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公開番号2023077995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191538
出願日2021-11-25
発明の名称撮影装置、制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G10L 21/0216 20130101AFI20230530BHJP(楽器;音響)
要約【課題】 一時的な雑音による雑音低減処理への影響を抑制する。
【解決手段】 撮影装置であって前記撮影装置の外部音声を収音する外部音声用マイクと、前記撮影装置の駆動部、または撮影装置に接続された外部装置の駆動雑音を取得する雑音参照マイクと、駆動雑音が発生している期間を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された駆動雑音が発生していない期間において、前記雑音参照マイクで取得される音声信号に基づいて背景雑音を更新する更新手段と、前記雑音参照マイクで取得される音声信号ならびに前記更新手段によって更新された背景雑音とから前記駆動雑音に関する音声信号を生成する生成手段と、前記検出手段によって検出された前記駆動雑音が発生している期間において、前記生成手段で生成された前記駆動雑音に関する音声信号を、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から低減する雑音低減手段と、を有することを特徴とする撮影装置。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
撮影装置であって
前記撮影装置の外部音声を収音する外部音声用マイクと、
前記撮影装置の駆動部、または撮影装置に接続された外部装置の駆動雑音を取得する雑音参照マイクと、
駆動雑音が発生している期間を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された駆動雑音が発生していない期間において、前記雑音参照マイクで取得される音声信号に基づいて背景雑音を更新する更新手段と、
前記雑音参照マイクで取得される音声信号ならびに前記更新手段によって更新された背景雑音とから前記駆動雑音に関する音声信号を生成する生成手段と、
前記検出手段によって検出された前記駆動雑音が発生している期間において、前記生成手段で生成された前記駆動雑音に関する音声信号を、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から低減する雑音低減手段と、
を有することを特徴とする撮影装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記外部装置はレンズであることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
【請求項3】
前記検出手段は、前記撮影装置の駆動部に対する制御情報、または前記外部装置に対する制御情報に基づいて駆動雑音が発生する期間を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
【請求項4】
前記更新手段は、前記雑音参照マイクで取得された信号と、前記更新手段によって更新された背景雑音との比に基づいて、背景雑音を更新する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置。
【請求項5】
前記更新手段によって更新される背景雑音は、前記更新手段によって既に更新された背景雑音との平均値をとることで背景雑音を更新する
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
【請求項6】
前記更新手段によって更新される背景雑音は、所定期間の背景雑音との平均値をとる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
【請求項7】
前記更新手段に更新される背景雑音は、所定期間の背景雑音を加重平均された値である
ことを特徴とする請求項5または6に記載の撮影装置。
【請求項8】
前記雑音低減手段によって雑音を低減したか否かに関わらず、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から、背景雑音を低減する第二の雑音低減手段をさらに有する
ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の撮影装置。
【請求項9】
撮影装置の外部音声を収音する外部音声用マイクと、前記撮影装置の駆動部、または撮影装置に接続された外部装置の駆動雑音を取得する雑音参照マイクと、を有する前記撮影装置の制御方法であって、
駆動雑音が発生している期間を検出する検出工程と、
前記検出工程によって検出された駆動雑音が発生していない期間において、前記雑音参照マイクで取得される音声信号に基づいて背景雑音を更新する更新工程と、
前記雑音参照マイクで取得される音声信号ならびに前記更新工程によって更新された背景雑音とから前記駆動雑音に関する音声信号を生成する生成工程と、
前記検出工程によって検出された前記駆動雑音が発生している期間において、前記生成工程で生成された前記駆動雑音に関する音声信号を、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から低減する雑音低減工程と、
を有することを特徴とする制御方法。
【請求項10】
撮影装置の外部音声を収音する外部音声用マイクと、前記撮影装置の駆動部、または撮影装置に接続された外部装置の駆動雑音を取得する雑音参照マイクと、を有する前記撮影装置に制御方法を実行させるためのプログラムであって、ここで前記制御方法は
駆動雑音が発生している期間を検出する検出工程と、
前記検出工程によって検出された駆動雑音が発生していない期間において、前記雑音参照マイクで取得される音声信号に基づいて背景雑音を更新する更新工程と、
前記雑音参照マイクで取得される音声信号ならびに前記更新工程によって更新された背景雑音とから前記駆動雑音に関する音声信号を生成する生成工程と、
前記検出工程によって検出された前記駆動雑音が発生している期間において、前記生成工程で生成された前記駆動雑音に関する音声信号を、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から低減する雑音低減工程と、を含むことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は音声信号に含まれる雑音を低減することが可能な撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、カメラ筐体内部に設置された雑音参照マイクを用いてレンズ駆動雑音を低減する処理を実行する処理が知られている。特許文献1では、雑音参照マイクから主マイクロホンの伝達系のインパルス応答を減算結果が最小になるように逐次推定し、雑音参照マイクの信号に前記インパルス応答を畳み込んだ信号を主マイクロホンから減算する処理を実行することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-253387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、雑音参照マイクにはレンズ駆動雑音以外にもマイクの電気ノイズなどのセルフノイズや外部音声の漏れ込みといった、レンズ駆動以外の要因から発生したと考えられる雑音が混入することがある。その結果、主マイクロホンから入力された音声信号が過剰に低減されてしまう場合や、雑音の低減が不足してしまう場合などの雑音の低減が適切に行われない場合があった。
【0005】
そこで、本発明では、一時的な雑音による雑音低減処理への影響を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
撮影装置であって前記撮影装置の外部音声を収音する外部音声用マイクと、前記撮影装置の駆動部、または撮影装置に接続された外部装置の駆動雑音を取得する雑音参照マイクと、駆動雑音が発生している期間を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された駆動雑音が発生していない期間において、前記雑音参照マイクで取得される音声信号に基づいて背景雑音を更新する更新手段と、前記雑音参照マイクで取得される音声信号ならびに前記更新手段によって更新された背景雑音とから前記駆動雑音に関する音声信号を生成する生成手段と、前記検出手段によって検出された前記駆動雑音が発生している期間において、前記生成手段で生成された前記駆動雑音に関する音声信号を、前記外部音声用マイクで取得された音声信号から低減する雑音低減手段と、を有することを特徴とする撮影装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一時的な雑音の混入による雑音低減処理への影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一の実施形態における撮影装置のブロック図の一例である。
第一の実施形態における音声処理部および収音部のブロック図の一例である。
第一の実施形態における音声処理部のフローチャートである。
第一の実施形態における取得した背景雑音スペクトルの影響度の変化を示す図の一例である。
第二の実施形態における音声処理部および収音部のブロック図の一例である。
第二の実施形態における音声処理部のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
【0010】
[第一の実施形態]
図1は第一の実施形態における撮影装置100の構成の一例を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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