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公開番号2023078384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2023046484,2021130523
出願日2023-03-23,2012-04-24
発明の名称移動体通信システム、移動端末および基地局
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 28/16 20090101AFI20230530BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の基地局装置で協働して端末装置と通信するためのスケジューリングにおいて、複数の基地局装置間における遅延の影響を可及的に抑えることができる移動体通信システム等を提供する。
【解決手段】移動体通信システムは、移動端末、第1基地局および第2基地局を含む。第1基地局から参照信号を送信する。移動端末は第1基地局からの参照信号を受信する際に受信電力の測定を行う。移動端末から第1基地局に測定結果を報告する。第1基地局から第2基地局に測定結果を第1基地局の識別情報と共に通知する。測定結果に基づいて、第1基地局および第2基地局は協働して移動端末との間で通信を行う。
【選択図】図21
特許請求の範囲【請求項1】
移動端末、第1基地局および第2基地局を含む移動体通信システムであって、
前記第1基地局から参照信号を送信し、
前記移動端末は前記第1基地局からの前記参照信号を受信する際に受信電力の測定を行い、
前記移動端末から前記第1基地局に測定結果を報告し、
前記第1基地局から前記第2基地局に前記測定結果を前記第1基地局の識別情報と共に通知し、
前記測定結果に基づいて、前記第1基地局および前記第2基地局は協働して前記移動端末との間で通信を行うことを特徴とする移動体通信システム。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
第1基地局および第2基地局との間で通信を行う移動端末であって、
前記第1基地局から送信された参照信号を受信し、
前記第1基地局からの前記参照信号を受信する際に受信電力の測定を行い、
前記第1基地局に測定結果を報告し、
前記測定結果に基づいて、前記第1基地局および前記第1基地局から前記測定結果が前記第1基地局の識別情報と共に通知され前記第1基地局と協働する前記第2基地局との間で通信を行うことを特徴とする移動端末。
【請求項3】
他の基地局と協働して、移動端末との間で通信を行う基地局であって、
前記移動端末に参照信号を送信し、
前記基地局からの前記参照信号を受信する際に前記移動端末において行われた受信電力の測定結果であり、前記移動端末から報告された前記測定結果を受信し、
前記他の基地局に前記測定結果を前記基地局の識別情報と共に通知し、
前記測定結果に基づいて、前記他の基地局と協働して前記移動端末との間で通信を行うことを特徴とする基地局。
【請求項4】
他の基地局と協働して、移動端末との間で通信を行う基地局であって、
前記他の基地局から前記移動端末に送信された参照信号を、前記移動端末において受信する際に受信電力の測定を行い、その際に得られた測定結果を前記他の基地局の識別情報と共に前記他の基地局を経由して受信し、
前記測定結果に基づいて、前記他の基地局と協働して前記移動端末との間で通信を行うことを特徴とする基地局。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体通信システム、移動端末および基地局に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
第3世代と呼ばれる通信方式のうち、W-CDMA(登録商標)(Wideband Code division Multiple Access)方式が2001年から日本で商用サービスが開始されている。また、下りリンク(個別データチャネル、個別制御チャネル)にパケット伝送用のチャネル(High Speed-Downlink Shared Channel:HS-DSCH)を追加することにより、下りリンクを用いたデータ送信の更なる高速化を実現するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のサービスが開始されている。さらに、上り方向のデータ送信をより高速化するために、HSUPA(High Speed Uplink Packet Access)方式についてもサービスが開始されている。W-CDMAは、移動体通信システムの規格化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)により定められた通信方式であり、リリース10版の規格書がとりまとめられている。
【0003】
また、3GPPにおいて、W-CDMAとは別の通信方式として、無線区間についてはロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)、コアネットワーク(単にネットワークとも称する)を含めたシステム全体構成については、システムアーキテクチャエボリューション(System Architecture Evolution:SAE)と称される新たな通信方式が検討されている。この通信方式は3.9G(3.9 Generation)システムとも呼ばれる。
【0004】
LTEでは、アクセス方式、無線のチャネル構成やプロトコルが、現在のW-CDMA(HSDPA/HSUPA)とは全く異なるものになる。例えば、アクセス方式は、W-CDMAが符号分割多元接続(Code Division Multiple Access)を用いているのに対して、LTEは下り方向はOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、上り方向はSC-FDMA(Single Career Frequency Division Multiple Access)を用いる。また、帯域幅は、W-CDMAが5MHzであるのに対し、LTEでは1.4MHz,3MHz,5MHz,10MHz,15MHz,20MHzの中で基地局毎に選択可能となっている。また、LTEでは、W-CDMAのように回線交換を含まず、パケット通信方式のみになる。
【0005】
LTEは、W-CDMAのコアネットワークであるGPRS(General Packet Radio Service)とは異なる新たなコアネットワークを用いて通信システムが構成されるため、W-CDMA網とは別の独立した無線アクセス網として定義される。したがって、W-CDMAの通信システムと区別するため、LTEの通信システムでは、移動端末(User Equipment:UE)と通信を行う基地局(Base station)はeNB(E-UTRAN NodeB)と称され、複数の基地局と制御データやユーザデータのやり取りを行う基地局制御装置(Radio Network Controller)は、EPC(Evolved Packet Core)またはaGW(Access Gateway)と称される。
【0006】
このLTEの通信システムでは、ユニキャスト(Unicast)サービスとE-MBMSサービス(Evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)とが提供される。E-MBMSサービスとは、放送型マルチメディアサービスであり、単にMBMSと称される場合もある。複数の移動端末に対してニュースや天気予報、モバイル放送などの大容量放送コンテンツが送信される。これを1対多(Point to Multipoint)サービスともいう。
【0007】
3GPPでの、LTEシステムにおける全体的なアーキテクチャ(Architecture)に関する現在の決定事項が、非特許文献1(4章)に記載されている。全体的なアーキテクチャについて図1を用いて説明する。図1は、LTE方式の通信システムの構成を示す説明図である。図1において、移動端末101に対する制御プロトコル、例えばRRC(Radio Resource Control)と、ユーザプレイン、例えばPDCP(Packet Data Convergence Protocol)、RLC(Radio Link Control)、MAC(Medium Access Control)、PHY(Physical layer)とが基地局102で終端するならば、E-UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は1つあるいは複数の基地局102によって構成される。
【0008】
基地局102は、MME(Mobility Management Entity)103から通知されるページング信号(Paging Signal、ページングメッセージ(paging messages)とも称される)のスケジューリング(Scheduling)および送信を行う。基地局102は、X2インタフェースにより、互いに接続される。また基地局102は、S1インタフェースによりEPC(Evolved Packet Core)に接続される。より明確には、基地局102は、S1_MMEインタフェースによりMME(Mobility Management Entity)103に接続され、S1_UインタフェースによりS-GW(Serving Gateway)104に接続される。
【0009】
MME103は、複数あるいは単数の基地局102へのページング信号の分配を行う。また、MME103は待受け状態(Idle State)のモビリティ制御(Mobility control)を行う。MME103は、移動端末が待ち受け状態の際、および、アクティブ状態(Active State)の際に、トラッキングエリア(Tracking Area)リストの管理を行う。
【0010】
S-GW104は、一つまたは複数の基地局102とユーザデータの送受信を行う。S-GW104は、基地局間のハンドオーバの際、ローカルな移動性のアンカーポイント(Mobility Anchor Point)となる。EPCには、さらにP-GW(PDN Gateway)が存在し、ユーザ毎のパケットフィルタリングやUE-IDアドレスの割当などを行う。
(【0011】以降は省略されています)

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