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公開番号2023077941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191454
出願日2021-11-25
発明の名称判定装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F02M 37/00 20060101AFI20230530BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】圧力センサが正常であるか否かを精度良く判定することができる技術を提供する。
【解決手段】アスピレータは、燃料ポンプから吐出されて前記アスピレータを通過する燃料の流れにより、前記アスピレータに接続されている第2通路内の圧力を低下させるように構成されている。制御部は、開閉弁が閉弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出している状態で、圧力センサの検出圧力が安定したときの前記検出圧力である第1圧力と、燃料タンク内の燃料の温度に基づいて算出される基準圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料タンクと、
前記燃料タンク内に配置されているアスピレータと、
前記燃料タンク内に配置されており、前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、
前記燃料ポンプと前記アスピレータに接続されており、前記燃料ポンプから吐出される燃料を前記アスピレータを通じて前記燃料タンク内に導入する第1通路と、
前記燃料タンク外に配置されている外気導入部と、
前記外気導入部と前記アスピレータに接続されており、前記外気導入部から導入される外気を前記アスピレータを通じて前記燃料タンク内に導入する第2通路と、
前記第2通路を開閉する開閉弁と、
前記アスピレータと前記開閉弁との間の前記第2通路内の圧力を検出する圧力センサと、
制御部と、を備え、
前記アスピレータは、前記燃料ポンプから吐出されて前記アスピレータを通過する燃料の流れにより、前記アスピレータに接続されている前記第2通路内の圧力を低下させるように構成されており、
前記制御部は、前記開閉弁が閉弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出している状態で、前記圧力センサの検出圧力が安定したときの前記検出圧力である第1圧力と、前記燃料タンク内の燃料の温度に基づいて算出される基準圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定する、判定装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の判定装置であって、
前記制御部は、前記開閉弁が閉弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出している状態で、前記第1圧力に代えて、前記開閉弁と前記アスピレータの間の前記第2通路内の推定圧力が安定したときの前記推定圧力である第2圧力と、前記基準圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定し、
前記推定圧力は、前記圧力センサの検出圧力と経過時間との関係から推定される、判定装置。
【請求項3】
請求項1に記載の判定装置であって、
前記燃料タンク内に燃料が補給されたことを示す履歴情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記履歴情報が前記記憶部に記憶されている場合は、前記第1圧力と、前記基準圧力を補正した値である補正圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定し、
前記補正圧力は、前記燃料タンク内に燃料が補給された後に前記燃料ポンプが燃料を吐出したときの前記圧力センサの検出圧力と、その時の前記燃料タンク内の燃料の温度と、の関係に基づいて前記基準圧力が補正された値である、判定装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の判定装置であって、
前記制御部は、前記開閉弁が開弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出していない状態で、前記圧力センサの検出圧力と、現在地の外気温度と標高とに基づいて算出される現在地の外気圧力と、を比較する、判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、判定装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置が開示されている。特許文献1の診断装置は、燃料タンクと、燃料タンク内に配置されているアスピレータと、燃料タンク内に配置されており、燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、燃料ポンプとアスピレータに接続されており、燃料ポンプから吐出される燃料をアスピレータを通じて燃料タンク内に導入する第1通路とを備えている。また、特許文献1の装置は、燃料タンク外に配置されている外気導入部と、外気導入部とアスピレータに接続されており、外気導入部から導入される外気をアスピレータを通じて燃料タンク内に導入する第2通路とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-40123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の診断装置では、燃料ポンプが燃料を吐出すると、燃料ポンプから吐出されてアスピレータを通過する燃料の流れにより、アスピレータに接続されている第2通路内の圧力が低下する。第2通路内の圧力が低下したときに、第2通路内の圧力を圧力センサにより検出することがある。この場合に、圧力センサが正常であるか否かを判定することが考えられる。本明細書は、圧力センサが正常であるか否かを精度良く判定することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示する判定装置は、燃料タンクと、前記燃料タンク内に配置されているアスピレータと、前記燃料タンク内に配置されており、前記燃料タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、前記燃料ポンプと前記アスピレータに接続されており、前記燃料ポンプから吐出される燃料を前記アスピレータを通じて前記燃料タンク内に導入する第1通路と、前記燃料タンク外に配置されている外気導入部と、前記外気導入部と前記アスピレータに接続されており、前記外気導入部から導入される外気を前記アスピレータを通じて前記燃料タンク内に導入する第2通路と、前記第2通路を開閉する開閉弁と、前記アスピレータと前記開閉弁との間の前記第2通路内の圧力を検出する圧力センサと、制御部と、を備えている。前記アスピレータは、前記燃料ポンプから吐出されて前記アスピレータを通過する燃料の流れにより、前記アスピレータに接続されている前記第2通路内の圧力を低下させるように構成されている。前記制御部は、前記開閉弁が閉弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出している状態で、前記圧力センサの検出圧力が安定したときの前記検出圧力である第1圧力と、前記燃料タンク内の燃料の温度に基づいて算出される基準圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定する。
【0006】
この構成によれば、圧力センサの検出圧力が安定したときの検出圧力である第1圧力と基準圧力とを比較することにより、圧力センサが正常であるか否かを精度良く判定することができる。例えば、第1圧力が基準圧力の±(プラス/マイナス)10%の範囲を超える場合は、圧力センサが異常であると判定することができる。また、第1圧力が基準圧力の±(プラス/マイナス)10%の範囲を超えない場合は、圧力センサが正常であると判定することができる。
【0007】
前記制御部は、前記開閉弁が閉弁しており、前記燃料ポンプが燃料を吐出している状態で、前記第1圧力に代えて、前記開閉弁と前記アスピレータの間の前記第2通路内の推定圧力が安定したときの前記推定圧力である第2圧力と、前記基準圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定してもよい。前記推定圧力は、前記圧力センサの検出圧力と経過時間との関係から推定されてもよい。
【0008】
この構成によれば、第1圧力に代えて第2圧力と基準圧力とを比較することにより、圧力センサが正常であるか否かを精度良く判定することができる。例えば、燃料タンク内の圧力が高いことにより圧力センサの検出圧力が安定しないときに、第1圧力に代えて第2圧力と基準圧力とを比較することができる。
【0009】
判定装置は、前記燃料タンク内に燃料が補給されたことを示す履歴情報を記憶する記憶部を更に備えていてもよい。前記制御部は、前記履歴情報が前記記憶部に記憶されている場合は、前記第1圧力と、前記基準圧力を補正した値である補正圧力とを比較することにより、前記圧力センサが正常であるか否かを判定していてもよい。前記補正圧力は、前記燃料タンク内に燃料が補給された後に前記燃料ポンプが燃料を吐出したときの前記圧力センサの検出圧力と、その時の前記燃料タンク内の燃料の温度と、の関係に基づいて前記基準圧力が補正された値であってもよい。
【0010】
燃料タンク内に燃料が補給された場合は、例えば、燃料の補給前に燃料タンク内に貯留されていた燃料の性状と、補給された燃料の性状とが異なることにより、燃料タンク内の燃料の性状が変化することがある。この場合は、燃料の性状の変化に対応して、基準圧力を補正したうえで第1圧力と補正圧力とを比較する。この構成によれば、燃料タンク内に燃料が補給された場合であっても、第1圧力と補正圧力とを比較することにより、圧力センサが正常であるか否かを精度良く判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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