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公開番号2023078737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192002
出願日2021-11-26
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20230531BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】異常画像の発生を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】現像容器2は、現像室11において、第2開口部15bよりも矢印g方向上流側に配置され、供給スクリュー13の螺旋羽根13eにより搬送された現像剤を排出する排出口20を有する。また、隔壁15の第2開口部15bよりも矢印g方向上流側には、現像室11と攪拌室12との間で気流が連通することを許容する第3開口部15cが設けられている。矢印g方向に関して、第3開口部15cの下流端は、排出口20の下流端よりも下流側に位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、
現像剤を収容する現像容器であって、
前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、
隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、
前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
を有する現像容器と、
前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1部分と、前記第1部分よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2連通部から前記第1室に流入してきた現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2部分とを有する第1搬送スクリューと、
前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3部分と、前記第3部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第4部分とを有する第2搬送スクリューと、
を備え、
前記現像容器は、前記第1室において、前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2部分により搬送された現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、
前記第1方向に関して、前記第3連通部の下流端は、前記排出口の下流端よりも下流側に位置する
ことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
鉛直方向に関して、前記第3連通部の開口の下端部は、前記第1連通部及び前記第2連通部の開口の下端部よりも上方に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第3連通部の開口面積は、前記排出口の開口面積よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第1搬送スクリューは、第1回転軸と、前記第1方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を前記排出口に向けて搬送するように、前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1室側羽根と、を有し、
前記第2搬送スクリューは、第2回転軸と、前記第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域で現像剤を搬送するように前記第2回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2室側羽根と、を有し、
前記第2回転軸の回転により前記第2室側羽根が単位時間あたりに通過する領域は、前記第1回転軸の回転により前記第1室側羽根が単位時間あたりに通過する領域よりも大きい
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第2搬送スクリューの前記第4部分は、第2方向に関して前記第3連通部が存在する領域まで延設されており、
前記第2室側羽根は、前記第4部分に配置された羽根である
ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
【請求項6】
前記第1搬送スクリューは、
前記第1回転軸と、
前記第1部分に配置され、現像剤を前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第1羽根と、
前記第2部分に配置され、前記現像剤を前記第1方向とは反対方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第2羽根と、
前記第2部分の前記第2羽根の前記第1方向上流側に配置され、現像剤を前記第1方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第3羽根と、
前記第2部分の前記第3羽根の前記第1方向上流側に配置され、前記第3羽根を乗り越えた現像剤を前記排出口に向けて前記第1方向とは反対方向に搬送するように前記第1回転軸の周囲に螺旋状に設けられた第4羽根と、
を有し、
前記第1室側羽根は、前記第4羽根である
ことを特徴とする請求項4又は5に記載の現像装置。
【請求項7】
前記排出口は、前記現像容器の底板部に下方に開口するように設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の現像装置。
【請求項8】
前記排出口は、前記現像容器の側壁に側方に開口するように設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の現像装置。
【請求項9】
鉛直方向に関して、前記排出口の開口の下端部は、前記第3連通部の開口の下端部よりも下方に位置する
ことを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
【請求項10】
前記現像容器の前記第2室の上方を覆う天板部には、前記第2室の内部から外部に気流を排出可能な排気口が設けられている
ことを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の現像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式などを用いた画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体に形成された静電潜像を現像装置によりトナー像として現像する。具体的には、現像装置が備える現像剤剤担持体に現像剤を担持させ、現像位置において現像剤を像担持体に供給することでトナー像を形成する。このような現像装置として、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いたものが、従来から使用されている。二成分現像剤を用いた現像装置の場合、現像剤を収容する現像容器は、現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって第1室と区画された第2室と、隔壁に設けられ、第1室と第2室との間を現像剤が連通可能な連通部とを有する。第1室と第2室とには、それぞれ現像剤を搬送する第1搬送スクリューと第2搬送スクリューが配置されている。そして、第1、第2搬送スクリューを回転させることで第1室と第2室との間で現像剤を攪拌しながら循環搬送している。
【0003】
また、このような現像装置において、現像容器に現像剤を排出する排出口を設け、この排出口から現像容器内で劣化した現像剤を徐々に排出する、所謂、ACR(Auto Carrier Refresh)方式を採用した構成が知られている。例えば、特許文献1には、第1室において、第1室から第2室に現像剤が連通することを許容する連通部よりも下流側に排出口が設けられた構成が開示されている。また、特許文献2には、第1室において、第2室から第1室に現像剤が連通することを許容する連通部よりも上流側に排出口が設けられた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-98422号公報
特開2018-10078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、現像剤担持体が回転することで現像装置の外部から内部に気流が引き込まれる。特に、現像剤担持体が高速で回転するような場合、現像容器の内部で排出口に向かう気流が生じ、気流が排出口を通じて外部へ抜けてしまう虞がある。このような気流が発生すると、この気流に混ざって現像容器内の現像剤も排出口から排出されてしまい、現像容器内の現像剤量が低下する場合がある。この場合、現像剤担持体に供給される現像剤量も低下して、出力される画像に影響を及ぼし、異常画像が発生してしまう虞がある。
【0006】
本発明は、異常画像の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1部分と、前記第1部分よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2連通部から前記第1室に流入してきた現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2部分とを有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3部分と、前記第3部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第4部分とを有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第1室において、前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に配置され、前記第2部分により搬送された現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第1方向上流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第1方向に関して、前記第3連通部の下流端は、前記排出口の下流端よりも下流側に位置することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部と、前記第1搬送部よりも前記第1方向下流側に配置され、現像剤の一部を前記第1方向とは反対方向に搬送する第2搬送部とを有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第3搬送部を有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第1室において、前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に配置され、前記第2搬送部を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第1連通部よりも前記第1方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第1方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の現像装置は、現像位置にトナーとキャリアを含む現像剤を担持して搬送する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器であって、前記現像剤担持体に現像剤を供給するための第1室と、隔壁によって前記第1室と区画された第2室と、前記隔壁に設けられ、前記第1室から前記第2室に現像剤が連通することを許容する第1連通部と、前記隔壁に設けられ、前記第2室から前記第1室に現像剤が連通することを許容する第2連通部と、を有する現像容器と、前記第1室に設けられた第1搬送スクリューであって、前記第2連通部から前記第1連通部に向かう第1方向に現像剤を搬送する第1搬送部分を有する第1搬送スクリューと、前記第2室に設けられた第2搬送スクリューであって、前記第1連通部から前記第2連通部に向かう第2方向に現像剤を搬送する第2搬送部分と、前記第2搬送部分よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に搬送された現像剤を前記第2方向とは反対方向に搬送する第3搬送部分とを有する第2搬送スクリューと、を備え、前記現像容器は、前記第2室において、前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に配置され、前記第3搬送部分を乗り越えた現像剤を排出する排出口と、前記隔壁の前記第2連通部よりも前記第2方向下流側に設けられ、前記第1室と前記第2室との間で気流が連通することを許容する第3連通部と、を有し、前記第2方向に関して、前記第3連通部の上流端は、前記排出口の上流端よりも上流側に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、異常画像の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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