1質量%~15質量%、好ましくは2質量%~10質量%、より好ましくは3質量%~5質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
(a-iii)シリコーン油が、直鎖状又は環状ポリジメチルシロキサンから選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
(a-iii)シリコーン油が、25℃において、1,000cst以上、好ましくは5,000cst以上、より好ましくは10,000cst以上の粘度を有する直鎖状ポリジメチルシロキサンである、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
(a-iii)シリコーン油の量が、組成物の総質量に対して、10質量%~50質量%、好ましくは15質量%~45質量%、より好ましくは20質量%~40質量%である、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
(a)脂肪相の量が、組成物の総質量に対して、20質量%~60質量%、好ましくは25質量%~55質量%、より好ましくは30質量%~50質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
(b-i)ポリオールが、グリセリン、グリコール、及びこれらの混合物から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪等のケラチン繊維を処置するための組成物、及び該組成物に関する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪美容処置の分野において、毛髪への塗布中に化粧用組成物のテクスチャが変化することは、より心地よい使用感を提供することができるため、好ましい。
【0003】
このような、塗布中のテクスチャ変化を実現することができる化粧用組成物の例は、塗布中に融解しうる固体油等の固体脂肪物質をベースとしうる。しかしながら、固体脂肪物質が本来有するべとつきを、塗布中に許容可能なレベルに低減することは、困難であることが多い。
【0004】
テクスチャ変化を実現するための別の例は、連続脂肪相としての固体脂肪物質中に水性分散相を含む、いわゆる固体エマルションをベースとしうる。しかしながら、注意深く検討しなければ、このような固体エマルションを調製することは困難である。
【0005】
WO2021/120084には、メイクアップのため及び/又は皮膚をケアするための、W/Oエマルションの形態の固体組成物が開示されている。WO2021/120084に開示されている固体組成物は、皮膚に塗布される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2021/120084
仏国特許出願公開第8516334(A)号
米国特許第4,957,732号
欧州特許第0186507号
欧州特許出願第0342834号
【非特許文献】
【0007】
Walter NOLL著、「Chemistry and Technology of Silicones」(1968)、Academic Press
Cosmetics and Toiletries、Vol. 91、Jan. 76、27~32頁、TODD & BYERS、「Volatile Silicone Fluids for Cosmetics」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
WO2021/120084に開示されている固体組成物を、皮膚ではなく毛髪等のケラチン繊維に塗布する場合に、固体組成物の本来のべとつきの低減が不十分であり、ケラチン繊維に提供される美容効果もまた不十分であることが見出された。
【0009】
本発明の目的は、ケラチン繊維に塗布する場合に、十分な指通り、絡み除去/コーミング及びケラチン繊維の柔軟性等の有利な美容効果をケラチン繊維に提供しながら、固体組成物の本来のべとつきを、少なくとも美容上許容可能なレベルに低減することができる、固体組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的は、
(a)
(a-i)少なくとも1種の第1のワックス、
(a-ii)少なくとも1種の第2のワックス、及び
(a-iii)25℃において10cst超の粘度を有する少なくとも1種のシリコーン油
を含む脂肪相;並びに
(b)
(b-i)少なくとも1種のポリオール、及び
(b-ii)水
を含む複数の水性相
を含み、
第1のワックスが天然起源のワックスから選択され、
第2のワックスが合成起源のワックスから選択され、
水性相が脂肪相中に分散している、毛髪等のケラチン繊維用の固体組成物、好ましくは固体化粧用組成物によって達成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
逆流防止用具
2か月前
個人
エアリフター
2か月前
個人
X線用貼付剤
3か月前
個人
段差昇降装置
2か月前
個人
シミ皮膚改善剤
2か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
株式会社東亜産業
温熱具
1か月前
個人
電動式孫の手
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
1か月前
株式会社コーセー
組成物
1か月前
個人
根管治療用のファイル
1か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
1か月前
株式会社ニデック
検眼装置
1か月前
株式会社いうら
介助リフト
17日前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
2か月前
個人
マッサージガン保持具
11日前
株式会社コロナ
サウナ装置
3か月前
個人
弾性材一体コルセット
24日前
個人
医療用チューブ保護具
3か月前
個人
光脱毛器
2か月前
株式会社ノエビア
シワ改善剤
18日前
株式会社コーセー
毛髪化粧料
1か月前
株式会社ダリヤ
整髪料組成物
3日前
株式会社成和化成
皮膚外用剤
18日前
株式会社ダリヤ
洗浄剤組成物
3か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
1か月前
個人
つぼ刺激用テープ
1か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
17日前
大正製薬株式会社
固形組成物
16日前
株式会社ニデック
OCT装置
1か月前
株式会社ニデック
OCT装置
1か月前
株式会社コーセー
油性化粧料
1か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
1か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
2か月前
株式会社ニデック
OCT装置
3か月前
オンキヨー株式会社
電子機器
1か月前
続きを見る