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公開番号2023078793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192069
出願日2021-11-26
発明の名称車両屋根上監視装置及び車両屋根上監視方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人
主分類H04N 7/18 20060101AFI20230531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】配置に制約があり鉄道車両の屋根上の同一領域を同時に2方向から撮像できない場合でも、2方向から撮像された同一領域の映像を同時に再生することができる車両屋根上監視装置を提供する。
【解決手段】車両屋根上監視装置1は、第1撮像領域41を通過する鉄道車両2の屋根上3を撮像する第1撮像部11と、第2撮像領域42を通過する鉄道車両2の屋根上3を撮像する第2撮像部12と、第1撮像領域41を鉄道車両2が通過するタイミングと第2撮像領域42を鉄道車両2が通過するタイミングの時間差を算出する時間差算出部19と、時間差算出部19が算出した時間差に基づいて、第1撮像部11が撮像した映像のうちの鉄道車両2の映像と第2撮像部12が撮像した映像のうちの鉄道車両2の映像の再生開始時刻をそろえる編集部20とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像する第1撮像部と、
第2撮像領域を通過する前記鉄道車両の屋根上を撮像する第2撮像部と、
前記第1撮像領域を前記鉄道車両が通過するタイミングと前記第2撮像領域を前記鉄道車両が通過するタイミングの時間差を算出する時間差算出部と、
前記時間差算出部が算出した前記時間差に基づいて、前記第1撮像部が撮像した映像のうちの前記鉄道車両の映像と前記第2撮像部が撮像した映像のうちの前記鉄道車両の映像の再生開始時刻をそろえる編集部と
を備える、車両屋根上監視装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記鉄道車両の通過経路上を跨ぐように設けられた1本の支柱を有する支持建造物をさらに備え、
前記第1撮像部は、前記1本の支柱に対して、前記通過経路の第1方向側の前記第1撮像領域に撮像方向を向けて設置され、
前記第2撮像部は、前記1本の支柱に対して、前記通過経路の前記第1方向側と反対側の第2方向側の前記第2撮像領域に撮像方向を向けて設置される、請求項1に記載の車両屋根上監視装置。
【請求項3】
前記第1撮像領域を通過する前記鉄道車両を検知する第1車両検知部と、
前記第2撮像領域を通過する前記鉄道車両を検知する第2車両検知部と
を備え、
前記時間差算出部は、前記第1車両検知部と前記第2車両検知部の検知結果を用いて前記時間差を算出する、請求項1又は請求項2に記載の車両屋根上監視装置。
【請求項4】
前記鉄道車両の速度を検知する速度検知部を備え、
前記時間差算出部は、前記速度検知部が検知した前記速度に基づいて前記時間差を算出する、請求項1又は請求項2に記載の車両屋根上監視装置。
【請求項5】
前記編集部は、前記鉄道車両を構成する複数の車両それぞれについて、前記第1撮像部が撮像した映像のうちの任意の車両の映像と前記第2撮像部が撮像した映像のうちの前記任意の車両の映像の再生時間が同じになるように編集する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両屋根上監視装置。
【請求項6】
第1撮像部が、第1撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像するステップと、
第2撮像部が、第2撮像領域を通過する前記鉄道車両の屋根上を撮像するステップと、
時間差算出部が、前記第1撮像領域を前記鉄道車両が通過するタイミングと前記第2撮像領域を前記鉄道車両が通過するタイミングの時間差を算出するステップと、
編集部が、前記時間差算出部が算出した前記時間差に基づいて、前記第1撮像部が撮像した映像のうちの前記鉄道車両の映像と前記第2撮像部が撮像した映像のうちの前記鉄道車両の映像の再生開始時刻をそろえるステップと
を備える、車両屋根上監視方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両屋根上監視装置及び車両屋根上監視方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道車両の屋根上には、パンタグラフ、空調装置、室外装置、鉄道車両無線アンテナ等の屋根上機器が設置されている。これらの屋根上機器を点検する際に、検査員が鉄道車両の屋根上に登って点検すると、感電や転落の危険が伴う。そのため、鉄道車両の通過時に屋根上をカメラで撮像し、その映像を後から地上で再生して鉄道車両の屋根上を観察する車両屋根上監視装置が開発されている(例えば、特許文献1等参照)。
【0003】
特許文献1の車両屋根上監視装置では、線路を挟むように支柱が立てられ、その支柱の上部に、線路に対して直交する方向に延びる梁が架けられている。支柱及び梁は、線路に沿う方向に所定距離だけ離間して2組設けられている。各梁の上に、鉄道車両の屋根上の同一領域を2方向から撮影できるようにカメラが設置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-312832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鉄道車両の屋根上は、屋根上機器による死角が発生するため、特許文献1の車両屋根上監視装置のように2台のカメラを用いて2方向から撮影する必要がある。しかしながら、車両屋根上監視装置の設置場所によっては、支柱の配置に制約があり、2台のカメラで鉄道車両の屋根上の同一領域を死角なく撮像できない場合がある。この場合には、2台のカメラは鉄道車両の屋根上の異なる領域を撮影することになる。このとき、カメラで撮像した映像を時刻同期させて再生すると、2台のカメラは異なる領域を表示した状態となり、1台のカメラで死角に異物又は不具合の疑いを発見した場合に、もう1台のカメラの再生映像を操作して、対象領域の撮像場面を表示する必要があった。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、配置に制約があり鉄道車両の屋根上の同一領域を同時に2方向から撮像できない場合でも、2方向から撮像された同一領域の映像を同時に再生することができる車両屋根上監視装置及び車両屋根上監視方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、車両屋根上監視装置は、第1撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像する第1撮像部と、第2撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像する第2撮像部と、第1撮像領域を鉄道車両が通過するタイミングと第2撮像領域を鉄道車両が通過するタイミングの時間差を算出する時間差算出部と、時間差算出部が算出した時間差に基づいて、第1撮像部が撮像した映像のうちの鉄道車両の映像と第2撮像部が撮像した映像のうちの鉄道車両の映像の再生開始時刻をそろえる編集部とを備える。
【0008】
また、本発明によれば、車両屋根上監視方法は、第1撮像部が、第1撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像するステップと、第2撮像部が、第2撮像領域を通過する鉄道車両の屋根上を撮像するステップと、時間差算出部が、第1撮像領域を鉄道車両が通過するタイミングと第2撮像領域を鉄道車両が通過するタイミングの時間差を算出するステップと、編集部が、時間差算出部が算出した時間差に基づいて、第1撮像部が撮像した映像のうちの鉄道車両の映像と第2撮像部が撮像した映像のうちの鉄道車両の映像の再生開始時刻をそろえるステップとを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、配置に制約があり鉄道車両の屋根上の同一領域を同時に2方向から撮像できない場合でも、2方向から撮像された同一領域の映像を同時に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の構成を示すブロック図である。
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の正面図である。
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の平面図である。
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の側面図である。
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の正面図である。
実施形態1に係る車両屋根上監視装置の各部の動作のタイミングを示す図である。
実施形態2に係る車両屋根上監視装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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