発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 本発明は、通信装置および通信方法に関する。 続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】 【0002】 第5世代移動無線通信システム(5Gシステム)に関する研究・開発活動が盛んに行なわれている。国際標準化機関である国際電気通信連合 無線通信部門(International Telecommunication Union Radio communications Sector:ITU-R)より、5Gシステムの標準方式(International mobile telecommunication - 2020 and beyond:IMT-2020)に関するビジョン勧告が報告されている(非特許文献1参照)。 【0003】 通信システムがデータトラフィックの急増に対処していく上で、周波数資源の確保は重要な課題である。そこで5Gでは、第4世代移動通信システムで用いられた周波数バンド(周波数帯域)よりも高周波数帯を用いて超大容量通信を実現することがターゲットの1つとなっている。 【0004】 しかしながら、高周波数帯を用いる無線通信では、パスロスが問題となる。パスロスを補償するために、多数のアンテナによるビームフォーミングが有望な技術となっている(非特許文献2参照)。 【先行技術文献】 【非特許文献】 【0005】 “IMT Vision - Framework and overallobjectives of the future development of IMT for 2020 and beyond,” Recommendation ITU-R M.2083-0, Sept. 2015. E. G. Larsson, O. Edfors, F. Tufvesson, andT. L. Marzetta, “Massive MIMO for next generationwireless system,” IEEE Commun. Mag., vol.52, no. 2, pp.186-195, Feb. 2014. 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、特に複数の基地局装置を備える通信システム又は複数の通信機器と共存する通信システムにおいて、多数のアンテナによるビームフォーミングは、所望の送信電力は向上するものの、ビームフォーミングによる強い干渉信号が確率的に生じてしまうという問題がある。 【0007】 本発明の一態様はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ビームフォーミングによる干渉が生じる環境であっても、周波数利用効率又はスループットを向上することが可能な基地局装置及び通信方法を提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0008】 上述した課題を解決するために本発明に係る通信装置及び通信方法の構成は、次の通りである。 【0009】 本発明の一態様に係る通信装置は、通信部と制御部を備え、前記通信部は、第1の周波数帯、又は前記第1の周波数帯及び第2の周波数帯で通信し、前記制御部は、前記第1の周波数帯で通信する場合に第1の通信プロトコルで通信するように制御し、前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯で通信する場合に第2の通信プロトコルで通信するように 制御する。 【0010】 本発明の一態様に係る通信装置において、前記第2の周波数帯は前記第1の周波数帯よりも高周波数である。 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPatで参照する