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公開番号2023078769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192041
出願日2021-11-26
発明の名称タイヤ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B60C 9/18 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延びるコードを用いた補強ベルトを用いつつ、製造不良を抑制できるタイヤを提供する。
【解決手段】空気入りタイヤ10は、タイヤ骨格を形成するカーカス40と、カーカス40のタイヤ径方向外側に設けられ、ベルトコード51a, ベルトコード52aが交錯する一対の交錯ベルト51, 交錯ベルト52と、交錯ベルト51, 交錯ベルト52よりもタイヤ径方向外側に設けられ、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延び、所定の距離を隔てて配置された複数の補強コード54aを被覆した補強ベルト54を備える。補強コード54aは、所定の金属材料を用いて形成され、トレッド面視において、タイヤ周方向における位置が、タイヤ方向に沿った直線を基準として、タイヤ周方向における一方側と、タイヤ周方向における他方側に繰り返し変化するように設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ骨格を形成するカーカスと、
前記カーカスのタイヤ径方向外側に設けられ、コードが交錯する一対の交錯ベルトと
を備えるタイヤであって、
前記交錯ベルトよりもタイヤ径方向外側に設けられ、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延び、所定の距離を隔てて配置された複数の補強コードを被覆した補強ベルトを備え、
前記補強コードは、
所定の金属材料を用いて形成され、
トレッド面視において、タイヤ周方向における位置が、タイヤ方向に沿った直線を基準として、タイヤ周方向における一方側と、タイヤ周方向における他方側に繰り返し変化するように設けられるタイヤ。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記補強コードは、トレッド面視において、波形を繰り返すように設けられる請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記補強コードは、トレッド面視において、矩形の形状を繰り返すように設けられる請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記補強コードのタイヤ周方向における振幅は、10mm以下である請求項1乃至3の何れか一項に記載のタイヤ。
【請求項5】
タイヤ幅方向におけるトレッド端部を覆うキャップベルトを備え、
前記キャップベルトは、前記交錯ベルトのタイヤ径方向外側に設けられ、
前記キャップベルトと前記補強ベルトとの間には、タイヤ幅方向において所定の空隙が設けられる請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延びる補強コードを被覆した補強ベルトを備えるタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、路面と接するトレッドのタイヤ径方向内側にコードが交錯する一対の交錯ベルトを備える空気入りタイヤ(以下、タイヤと適宜省略する)において、タイヤ周方向に延びるコードを有するスパイラルベルト(ベルト強化層)と、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延びるコードを有するベルト(保護層)とを備える構造がされている(特許文献1参照)。
【0003】
このような補強ベルトを備えるタイヤによれば、保護層によってベルト強化層のコードの引張歪が抑制されるため、特に、タイヤの摩耗末期における車両の操縦安定性の維持と、タイヤの耐久性の向上とを両立できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5084834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、上述したような補強ベルトを備えるタイヤは、製造不良が起き易い問題がある。具体的には、加硫前の生タイヤをタイヤ径方向に拡張する際、トレッドがタイヤ幅方向に圧縮されるため、補強ベルトのコードが座屈或いは蛇行し易く、製造不良の原因となる。
【0006】
そこで、以下の開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延びるコードを用いた補強ベルトを用いつつ、製造不良を抑制できるタイヤの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、タイヤ骨格を形成するカーカス(カーカス40)と、前記カーカスのタイヤ径方向外側に設けられ、コード(ベルトコード51a, ベルトコード52a)が交錯する一対の交錯ベルト(交錯ベルト51, 交錯ベルト52)とを備えるタイヤ(空気入りタイヤ10)であって、前記交錯ベルトよりもタイヤ径方向外側に設けられ、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延び、所定の距離を隔てて配置された複数の補強コード(補強コード54a)を被覆した補強ベルト(補強ベルト54)を備え、前記補強コードは、所定の金属材料を用いて形成され、トレッド面視において、タイヤ周方向における位置が、タイヤ方向に沿った直線(直線L1)を基準として、タイヤ周方向における一方側と、タイヤ周方向における他方側に繰り返し変化するように設けられる。
【発明の効果】
【0008】
上述したタイヤによれば、タイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿って延びるコードを用いた補強ベルトを用いつつ、製造不良を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、空気入りタイヤ10のタイヤ幅方向及びタイヤ径方向に沿った断面図である。
図2は、空気入りタイヤ10の一部拡大断面図である。
図3は、カーカス40及びベルト層50の一部分解平面図である。
図4は、補強ベルト54の一部拡大平面図である。
図5は、変更例1に係る補強ベルト55の一部拡大平面図である。
図6は、変更例2に係る補強ベルト56の一部拡大平面図である。
図7は、変更例3に係る補強ベルト57の一部拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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