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公開番号2023078689
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021191939
出願日2021-11-26
発明の名称音情報収録装置、音情報収録再生システム及び音情報収録方法
出願人株式会社ニコン
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類H04S 7/00 20060101AFI20230531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】人の手動操作を介さずに、オブジェクトの発生する音を、その音を収音したときの収録空間に対応付けて収録する音情報収録装置を提供する。
【解決手段】音情報収録装置100は、収録空間S1に配置されて、オブジェクト90の発した音を収音するピンマイク10と、収録空間S1におけるオブジェクト90の位置を、予め設定された収録基準位置SP1に対する相対的な音源位置として特定する音源位置特定部30と、ピンマイク10により収音されたオブジェクト90の発した音と音源位置特定部30で特定した音源位置とを対応付けた空間音情報を生成する空間音情報生成部50と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
収録空間における予め設定された収録基準位置に対する相対的なオブジェクトの位置に関する情報を取得し、前記オブジェクトの位置に関する情報に基づいて音源位置を特定する音源位置特定部と、
前記収録空間に配置されて、前記オブジェクトの発した音を収音するマイクにより収音された前記オブジェクトの発した音と前記音源位置特定部で特定した前記音源位置とを対応付けた空間音情報を生成する空間音情報生成部と、を備えた音情報収録装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
空間音情報生成部は、前記収録基準位置に配置されたカメラにより撮影された映像と前音源位置とを対応づける請求項1に記載の音情報収録装置。
【請求項3】
前記マイクは、GNSS信号を受信し、前記マイクを識別する識別信号とともに、受信した前記GNSS信号に基づいて前記マイクの位置を特定する信号を出力し、
前記音源位置特定部は、前記マイクから送信された識別信号と前記マイクの位置を特定する信号とに基づいて、前記音源位置を特定する請求項1又は2に記載の音情報収録装置。
【請求項4】
前記音源位置特定部は、前記カメラで撮影された前記収録空間の映像における前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方の特徴的形態、並びに前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方に設けられた発光部が発光した光、の少なくとも一方に基づいて、前記音源位置を特定する請求項2に記載の音情報収録装置。
【請求項5】
前記マイクを2つ以上備え、そのうち少なくとも1つが、収音する音の向きを検出することができる空間音声マイクであり、
前記音源位置特定部は、2つの前記マイクにの収音のタイミング差にに基づいて求められた前記収録基準位置から前記オブジェクト若しくは前記マイクまでの距離と、前記空間音声マイクにより収音された音の方向と、に基づいて、前記音源位置を特定する請求項1又は2に記載の音情報収録装置。
【請求項6】
前記マイクが、収音する音の向きを検出することができる空間音声マイクであり、
前記音源位置特定部は、前記カメラで撮影された前記収録空間の映像における前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方の特徴的形態、並びに前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方に設けられた発光部が発光した光、の少なくとも一方に基づいて求められた前記収録基準位置から前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方までの距離と、前記空間音声マイクにより収音された音の方向と、に基づいて、前記音源位置を特定する請求項2に記載の音情報収録装置。
【請求項7】
前記マイクを2つ以上備え、
前記音源位置特定部は、前記カメラで撮影された前記収録空間の映像における前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方の特徴的形態、並びに前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方に設けられた発光部が発光した光、の少なくとも一方に基づいて求められた前記収録基準位置から前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方までの方向と、2つの前記マイクにより収音された音の収音のタイミング差に基づいて求められた前記収録基準位置から前記オブジェクト及び前記マイクのうち少なくとも一方までの距離と、に基づいて、前記音源位置を特定する請求項2に記載の音情報収録装置。
【請求項8】
前記音源位置特定部は、前記マイクにそれぞれ備えられたビーコンから出力されるビーコン信号を受信する複数の受信部を備え、
前記音源位置特定部は、複数の前記受信部で受信された前記ビーコン信号に基づいて、前記音源位置を特定する請求項1又は2に記載の音情報収録装置。
【請求項9】
前記マイクにより収音された前記オブジェクトの発した音に対して、予め設定された音場における音響特性に応じた調整を行う音場対応調整部を備え、
前記空間音情報生成部は、前記音場対応調整部で調整された後の、前記オブジェクトの発生した音を、前記空間音情報として生成する請求項1から8のうちいずれか1項に記載の音情報収録装置。
【請求項10】
請求項1から9のうちいずれか1項に記載の音情報収録装置と、前記音情報収録装置によって収録された前記空間音情報に基づいて、前記オブジェクトの発した音を再生空間に再生する音情報再生装置と、を備えた音情報収録再生システムであって、
前記音情報再生装置は、前記空間音情報を、前記オブジェクトの発した音と前記音源位置とに分離する音位置分離部と、
前記再生空間に配置された、音を再生する音再生部と、
前記再生空間における、前記音再生部により再生される音を聴く位置として設定された再生基準位置に、前記収録空間における前記収録基準位置を対応させ、前記収録空間における前記音源位置を前記再生空間に仮想的に対応づけた仮想音源位置を設定する仮想音源位置設定部と、
前記仮想音源位置から、前記オブジェクトの発生した音が再生されるように、前記再生部により再生される音を調整する再生音調整部と、を備えた音情報収録再生システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、音情報収録装置、音情報収録再生システム及び音情報収録方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばテレビ番組の収録では、収録現場をカメラで撮影するとともに、出演者ごとにピンマイクを装着して、各出演者の音声を個別に収音することが行われている。これにより、各出演者の音声を明瞭に記録することができ、そのテレビ番組の視聴者に、出演者の音声を明瞭に聴取させることができる。
【0003】
また、近年は、個人が、自分で撮影した動画を、ネットワークを通じて広く公開することが可能になっている。そして、そのような動画の撮影の場面においても、カメラが一体に備えている内蔵マイクで収音するのではなく、ピンマイク等の別体の外部マイクを用いて、出演者や楽器等のオブジェクトが発生した音を個別に収音することが行われている。
【0004】
さらに、カメラで撮影した映像における各オブジェクトの位置に、オブジェクトに対応したマイクで収音した音を割り当てるレンダリングを行って、視聴者に、収録時の臨場感を与えることも行われている。
【0005】
しかし、このレンダリングは、人が手動で行うため非常に手間が掛かり、特に、オブジェクトが移動する映像に対して手動でレンダリングを行うのは困難である。さらに、収録から再生までの時間差がほとんどない状況(ライブ配信等)には対応することができない。
【0006】
そこで、映像の情報に基づいて、音の発生源であるオブジェクトの位置を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
特許文献1に記載された技術は、外部マイクで収音したオブジェクトの発生する音を、人の手動の操作を介さずに、音源の位置と対応付けるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2000-295700号公報
【発明の概要】
【0009】
本発明の第1は、収録空間における予め設定された収録基準位置に対する相対的なオブジェクトの位置に関する情報を取得し、前記オブジェクトの位置に関する情報に基づいて音源位置を特定する音源位置特定部と、前記収録空間に配置されて、前記オブジェクトの発した音を収音するマイクにより収音された前記オブジェクトの発した音と前記音源位置特定部で特定した前記音源位置とを対応付けた空間音情報を生成する空間音情報生成部と、を備えた音情報収録装置である。
【0010】
本発明の第2は、本発明に係る音情報収録装置と、前記音情報収録装置によって収録された前記空間音情報に基づいて、前記オブジェクトの発した音を再生空間に再生する音情報再生装置と、を備えた音情報収録再生システムであって、前記音情報再生装置は、前記空間音情報を、前記オブジェクトの発した音と前記音源位置とに分離する音位置分離部と、前記再生空間に配置された、音を再生する音再生部と、前記再生空間における、前記音再生部により再生される音を聴く位置として設定された再生基準位置に、前記収録空間における前記収録基準位置を対応させ、前記収録空間における前記音源位置を前記再生空間に仮想的に対応づけた仮想音源位置を設定する仮想音源位置設定部と、前記仮想音源位置から、前記オブジェクトの発生した音が再生されるように、前記再生部により再生される音を調整する再生音調整部と、を備えた音情報収録再生システムである。
(【0011】以降は省略されています)

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