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公開番号2023077996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191539
出願日2021-11-25
発明の名称車両用ホイール
出願人株式会社 タッチョー
代理人個人
主分類B60B 3/04 20060101AFI20230530BHJP(車両一般)
要約【課題】 錆の発生を抑制し、耐久性を高めた車両用ホイールを提供する。
【解決手段】 車両用ホイールは、ディスク部とリム部とを接合し、当該接合部が溶接により固着部で固着されてなるホイール本体と、前記ディスク部と前記リム部の固着部の隙間において、当該隙間の手前側から奥側に向かって浸透性が大きくなる複数段階の軟弾性材料から構成される多層被膜層と、を備える。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
ディスク部とリム部とを接合し、当該接合部が溶接により固着部で固着されてなるホイール本体と、
前記ディスク部と前記リム部の固着部の隙間において、当該隙間の手前側から奥側に向かって浸透性が大きくなる複数段階の軟弾性材料から構成される多層被膜層と、
を備えることを特徴とする、
車両用ホイール。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用ホイールにおいて、
前記軟弾性材料が、シリコーンゴムからなる、
車両用ホイール。
【請求項3】
請求項1又は2のいずれかに記載の車両用ホイールにおいて、
前記多層被膜層のうち少なくとも1層の被膜層を構成する前記軟弾性材料が、アルカリ金属塩を含有する、
車両用ホイール。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用ホイールにおいて、
前記アルカリ金属塩が、前記隙間の奥側の被膜層のほうが手前側の被膜層よりも配合率が高い、
車両用ホイール。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の車両用ホイールにおいて、
前記アルカリ金属塩が、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、及び、ケイ酸マグネシウム、からなる群から選択される1以上である、
車両用ホイール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のタイヤに装着される車両ホイールに関し、特に耐久性を高めた車両ホイールに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等のタイヤに装着される金属製の車両ホイールは、ディスク部とリム部が溶接により固着して形成されている。しかし、このディスク部とリム部を固着して物理的に完全に密着させることは実際は困難であり、大なり小なり隙間が生じてしまう。車両ホイールの長年の使用により、この隙間から経年的に水分や粉塵が侵入し蓄積することで、金属酸化が生じて錆が発生しやすくなる。錆が発生すると、ディスク部の表面に錆汁が流出して美観を損なうのみならず、錆による腐食が進行してエアー漏れやメッキ剥離が生じて故障の原因ともなり、また車両ホイール自体の強度も低下して耐久性が低下してしまう。
【0003】
そのため、従来から、このディスク部とリム部とが固着した隙間に生じる錆や錆汁の問題を改善する目的で、様々な車両ホイールの開発研究がなされている。
【0004】
例えば、従来の車両用ホイールとしては、リム部とディスク部との接合部に形成される凹陥部を適宜の充填材にて閉塞してなる車両ホイールが知られている(特許文献1参照)。
【0005】
さらにこのような充填材に関して、例えば、従来の車両用ホイールとしては、リム部とディスク部の間の溶接接合による嵌合部を軟弾性物質から成るシール材により外部空間からシールした車両ホイールが知られている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭54-144501号公報
実開昭60-121903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来の車両用ホイールは、リム部とディスク部の間の溶接接合による嵌合部に、例えば軟弾性物質等の適宜の充填材を充填して、当該嵌合部の隙間を埋めることで、当該隙間からの錆の発生を抑制しようとするが、このような充填材であっても物理的に微細な形状の隙間を完全に埋めることはできず、依然として嵌合部の隙間からの錆の発生を抑制できていないという課題がある。
【0008】
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、錆の発生を抑制し、耐久性を高めた車両用ホイールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、鋭意研究の結果、リム部とディスク部の間の溶接接合による接合部の隙間の構造に工夫を凝らした結果、接合部の隙間についての新たな構造を見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本願に開示する車両用ホイールは、ディスク部とリム部とを接合し、当該接合部が溶接により固着部で固着されてなるホイール本体と、前記ディスク部と前記リム部の固着部の隙間において、当該隙間の手前側から奥側に向かって浸透性が大きくなる複数段階の軟弾性材料から構成される多層被膜層と、を備えるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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