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公開番号2023078762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192032
出願日2021-11-26
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60C 11/00 20060101AFI20230531BHJP(車両一般)
要約【課題】高速旋回時におけるグリップ性能が十分に向上した空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】車両装着時のタイヤの装着方向が指定された空気入りタイヤであって、トレッド部2最外層のキャップゴム層21が、タイヤ幅方向に分割されており、車両の外側に位置するキャップゴム層21aが、ゴム成分中にスチレンを25質量%以下含有し、ガラス転移温度が-18℃以上であるゴム組成物から形成されており、車両の外側に位置するキャップゴム層21aにおけるカーボンブラックの含有比率をCOUT(質量%)、接地面積比率をLOUTとし、車両の内側に位置するキャップゴム層21bにおけるカーボンブラックの含有比率をCIN(質量%)、接地面積比率をLINとしたとき、下記(式1)および(式2)を満足する空気入りタイヤ。
CIN<COUT・・(式1)
0≦(COUT×LOUT)-(CIN×LIN)・・(式2)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両装着時のタイヤの装着方向が指定された空気入りタイヤであって、
トレッド部最外層のキャップゴム層が、タイヤ幅方向に分割されており、
車両の外側に位置するキャップゴム層が、ゴム成分中にスチレンを25質量%以下含有し、ガラス転移温度が-18℃以上であるゴム組成物から形成されており、
前記車両の外側に位置するキャップゴム層におけるカーボンブラックの含有比率をC
OUT
(質量%)、接地面積比率をL
OUT
とし、
車両の内側に位置するキャップゴム層におけるカーボンブラックの含有比率をC
IN
(質量%)、接地面積比率をL
IN
としたとき、下記(式1)および(式2)を満足していることを特徴とする空気入りタイヤ。

IN
<C
OUT
・・・・・(式1)
0≦(C
OUT
×L
OUT
)-(C
IN
×L
IN
)・・・・・(式2)
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
下記(式3)を満足していることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
20≦(C
OUT
-C
IN
)・・・・・(式3)
【請求項3】
下記(式4)を満足していることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
30≦(C
OUT
-C
IN
)・・・・・(式4)
【請求項4】
下記(式5)を満足していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
0≦(L
OUT
-L
IN
)・・・・・(式5)
【請求項5】
下記(式6)を満足していることを特徴とする請求項4に記載の空気入りタイヤ。
0.15≦(L
OUT
-L
IN
)・・・・・(式6)
【請求項6】
下記(式7)を満足していることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
8≦(C
OUT
×L
OUT
)-(C
IN
×L
IN
)・・・・・(式7)
【請求項7】
下記(式8)を満足していることを特徴とする請求項6に記載の空気入りタイヤ。
10≦(C
OUT
×L
OUT
)-(C
IN
×L
IN
)・・・・・(式8)
【請求項8】
前記車両の外側に位置するキャップゴム層と、前記車両の内側に位置するキャップゴム層との境界面が、前記キャップゴム層の内側接地端から赤道面までの距離の5%以上、80%以下の距離、赤道面から内側に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記車両の外側に位置するキャップゴム層に含有されているカーボンブラックの粒子径が、22nm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記車両の外側に位置するキャップゴム層に含有されているゴム成分100質量部中、スチレンブタジエンゴムの含有量が、70質量%以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、空気入りタイヤ、より詳しくは、高速旋回時におけるグリップ性能が向上した空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ともいう)には、安全性の面から高い制動性能(グリップ性能)が要求され、グリップ性能の向上に関して、種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1~3)。
【0003】
特に、近年の高速道の整備に伴い、高速道で長距離を移動することが珍しくない状況下、高速旋回時におけるグリップ性能の向上に対する要求がますます高くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-93386号公報
特開2013-79017号公報
特開2016-37100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上記実状に鑑みて、高速旋回時におけるグリップ性能が十分に向上した空気入りタイヤを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示者は、前記課題の解決について鋭意検討を行い、以下に記載する開示により前記課題が解決できることを見出し、本開示を完成させるに至った。
【0007】
本開示は、
車両装着時のタイヤの装着方向が指定された空気入りタイヤであって、
トレッド部最外層のキャップゴム層が、タイヤ幅方向に分割されており、
車両の外側に位置するキャップゴム層が、ゴム成分中にスチレンを25質量%以下含有し、ガラス転移温度が-18℃以上であるゴム組成物から形成されており、
前記車両の外側に位置するキャップゴム層におけるカーボンブラックの含有比率をC
OUT
(質量%)、接地面積比率をL
OUT
とし、
車両の内側に位置するキャップゴム層におけるカーボンブラックの含有比率をC
IN
(質量%)、接地面積比率をL
IN
としたとき、下記(式1)および(式2)を満足していることを特徴とする空気入りタイヤである。

IN
<C
OUT
・・・・・(式1)
0≦(C
OUT
×L
OUT
)-(C
IN
×L
IN
)・・・・・(式2)
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高速旋回時におけるグリップ性能が十分に向上した空気入りタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施の形態に係るタイヤの構成を示す模式断面図である。
本開示の一実施の形態に係るタイヤのビード部の構成例を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1]本開示に係るタイヤの特徴
最初に、本開示に係るタイヤの特徴について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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