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公開番号2023077985
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191528
出願日2021-11-25
発明の名称放射線撮像装置および放射線撮像方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 5/32 20230101AFI20230530BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 放射線画像の連続撮影の際、リセットから曝射撮影までのノイズ蓄積時間の変動を低減するために有利な技術を提供する。
【解決手段】 放射線を電気信号に変換する変換素子と変換素子からの信号を複数回にわたってサンプルホールドするサンプルホールド回路と、放射線発生装置からの撮影駆動開始を検出する駆動開始検出部と、複数の変換素子の各々におけるリセットのタイミングを決定するリセット制御部と、を備え、サンプルホールド回路による複数回のサンプルホールドのうち少なくとも1回のサンプルホールドのタイミングは放射線の照射期間におけるタイミングであり、リセット制御部は、駆動開始検出部にて撮影駆動の開始が検出される度に、変換素子をリセットするようにリセットタイミングを制御する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
放射線を電気信号に変換する変換素子と該変換素子からの信号を複数回にわたってサンプルホールドするサンプルホールド回路とを少なくとも備える画素を複数有する画素アレイと、
前記画素アレイから信号を読み出す読出回路と、
放射線発生装置から放射された放射線または前記放射線発生装置から提供される情報に基づいて前記放射線発生装置による放射線の照射の開始を検出する曝射検出部と、
前記曝射検出部によって放射線の照射の開始が検出される度に、前記複数の画素の各々における複数回のサンプルホールドのタイミングを決定するタイミング制御部と、
前記放射線発生装置からの撮影駆動開始を検出する駆動開始検出部と、
前記複数の変換素子の各々におけるリセットのタイミングを決定するリセット制御部と、を備え、
前記サンプルホールド回路による複数回のサンプルホールドのうち少なくとも1回のサンプルホールドのタイミングは放射線の照射期間におけるタイミングであり、
前記リセット制御部は、前記駆動開始検出部にて撮影駆動の開始が検出される度に、前記変換素子をリセットするようにリセットタイミングを制御する
ことを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記タイミング制御部は、互いに異なる複数のエネルギーにおける放射線画像が得られるように前記複数回のサンプルホールドのタイミングを決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記複数の画素の各々は、前記変換素子をリセットするリセット部を更に有し、
前記リセット制御部が決定したタイミングに従って
前記リセット部が前記変換素子をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記駆動開始検出部は、前記放射線発生装置から提供される情報に基づいて駆動の開始を検出し、該提供される情報は曝射を許可する情報または該曝射を許可する情報に同期して生成される情報であることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
前記リセット制御部は、前記駆動開始検出部による撮影駆動開始の検出から前記曝射検出部による放射線の照射の開始の検出までの間に前記リセット部が前記変換素子をリセットするようにリセットタイミングを制御することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
放射線を電気信号に変換する変換素子と、該変換素子からの信号を複数回にわたってサンプルホールドするサンプルホールド回路と、を少なくとも備える画素を複数有する画素アレイと、
前記画素アレイから信号を読み出す読出回路と、
放射線発生装置から放射された放射線または前記放射線発生装置から提供される情報に基づいて前記放射線発生装置による放射線の照射の開始を検出する曝射検出部と、
前記曝射検出部によって放射線の照射の開始が検出される度に、前記複数の画素の各々における複数回のサンプルホールドのタイミングを決定するタイミング制御部と、
前記複数の変換素子の各々におけるリセットのタイミングを決定するリセット制御部と、
を備え、
前記サンプルホールド回路による複数回のサンプルホールドのうち少なくとも1回のサンプルホールドのタイミングは放射線の照射期間におけるタイミングであり、
前記リセット制御部は、前記リセットのタイミングに同期して前記放射線発生装置に対して放射線の照射の開始を促す情報を出力する
ことを特徴とする放射線撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線撮像装置および放射線撮像方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
放射線撮像装置を応用した撮影方法としてエネルギーサブトラクション法がある。
【0003】
エネルギーサブトラクション法は、被検体に照射する放射線のエネルギーを異ならせて複数回にわたって撮像して得た複数の画像を処理することによって新たな画像(例えば、骨画像および軟部組織画像)を得る方法である。
【0004】
特許文献1には、放射線の照射開始から信号のサンプルホールドまでの時間の変動を低減するために有利な技術が記載されている。この技術は、放射線の照射を検知する検出部を有し、放射線の照射を検知する度に、複数回のサンプルホールドのタイミングを決定する技術である。この技術により、エネルギーサブトラクション法による放射線画像撮影において、信号のサンプルホールドタイミングの好適な制御ができる技術が提供された。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-24926
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし特許文献1の技術においても、画像信号に含まれるノイズ対策において、改良の余地があった。本発明は上記課題を解決する放射線撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を鑑みて、本発明の放射線撮像装置は、放射線を電気信号に変換する変換素子と該変換素子からの信号を複数回にわたってサンプルホールドするサンプルホールド回路とを少なくとも備える画素を複数有する画素アレイと、前記画素アレイから信号を読み出す読出回路と、放射線発生装置から放射された放射線または前記放射線発生装置から提供される情報に基づいて前記放射線発生装置による放射線の照射の開始を検出する曝射検出部と、前記曝射検出部によって放射線の照射の開始が検出される度に、前記複数の画素の各々における複数回のサンプルホールドのタイミングを決定するタイミング制御部と、前記放射線発生装置からの撮影駆動開始を検出する駆動開始検出部と、前記複数の変換素子の各々におけるリセットのタイミングを決定するリセット制御部と、を備え、前記サンプルホールド回路による複数回のサンプルホールドのうち少なくとも1回のサンプルホールドのタイミングは放射線の照射期間におけるタイミングであり、前記リセット制御部は、前記駆動開始検出部にて撮影駆動の開始が検出される度に、前記変換素子をリセットするようにリセットタイミングを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像信号に含まれるノイズへの対策が図れ、より良好な画像の提供が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態の放射線撮像装置の構成を示す図。
撮像部の構成例を示す図。
1つの画素の構成例を示す図。
拡張モード1(比較例)における放射線撮像装置の動作を示す図。
拡張モード1(比較例)における課題を説明する図。
拡張モード2における放射線撮像装置の動作を示す図。
拡張モード2における課題の改善結果を説明する図。
拡張モード3における放射線撮像装置の動作を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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