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公開番号2023078442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2023052880,2021506339
出願日2023-03-29,2019-07-08
発明の名称通信システム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04W 72/563 20230101AFI20230530BHJP(電気通信技術)
要約【課題】異なるUEが関与する場合に、動的リソース共有を実装する方法、UE及びネットワーク装置を提供する。
【解決手段】モバイル(セルラ又は無線)通信システム1において、基地局5は、1つのUE(User Equipment:ユーザ装置)3A(3B)に、前記UEに割り当てられた通信リソースのセット(たとえば、スロット)内のプリエンプト可能な通信リソース(例えば、ミニスロット)を構成する。前記UEは、前記通信リソースのセットで、eMBB(enhanced Mobile BroadBand:拡張モバイルブロードバンド)によるアップリンク通信を行う。UEは、「ULプリエンプション指示」を受信した場合、異なるUEによるURLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications:超信頼性及び低遅延通信)用にプリエンプト可能な通信リソースをプリエンプトする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャンセル可能な少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信する手段と、
前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いたアップリンク送信がキャンセルされること、および、キャンセルされる期間を示す情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)を受信する手段と、
前記RRCメッセージおよび前記DCIに基づいて、前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いた前記アップリンク送信を前記期間でキャンセルする手段と、
を備えるユーザ装置(User Equipment:UE)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記DCIは、キャンセルされる前記アップリンク送信で用いられる前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部に対応するインデックスを含むフィールドと、キャンセルする前記期間を含むフィールドと、を示す、請求項1記載のUE。
【請求項3】
変調及び符号化方式/トランスポートブロックサイズ(Modulation and Coding Scheme/Transport Block Size:MCS/TBS)を示す情報を受信する手段を備える、請求項1または2記載のUE。
【請求項4】
前記MCS/TBSを示す情報は、前記DCIとともに受信される、請求項3記載のUE。
【請求項5】
前記MCS/TBSを示す情報は、前記DCIを受信する前に前記UEが適用するMCS/TBSを更新するためのデルタ値を含む、請求項3又は4記載のUE。
【請求項6】
キャンセル可能な前記少なくとも1つの通信リソースに関連付けられた送信(transmission:Tx)電力レベルを示す制御データを受信する手段と、
前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部で、前記UEによるアップリンク送信にTx電力レベルを適用する手段と、を備える、請求項1乃至5のうち何れか1項記載のUE。
【請求項7】
キャンセル可能な少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージをユーザ装置(User Equipment:UE)に送信する手段と、
前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いた前記UEによるアップリンク送信がキャンセルされること、および、キャンセルされる期間を示す情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)を前記UEに送信する手段と、を備えるネットワーク装置。
【請求項8】
キャンセル可能な少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することと、
前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いたアップリンク送信がキャンセルされること、および、キャンセルされる期間を示す情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記RRCメッセージ及び前記DCIに基づいて、前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いた前記アップリンク送信を前記期間でキャンセルすることと、を含む、ユーザ装置(User Equipment:UE)における方法。
【請求項9】
キャンセル可能な少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージをユーザ装置(User Equipment:UE)に送信することと、
前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部を用いた前記UEによるアップリンク送信がキャンセルされること、および、キャンセルされる期間を示す情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)を前記UEに送信することと、を含む、ネットワーク装置における方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信デバイス及びネットワークに関する。特に、本発明は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格、又はこれと同等若しくは派生の規格に従って動作する移動通信デバイス及びネットワークに関するが、これに限定されない。特に、本発明は、いわゆる「5G」(又は「次世代」)システムにおける多重データトラフィックに関するが、これに限定されない。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP規格の最新動向は、「EPC(Evolved Packet Core)ネットワーク及びE-UTRAN(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network:進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク)のLTE(Long Term Evolution)」と呼ばれ、一般に「4G」とも呼ばれる。更に、「5G」及び「NR(New Radio)」といった語は、MTC(Machine Type Communications:マシン型通信)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)通信、車両通信、自律走行車、高解像度ビデオストリーミング、スマートシティサービスなどの様々なアプリケーション及びサービスをサポートすることが期待される進化型の通信技術を指す。したがって、5G技術は、バーティカル市場へのネットワークアクセスを可能にし、サードパーティにネットワークサービスを提供し、新しいビジネスチャンスを創出するためのネットワーク(RAN)共有をサポートすることが期待されている。3GPPは、いわゆる3GPP NextGen(Next Generation)RAN及び3GPP NGC(NextGen Core:次世代コア)ネットワークによって5Gをサポートすることを計画している。5Gネットワーク及びネットワークスライシングの種々の詳細は、例えば、NGMN(Next Generation Mobile Networks)アライアンスによるNGMN 5G White Paper V1.0に説明されており、当該文書は、https://www.ngmn.org/5g-white-paper.htmlから入手可能である。
【0003】
次世代のモバイル通信ネットワークは、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)によって以下の3カテゴリに分類される多様なサービス要件をサポートする必要がある:eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications)、及びmMTC(massive Machine Type Communications)。eMBBは、HD(High Definition:高解像度)ビデオ、VR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)など、広い保証帯域幅を必要とするサービスにフォーカスしたMBBに対する拡張サポートを提供することを目的とする。URLLCは、自動運転やファクトリーオートメーションなど、非常に短い時間内でアクセスを保証する必要のある重要なアプリケーションの要件である。mMTCは、スマートメータリングや環境モニタリングなど、接続された多数のデバイスをサポートする必要があるが、通常は一定のアクセス遅延を許容することができる。これらのアプリケーションのうちのいくつかは、比較的緩いQoS/QoE(Quality of Service/Quality of Experience)要件を有してもよい。一方で、一部のアプリケーションは、比較的厳しいQoS/QoE要件(例えば、高帯域幅や低遅延など)を有してもよい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、3GPPでは、NRネットワークで様々な種類のURLLC通信をサポートし、アップリンク(UL:UpLink)で異なるUEからのeMBB及びURLLCサービスを含むeMBB及びURLLCサービス間における動的リソース共有をサポートするための物理レイヤの拡張を検討中である。しかしながら、異なるUEが関与する場合にそのような動的リソース共有を実装する方法については、まだ決定がされていない。
【0005】
提案のあった1つのオプションでは、eMBB UEは、(ネットワークからの)指示を検出した場合、そのUL送信をキャンセルする。別提案のオプションでは、UL電力制御を使用する。すなわち、URLLC UEが、eMBB UE送信と同一のリソースで、URLLC ULの送信電力をブーストした及び/又はeMBBULの送信電力を削減した送信電力によって、送信を行う。更に、(異なるUEからの)eMBB及びURLLCサービスを多重化する場合、これらの異なるeMBB/URLLCサービスに対応するレイテンシ及び信頼性要件が大幅に異なることも考慮に入れる必要がある。
【0006】
本発明は、上記の問題に対処する、又は少なくとも軽減する方法及び関連する装置を提供するものである。
【0007】
当業者の理解の効率化のために、本発明は3GPPシステム(5Gネットワーク)のコンテキストを想定して詳細に説明するが、本発明の原理はスライススケジューリングを行う他のシステムにも適用することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の例示的な態様によれば、UE(User Equipment:ユーザ装置)により実行される方法であって、前記UEに割り当てられた通信リソースのセット内の少なくとも1つの通信リソースであって、プリエンプト可能な前記少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を受信することと、前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部が、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications:超信頼性及び低遅延通信)通信用にプリエンプトされることを示す制御データを受信することと、前記受信した制御データに基づいて、前記識別された少なくとも1つの通信リソースをプリエンプトすることと、を備える方法、が提供される。
【0009】
本発明の例示的な態様によれば、ネットワーク装置により実行される方法であって、UE(User Equipment:ユーザ装置)に割り当てられた通信リソースのセット内の少なくとも1つの通信リソースであって、プリエンプト可能な前記少なくとも1つの通信リソースを識別する情報を前記UEに送信することと、前記少なくとも1つの通信リソースの少なくとも一部が、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications:超信頼性及び低遅延通信)通信用にプリエンプトされることを示す制御データを前記UEに送信することと、を備える方法、が提供される。
【0010】
本発明の例示的な態様によれば、ネットワーク装置により実行される方法であって、隣接するネットワーク装置から、前記隣接するネットワーク装置のセル内におけるURLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communications:超信頼性及び低遅延通信)通信の設定を識別する情報を取得することと、前記取得した情報に基づいて、前記ネットワーク装置のセル内におけるURLLC通信用の通信リソースの割り当てを決定することと、を備える方法、が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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