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公開番号2023078759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192027
出願日2021-11-26
発明の名称異物検査方法及び異物検査装置
出願人大陽日酸株式会社
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類G01N 21/90 20060101AFI20230531BHJP(測定;試験)
要約【課題】ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置を提供すること。
【解決手段】容器100に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法において、振とう機4によって把持手段6で把持した容器100に振動を与え、容器100内の液体を円軌道運動させた状態で、照明3により容器100の下面から光を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法であって、
前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させた状態で、前記容器の下面から照明を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する、異物検査方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
側面にラベルが貼り付けられている容器を検査対象とする、請求項1に記載の異物検査方法。
【請求項3】
撹拌時間10秒未満、撹拌回転数1000rpm未満の条件で前記液体を円軌道運動させる、請求項1又は2に記載の異物検査方法。
【請求項4】
上下方向に往復運動する機構により前記容器に振動を与える、請求項1~3のいずれか一項に記載の異物検査方法。
【請求項5】
容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための異物検査装置であって、
前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させる振動撹拌手段と、
前記容器をその下面から照らす照明と、
前記容器内の液体を撮像する撮像機と、
を備える、異物検査装置。
【請求項6】
前記容器を把持して固定する把持手段をさらに備える、請求項5に記載の異物検査装置。
【請求項7】
前記照明と前記振動撹拌手段がそれぞれ独立して設置されている、請求項5又は6に記載の異物検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異物検査方法及び異物検査装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
バイアル、アンプル等の容器に収容した収容物への異物の混入を検査する方法が知られている。例えば、粉末が充填された透明容器に縦方向の往復運動と横方向の往復運動を合成した振動を与え、異物を粉末と共に循環流動させながら撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する異物検査方法が提案されている(特許文献1)。また、粉末等の充填物を充填した透明容器を公転移動及び/又は往復運動させると共に振動させ、充填物を循環流動させながら撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する異物検査方法が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5307459号公報
特開2020-85604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1、2のような従来の異物検査方法では、一般にラベル貼り付け前の容器に対し、その背面側から照明を当てつつ撮像が行われる。しかし、容器にラベルが貼られていると照明が遮られることによって画像が暗くなり、異物混入の判別が困難になる。また、異物混入の検査はラベル貼り付け前に限定されるため、生産ラインの柔軟性が低い。
また、容器に液体が収容される場合、沈殿している異物を浮上させようとすると気泡が発生しやすく、異物混入の判別の妨げになる問題がある。
【0005】
本発明は、ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の態様を有する。
[1]容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査する異物検査方法であって、前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させた状態で、前記容器の下面から照明を当てつつ前記液体を撮像し、得られた画像を用いて異物の有無を検査する、異物検査方法。
[2]側面にラベルが貼り付けられている容器を検査対象とする、[1]に記載の異物検査方法。
[3]撹拌時間10秒未満、撹拌回転数1000rpm未満の条件で前記液体を円軌道運動させる、[1]又は[2]に記載の異物検査方法。
[4]上下方向に往復運動する機構により前記容器に振動を与える、[1]~[3]のいずれかに記載の異物検査方法。
[5]容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための異物検査装置であって、前記容器に振動を与え、前記容器内の液体を円軌道運動させる振動撹拌手段と、前記容器をその下面から照らす照明と、前記容器内の液体を撮像する撮像機と、を備える、異物検査装置。
[6]前記容器を把持して固定する把持手段をさらに備える、[5]に記載の異物検査装置。
[7]前記照明と前記振動撹拌手段がそれぞれ独立して設置されている、[5]又は[6]に記載の異物検査装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ラベルが貼り付けられた容器であっても、収容された液体中の異物混入の有無を簡便に検査することができる異物検査方法、及び異物検査装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の異物検査装置の概略構成を示した斜視図である。
図1の異物検査装置の側面図である。
図1の異物検査装置を撮像機の反対側から見た図である。
把持手段の固定台の一例を示した斜視図である。
把持手段の天板、第1把持部及び第2把持部の一例を示した斜視図である。
例1の異物検査で撮像された静止画である。
例2の異物検査で撮像された静止画である。
例3の異物検査で撮像された静止画である。
例4の異物検査で撮像された静止画である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[異物検査装置]
本発明の異物検査装置は、容器に収容された液体中の異物混入の有無を検査するための装置であって、本発明の異物検査方法に好適に使用できる。
以下、本発明の異物検査装置の実施形態の一例について説明する。
なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
【0010】
図1及び図2に示すように、異物検査装置1は、基台2と、照明3と、振とう機4と、撮像機5と、把持手段6と、を備えている。照明3、振とう機4、撮像機5及び把持手段6は基台2に設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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