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公開番号2023078540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021191701
出願日2021-11-26
発明の名称空孔形成用組成物
出願人株式会社日本触媒
代理人
主分類C08L 101/02 20060101AFI20230531BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】空孔の形成が容易で、空孔径の均一性に優れ、空孔の分散性が高い、空孔形成用組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】アルカリ可溶性重合体粒子と樹脂を含む空孔形成用組成物であって、25℃における該重合体粒子と該樹脂との接触角の絶対差が、10°~55°である空孔形成用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ可溶性重合体粒子と樹脂を含む空孔形成用組成物であって、25℃における該重合体粒子と該樹脂との接触角の絶対差が、10°~55°である空孔形成用組成物。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記アルカリ可溶性重合体粒子の体積平均粒子径が、10nm~10μmである、請求項1に記載の空孔形成用組成物。
【請求項3】
前記アルカリ可溶性重合体粒子は、該重合体粒子を5質量%含むアルカリ分散液のヘイズが0.01%~10%である、請求項1又は2に記載の空孔形成用組成物。
【請求項4】
前記アルカリ可溶性重合体粒子が1質量%~80質量%含まれる請求項1~3の何れかに記載の空孔形成用組成物剤。
【請求項5】
前記アルカリ可溶性重合体粒子に、下記一般式(1)に由来する構造単位を含む、請求項1~4の何れかに記載の空孔形成用組成物。
TIFF
2023078540000005.tif
31
72
(一般式(1)中、R

は、炭素数1~4のアルキル基、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、またはアンモニウムを表す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空孔形成用組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種マトリクス、例えば、多孔質セラミック成型体を作製する際の空孔形成剤として、中空粒子や樹脂粒子が利用されている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-292596号公報
特開2019-147870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
中空粒子の場合は、粒子の強度が低いため、例えば各種マトリクスと混錬する際に粒子が潰れ、空孔率が低下する課題があった。樹脂粒子の場合は、高温、長時間条件下であっても十分な分解・除去ができないため空孔が形成され難い問題があった。
【0005】
よって、本発明は、容易に空孔を形成し、形成された空孔の均一性も高い、空孔形成用組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成する為に種々検討を行ない、本発明に想到した。すなわち本開示の空孔形成用組成物は、アルカリ可溶性重合体粒子と樹脂を含む空孔形成用組成物であって、25℃における該重合体粒子と該樹脂との接触角の絶対差が、10°~55°である空孔形成用組成物である。
【発明の効果】
【0007】
本開示の空孔形成用組成物は、空孔を容易に形成でき、形成された空孔径の均一性や空孔の分散性を発現する。よって、繊維、セラミック、塗膜、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、各種フィルムなどの各種分野への応用が可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
[アルカリ可溶性重合体粒子]
本開示のアルカリ可溶性重合体粒子(以下、空孔形成剤という場合がある)とは、アルカリ溶液と親和性を有する官能基を含む重合体粒子である。アルカリ溶液と親和性を有する官能基とは、アルカリ溶液と相互作用する官能基のことである。
【0009】
アルカリ溶液と親和性を有する官能基としては、例えば、水酸基、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基及びこれらの塩構造を有する基、エポキシ基、ポリオキシエチレン基等が挙げられる。
【0010】
本開示のアルカリ可溶性重合体粒子は、アルカリ溶液に溶解することが出来ればよい。
アルカリ溶液とは、アルカリ化合物と溶媒を含む溶液である。
(【0011】以降は省略されています)

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