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公開番号2023078617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021191827
出願日2021-11-26
発明の名称蒸気温熱具
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類A61F 7/03 20060101AFI20230531BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】突起部によって生体の皮膚を十分に且つ適度に圧しつつ、蒸気温熱具を安定的に発熱させることが可能な構造の蒸気温熱具を提供する。
【解決手段】蒸気温熱具100は、一方の面10a側に凸に湾曲している2つ以上の突起部71と、一方の面10a側に凸に突起部71よりも低い高さで湾曲していて突起部71の側面から側方に延出している延出部76と、を有し、不織布により構成されている通気性のシート10と、被酸化性金属の粉末と水とを含み、突起部71の内部空間75及び延出部76の内部空間79に充填されている発熱材30と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一方の面側に凸に湾曲している2つ以上の突起部と、前記一方の面側に凸に前記突起部よりも低い高さで湾曲していて前記突起部の側面から側方に延出している延出部と、を有し、不織布により構成されている通気性のシートと、
被酸化性金属の粉末と水とを含み、前記突起部の内部空間及び前記延出部の内部空間に充填されている発熱材と、
を有する蒸気温熱具。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記延出部は隣り合う前記突起部どうしを相互に連結しており、前記延出部を介して連結されている複数の前記突起部の内部空間と前記延出部の内部空間とが相互に連通している請求項1に記載の蒸気温熱具。
【請求項3】
前記突起部の高さに対する前記延出部の高さの割合が0.05以上1.0以下である請求項1又は2に記載の蒸気温熱具。
【請求項4】
前記突起部及び前記延出部の合算の表面積に対する前記延出部の表面積の割合が0.05以上0.7以下である請求項1から3のいずれか一項に記載の蒸気温熱具。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の蒸気温熱具と、
生体に装着される装着面を有し、前記生体に装着することで前記装着面が前記生体に対して1kPa以上10kPa以下の押力を付与する装着部と、
を備える蒸気温熱具キットであって、
前記突起部が前記生体に向かって凸となるように配置される蒸気温熱具キット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気温熱具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
また、特許文献1には、シート状の蒸気温熱具が記載されている。この蒸気温熱具は、片面側に凸の複数の突起部と、通気性のシートと、被酸化性金属の粉末と水とを含み、突起部に充填されている発熱材と、を有し、通気性のシートを通して酸素が発熱材に供給されることにより、当該発熱材から熱が発生するように構成されている。
特許文献2には、肩や腰などの人体に装着される装着具が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-175857号公報
特開2007-54329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献2に示すような装着具を用いて特許文献1に示すような蒸気温熱具を人体に装着することにより、強い力で突起部を皮膚に対して圧接しつつも、皮膚に対する突起部の食い込み具合を適度の範囲とするとともに、蒸気温熱具を安定的に発熱させることについて、ニーズがある。しかしながら、特許文献1の蒸気温熱具の上から装着具等を使用すると、酸素流入が妨げられ発熱が安定しなかった。さらに、強い力によって肌への食い込みが過度になる可能性や、食い込み先端部が時間とともに熱くなりすぎ肌への低温火傷等が起こる可能性などの課題があることがわかった。
【0005】
本発明は、突起部によって生体の皮膚を十分に且つ適度に圧しつつ、蒸気温熱具を安定的に発熱させることが可能な構造の蒸気温熱具に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一方の面側に凸に湾曲している2つ以上の突起部と、前記一方の面側に凸に前記突起部よりも低い高さで湾曲していて前記突起部の側面から側方に延出している延出部と、を有し、不織布により構成されている通気性のシートと、被酸化性金属の粉末と水とを含み、前記突起部の内部空間及び前記延出部の内部空間に充填されている発熱材と、を有する蒸気温熱具に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、突起部によって生体の皮膚を十分に且つ適度に圧しつつ、蒸気温熱具を安定的に発熱させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る蒸気温熱具の斜視図である。
実施形態に係る蒸気温熱具の平面図である。
図3(a)、図3(b)及び図3(c)は実施形態に係る蒸気温熱具の模式的な断面図であり、このうち図3(a)は図2に示すA-A線に沿った断面図であり、図3(b)は図2に示すB-B線に沿った断面図であり、図3(c)は図2に示すC-C線に沿った断面図である。
図3(b)に示すA部の拡大断面図である。
図3(c)に示すB部の拡大断面図である。
実施形態に係る蒸気温熱具の使用状態の一例を示す模式図である。
図7(a)、図7(b)及び図7(c)は実施形態の各変形例に係る蒸気温熱具の斜視図であり、このうち図7(a)は変形例1、図7(b)は変形例2、図7(c)は変形例3を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
【0010】
図1から図5に示すように、蒸気温熱具100は、一方の面10a側に凸に湾曲している2つ以上の突起部71と、一方の面10a側に凸に突起部71よりも低い高さで湾曲していて突起部71の側面から側方に延出している延出部76と、を有し、不織布により構成されている通気性のシート10と、被酸化性金属の粉末と水とを含み、突起部71の内部空間75及び延出部76の内部空間79に充填されている発熱材30(図4等)と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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