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公開番号2023078782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192054
出願日2021-11-26
発明の名称箔転写装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65C 9/24 20060101AFI20230531BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】箔フィルムの供給と巻き戻しの両方を実行可能な機構をコンパクトにすることができる箔転写装置を提供する。
【解決手段】箔転写装置は、供給リール31と、巻取リール35と、モータMと、第1ギヤ列100と、第2ギヤ列200と、箔フィルムFを巻取リール35で巻き取る供給動作、および、箔フィルムFを供給リール31に巻き戻す巻戻動作を実行可能な制御部300とを備える。第1ギヤ列100は、供給動作の実行時に供給リール31が箔フィルムFを送り出す送出方向に回転することを許容し、巻戻動作を実行するときに駆動力を伝達して供給リール31を送出方向と逆方向に回転させる振り子ギヤ110を有する。第2ギヤ列200は、供給動作の実行時に駆動力を伝達して巻取リール35を箔フィルムFを巻き取る巻取方向に回転させ、巻戻動作を実行するときに巻取リール35が巻取方向と逆方向に回転することを許容する振り子ギヤ210を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、
箔フィルムが巻回される供給リールと、
前記供給リールから送り出された箔フィルムを巻き取る巻取リールと、
モータと、
前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達可能な第1伝達機構と、
前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達可能な第2伝達機構と、
箔フィルムを前記巻取リールで巻き取る供給動作と、箔フィルムを前記供給リールに巻き戻す巻戻動作とを実行可能な制御部と、を備え、
前記第1伝達機構は、前記供給動作を実行するときに前記供給リールが箔フィルムを前記巻取リールに向けて送り出す送出方向に回転することを許容し、前記巻戻動作を実行するときに前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達して前記供給リールを前記送出方向と逆方向に回転させる第1伝達要素を有し、
前記第2伝達機構は、前記供給動作を実行するときに前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達して前記巻取リールを箔フィルムを巻き取る巻取方向に回転させ、前記巻戻動作を実行するときに前記巻取リールが前記巻取方向と逆方向に回転することを許容する第2伝達要素を有することを特徴とする箔転写装置。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
前記モータは、正逆回転可能であり、
前記第1伝達要素は、前記モータが正回転するときに前記モータから前記供給リールへの駆動力の伝達を遮断し、前記モータが逆回転するときに前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達する部材であり、
前記第2伝達要素は、前記モータが正回転するときに前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達し、前記モータが逆回転するときに前記モータから前記巻取リールへの駆動力の伝達を遮断する部材であり、
前記制御部は、前記供給動作を実行する場合に前記モータを正回転させ、前記巻戻動作を実行する場合に前記モータを逆回転させることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項3】
前記第1伝達要素は、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチであり、
前記第2伝達要素は、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチであることを特徴とする請求項2に記載の箔転写装置。
【請求項4】
箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、
箔フィルムが巻回される供給リールと、
前記供給リールから送り出された箔フィルムを巻き取る巻取リールと、
正逆回転可能なモータと、
前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達可能な第1ギヤ列と、
前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達可能な第2ギヤ列と、
箔フィルムを前記巻取リールで巻き取る供給動作と、箔フィルムを前記供給リールに巻き戻す巻戻動作とを実行可能な制御部と、を備え、
前記第1ギヤ列は、前記モータが正回転するときに前記モータから前記供給リールへの駆動力の伝達を遮断して前記供給リールが箔フィルムを前記巻取リールに向けて送り出す送出方向に回転することを許容し、前記モータが逆回転するときに前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達して前記供給リールを前記送出方向と逆方向に回転させる、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチを有し、
前記第2ギヤ列は、前記モータが正回転するときに前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達して前記巻取リールを箔フィルムを巻き取る巻取方向に回転させ、前記モータが逆回転するときに前記モータから前記巻取リールへの駆動力の伝達を遮断して前記巻取リールが前記巻取方向と逆方向に回転することを許容する、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチを有し、
前記制御部は、前記供給動作を実行する場合に前記モータを正回転させ、前記巻戻動作を実行する場合に前記モータを逆回転させることを特徴とする箔転写装置。
【請求項5】
前記モータは、正逆回転可能であり、
前記第1伝達要素は、前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達する伝達状態と、前記モータから前記供給リールへの駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り替え可能なクラッチであり、
前記第2伝達要素は、前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達する伝達状態と、前記モータから前記巻取リールへの駆動力の伝達を遮断する遮断状態とに切り替え可能なクラッチであり、
前記制御部は、前記供給動作を実行する場合に前記モータを正回転させるとともに、前記第1伝達要素を遮断状態に切り替え、前記第2伝達要素を伝達状態に切り替え、前記巻戻動作を実行する場合に前記モータを逆回転させるとともに、前記第1伝達要素を伝達状態に切り替え、前記第2伝達要素を遮断状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項6】
前記第1伝達要素および前記第2伝達要素は、電磁クラッチであることを特徴とする請求項5に記載の箔転写装置。
【請求項7】
箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、
箔フィルムが巻回される供給リールと、
前記供給リールから送り出された箔フィルムを巻き取る巻取リールと、
正逆回転可能なモータと、
前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達可能な第1ギヤ列と、
前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達可能な第2ギヤ列と、
箔フィルムを前記巻取リールで巻き取る供給動作と、箔フィルムを前記供給リールに巻き戻す巻戻動作とを実行可能な制御部と、を備え、
前記第1ギヤ列は、前記モータから前記供給リールへの駆動力の伝達を遮断して前記供給リールが箔フィルムを前記巻取リールに向けて送り出す送出方向に回転することを許容する遮断状態と、前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達して前記供給リールを前記送出方向と逆方向に回転させる伝達状態とに切り替え可能な第1電磁クラッチを有し、
前記第2ギヤ列は、前記モータから前記巻取リールに駆動力を伝達して前記巻取リールを箔フィルムを巻き取る巻取方向に回転させる伝達状態と、前記モータから前記巻取リールへの駆動力の伝達を遮断して前記巻取リールが前記巻取方向と逆方向に回転することを許容する遮断状態とに切り替え可能な第2電磁クラッチを有し、
前記制御部は、前記供給動作を実行する場合に前記モータを正回転させるとともに、前記第1電磁クラッチを遮断状態に切り替え、前記第2電磁クラッチを伝達状態に切り替え、前記巻戻動作を実行する場合に前記モータを逆回転させるとともに、前記第1電磁クラッチを伝達状態に切り替え、前記第2電磁クラッチを遮断状態に切り替えることを特徴とする箔転写装置。
【請求項8】
前記供給リールの回転速度を検知可能な回転速度検知部を備え、
前記制御部は、前記巻戻動作を実行する場合、前記回転速度検知部が検知した、当該巻戻動作を実行する直前に実行した供給動作における前記供給リールの回転速度に基づいて、前記モータの回転量を制御することを特徴とする請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の箔転写装置。
【請求項9】
前記第1伝達要素は、前記モータから前記供給リールに駆動力を伝達する伝達状態と、前記モータから前記供給リールへの駆動力の伝達を遮断する遮断状態とを切り替え可能なクラッチであり、
前記制御部は、前記供給動作を実行する場合に前記第1伝達要素を遮断状態に切り替え、前記巻戻動作を実行する場合に前記第1伝達要素を伝達状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の箔転写装置。
【請求項10】
前記第1伝達要素は、電磁クラッチであることを特徴とする請求項9に記載の箔転写装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、箔転写装置として、ロール状に巻回された箔フィルムを給送する給送部と、箔フィルムとトナー像が形成されたシートとを転写ニップで重ねることでトナー像に箔を転写する転写部と、転写部において転写された箔フィルムを巻き取る巻取部と、給送部における箔フィルムの巻き出しと巻き戻しを制御する制御部とを有するものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-072863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来技術の箔転写装置は、コピー機のような大型の画像形成装置に連結されてこの画像形成装置から排紙されたシートに箔を転写する大型の装置であるため、箔フィルムの供給と巻き戻しの両方を実行可能な機構も大型である。
【0005】
そこで、本発明は、箔フィルムの供給と巻き戻しの両方を実行可能な機構をコンパクトにすることができる箔転写装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した目的を達成するための箔転写装置は、箔を含む箔フィルムにシートを重ねて、シートに箔を転写する箔転写装置であって、箔フィルムが巻回される供給リールと、供給リールから送り出された箔フィルムを巻き取る巻取リールと、モータと、モータから供給リールに駆動力を伝達可能な第1伝達機構と、モータから巻取リールに駆動力を伝達可能な第2伝達機構と、箔フィルムを巻取リールで巻き取る供給動作、および、箔フィルムを供給リールに巻き戻す巻戻動作を実行可能な制御部と、を備える。
第1伝達機構は、供給動作を実行するときに供給リールが箔フィルムを巻取リールに向けて送り出す送出方向に回転することを許容し、巻戻動作を実行するときにモータから供給リールに駆動力を伝達して供給リールを送出方向と逆方向に回転させる第1伝達要素を有する。
第2伝達機構は、供給動作を実行するときにモータから巻取リールに駆動力を伝達して巻取リールを箔フィルムを巻き取る巻取方向に回転させ、巻戻動作を実行するときに巻取リールが巻取方向と逆方向に回転することを許容する第2伝達要素を有する。
【0007】
このような構成によれば、1つのモータで供給動作と巻戻動作を実行することができるので、箔フィルムの供給と巻き戻しの両方を実行可能な機構をコンパクトにすることができる。また、巻戻動作を実行することで、箔フィルムを供給リールに巻き戻してシートへの転写に使うことができるので、箔が転写されずに無駄になるのを軽減することができる。
【0008】
また、モータは、正逆回転可能であり、第1伝達要素は、モータが正回転するときにモータから供給リールへの駆動力の伝達を遮断し、モータが逆回転するときにモータから供給リールに駆動力を伝達する部材であり、第2伝達要素は、モータが正回転するときにモータから巻取リールに駆動力を伝達し、モータが逆回転するときにモータから巻取リールへの駆動力の伝達を遮断する部材であり、制御部は、供給動作を実行する場合にモータを正回転させ、巻戻動作を実行する場合にモータを逆回転させる構成とすることができる。
【0009】
これによれば、簡易な構成でコストを抑えながら供給動作と巻戻動作とを切り替えることができる。
【0010】
一例として、第1伝達要素は、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチであり、第2伝達要素は、振り子ギヤまたはワンウェイクラッチである。
(【0011】以降は省略されています)

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