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公開番号2023078595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021191791
出願日2021-11-26
発明の名称画像出力装置の制御方法、及び表示システム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 21/436 20110101AFI20230531BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音声データを安定して送信可能な画像出力装置の制御方法を提供する。
【解決手段】第1周波数帯と第2周波数帯を使用して、プロジェクター50と無線通信を行うことと、第1周波数帯域の通信トラフィックと、第2周波数帯の通信トラフィックを取得することと、第1周波数帯域の通信トラフィックが、第2周波数帯域の通信トラフィックより小さい場合、第1周波数帯域を使用して音声データを送信し、第2周波数帯域を使用して画像データを送信することと、を含む、画像出力装置10の制御方法。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像出力装置の制御方法であって、
第1周波数帯域と第2周波数帯域を使用して、表示装置と無線通信を行うことと、
前記第1周波数帯域の通信トラフィックと、前記第2周波数帯域の通信トラフィックを取得することと、
前記第1周波数帯域の通信トラフィックが、前記第2周波数帯域の通信トラフィックより小さい場合、前記第1周波数帯域を使用して音声データを送信し、前記第2周波数帯域を使用して画像データを送信することと、
を含む、
画像出力装置の制御方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記表示装置は、第1表示装置と、前記第1表示装置より優先順位が低い第2表示装置とを含み、
前記第1周波数帯域を使用して前記第1表示装置に前記音声データを送信している場合、第3周波数帯域を使用して前記第2表示装置に前記音声データを送信することと、をさらに含み、
前記第1周波数帯域は、前記第3周波数帯域より通信トラフィックが小さい、
請求項1記載の画像出力装置の制御方法。
【請求項3】
前記第1周波数帯域の通信トラフィックと前記第2周波数帯域の通信トラフィックを単位時間ごとに取得することと、
前記第1周波数帯域の通信トラフィックが、前記第2周波数帯域の通信トラフィックより大きい場合、前記第2周波数帯域を前記音声データの送信に使用し、前記第1周波数帯域を前記画像データの送信に使用することと、
をさらに含む、請求項1記載の画像出力装置の制御方法。
【請求項4】
表示システムであって、
画像出力装置と、
表示装置と、を備え、
前記画像出力装置は、
前記表示装置との無線通信に使用する第1周波数帯域の通信トラフィックと第2周波数帯域の通信トラフィックをそれぞれ取得することと、
前記第1周波数帯域の通信トラフィックが、前記第2周波数帯域の通信トラフィックより小さい場合、前記第1周波数帯域を使用して音声データを送信し、前記第2周波数帯域を使用して画像データを送信することと、
を実行する第1制御部を備え、
前記表示装置は、
音声出力装置と、
表示部と、を備え、
前記音声データ及び前記画像データを受信することと、
受信した前記音声データに基づく音声を前記音声出力装置により出力させることと、
前記画像データに基づく画像を前記表示部により表示面に表示させることと、
を実行する第2制御部を備える、表示システム。
【請求項5】
前記第2制御部は、前記画像データの受信タイミングに、前記音声データの受信タイミングよりも遅延が生じている場合、前記画像データを前記表示面に表示させない、請求項4記載の表示システム。
【請求項6】
前記第2制御部は、前記遅延が生じている場合、前記遅延が生じたことを前記画像出力装置に通知する、請求項5記載の表示システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像出力装置の制御方法、及び表示システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ネットワークにおける伝送経路の混雑状況を監視する技術が知られている。
例えば、特許文献1は、ネットワークの混雑状況を監視するネットワーク監視手段を備え、ネットワーク網の混雑時にストリーミングデータを送信する場合に、映像パケットデータに優先して音声パケットデータに必要な帯域を割り当てるリアルタイム遠隔コミュニケーションシステムを開示する。このリアルタイム遠隔コミュニケーションシステムでは、映像パケットデータに含まれる優先度レベルに基づき、ネットワーク網の混雑時の映像パケットデータに対する処理を決定する。例えば、優先度レベルが低い映像パケットデータのうち重要なフレームのみを通過させたり、フレームが独立している映像の場合にフレーム数を間引いたりする処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-340922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、通信に使用する周波数帯域を複数のチャネルに分割して画像データ及び音声データを送信する場合、各チャネルによって通信トラフィックが異なる。このため、例えば、データ送信で使用するチャネルの通信トラフィックが大きくなると、必要な帯域を確保することができない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、画像出力装置の制御方法であって、第1周波数帯域と第2周波数帯域を使用して、表示装置と無線通信を行うことと、前記第1周波数帯域の通信トラフィックと、前記第2周波数帯域の通信トラフィックを取得することと、前記第1周波数帯域の通信トラフィックが、前記第2周波数帯域の通信トラフィックより小さい場合、前記第1周波数帯域を使用して音声データを送信し、前記第2周波数帯域を使用して画像データを送信することと、を含む、画像出力装置の制御方法である。
【0006】
本開示の一態様は、表示システムであって、画像出力装置と、表示装置と、を備え、前記画像出力装置は、前記表示装置との無線通信に使用する第1周波数帯域の通信トラフィックと第2周波数帯域の通信トラフィックをそれぞれ取得することと、前記第1周波数帯域の通信トラフィックが、前記第2周波数帯域の通信トラフィックより小さい場合、前記第1周波数帯域を使用して音声データを送信し、前記第2周波数帯域を使用して画像データを送信することと、を実行する第1制御部を備え、前記表示装置は、音声出力装置と、表示部と、を備え、前記音声データ及び前記画像データを受信することと、受信した前記音声データに基づく音声を前記音声出力装置により出力させることと、前記画像データに基づく画像を前記表示部により表示面に表示させることと、を実行する第2制御部を備える、表示システムである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
表示システムの構成を示す図。
画像出力装置及びプロジェクターの構成を示すブロック図。
画像出力装置の動作を示すフローチャート。
プロジェクターの動作を示すフローチャート。
画像出力装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.表示システムの構成
図1は、表示システム1の構成を示す図である。
表示システム1は、画像出力装置10と、第1プロジェクター50Aと、第2プロジェクター50Bとを含む。以下では、第1プロジェクター50Aと、第2プロジェクター50Bとを総称する場合、プロジェクター50という。図1には、第1プロジェクター50Aと、第2プロジェクター50Bとの2台のプロジェクター50を示すが、プロジェクター50の台数は、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。第1プロジェクター50A及び第2プロジェクター50Bは、表示装置に相当する。また、第1プロジェクター50Aは、第1表示装置に相当し、第2プロジェクター50Bは、第2表示装置に相当する。
【0009】
画像出力装置10とプロジェクター50とは、無線ルーター3が構築する無線ネットワーク5に接続し、無線ルーター3を介して相互にデータ通信を行う。
無線ルーター3は、アクセスポイント機能を有する装置である。無線ルーター3は、無線ネットワーク5を構築し、この無線ネットワーク5に接続する機器間のデータ通信を中継する。また、無線ルーター3は、グローバルネットワークに接続し、グローバルネットワークに接続したサーバー装置等と、無線ネットワーク5に接続した画像出力装置10とのデータ通信を中継する。
【0010】
画像出力装置10は、プロジェクター50に画像データ及び音声データを供給する装置である。以下、画像データ及び音声データを総称する場合、コンテンツデータという。画像出力装置10がプロジェクター50に供給する画像データは、動画像のデータであるが、静止画像のデータであってもよい。画像出力装置10には、例えば、パーソナルコンピューターや、タブレットコンピューター、スマートフォン等が用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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