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公開番号2023078796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192072
出願日2021-11-26
発明の名称インクジェットインク組成物及び記録方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類C09D 11/322 20140101AFI20230531BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】得られる記録物のカールを抑制することができ、かつ、目詰まり回復性に優れるインクジェットインク組成物を提供する。
【解決手段】色材と、無機酸化物粒子と、水溶解性ケイ酸塩と、水と、を含み、前記水溶解性ケイ酸塩の含有量が、インクの総量に対して、0.5質量%以下であり、水系インクである、インクジェット組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
色材と、無機酸化物粒子と、水溶解性ケイ酸塩と、水と、を含み、
前記水溶解性ケイ酸塩の含有量が、インクの総量に対して、0.5質量%以下であり、
水系インクである、インクジェットインク組成物。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記無機酸化物粒子の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、1.0質量%以上10質量%以下である、
請求項1に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項3】
固形分の含有量が、前記インクの総量に対して、5.0質量%以上である、
請求項1又は2に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項4】
前記色材の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、0.5質量%以上10質量%以下である、
請求項1~3のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項5】
前記水溶解性ケイ酸塩の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、0.00001質量%以上0.5質量%以下である、
請求項1~4のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項6】
前記色材として、自己分散顔料を含む、
請求項1~5のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項7】
前記水溶解性ケイ酸塩の含有量に対する前記無機酸化物粒子の含有量の比(無機酸化物粒子/水溶解性ケイ酸塩)が、3以上50000以下である、
請求項1~6のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項8】
水溶性有機溶剤を含み、
SP値が27.5(J/cm
3

1/2
以下である水溶性有機溶剤S
1
の含有量が、前記水溶性有機溶剤の総量に対して、35質量%以下である、
請求項1~7のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項9】
前記水の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、80質量%以下である、
請求項1~8のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
【請求項10】
アミノ酸を含む、
請求項1~9のいずれか1項に記載のインクジェットインク組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットインク組成物及び記録方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方法は、比較的単純な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。その中で、発色性及び吐出安定性等について種々の検討がなされている。例えば、特許文献1には、優れた発色性を得ながら、印刷物の濡れ摩擦性等に優れるインク組成物を提供することを目的として、顔料粒子と、所定量の無機酸化物粒子と、ラクタム系溶剤とを含有し、顔料粒子と無機酸化物粒子の体積平均粒子径を所定の範囲に特定したインク組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-176235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、インクジェットヘッドのノズルプレートは良好な撥水性を有しており、これによって、ノズルから吐出されるインク組成物がノズル周囲に付着しにくくなるようにしている。しかしながら、特許文献1のように無機酸化物粒子を含むインク組成物はノズルプレートにより撥水されにくく、ノズル周囲にインクが付着しやすいことが分かってきた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のインクジェットインク組成物は、色材と、無機酸化物粒子と、水溶解性ケイ酸塩と、水と、を含み、上記水溶解性ケイ酸塩の含有量が、インクの総量に対して、0.5質量%以下であり、水系インクである。
【0006】
本発明の記録方法は、上記のいずれか1つに記載のインクジェットインク組成物を、インクジェットヘッドから吐出して記録媒体に付着させる工程を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の記録方法で用いる記録装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
【0009】
1.インクジェットインク組成物
本実施形態に係るインクジェットインク組成物(以下、単に「インク組成物」ともいう。)は、色材と、無機酸化物粒子と、水溶解性ケイ酸塩と、水と、を含み、水溶解性ケイ酸塩の含有量が、インクの総量に対して、0.5質量%以下である水系インクである。
【0010】
従来、普通紙などにおいて水系インク組成物を用いて記録を行う場合は、記録物にカールが発生するという課題がある。そこで、無機酸化物粒子を含むインク組成物を用いることにより、得られる記録物のカールを抑制する方法が知られている。しかしながら、単に無機酸化物粒子を含むインク組成物はノズルプレートの撥水性が低く、ノズル周囲にインクが付着しやすいことが分かってきた。このようなインクの付着が生じると、飛行曲がりの原因となり間欠印字安定性が損なわれ、ノズルプレートの清掃が必要になったりする。また、ノズルの近傍でインクが乾燥すると、無機酸化物粒子が凝集体として析出し、ノズル詰まりが生じ、目詰まり回復性が損なわれる。
(【0011】以降は省略されています)

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