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公開番号2023077929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191438
出願日2021-11-25
発明の名称放射線撮影装置、及び放射線撮影システム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H05G 1/44 20060101AFI20230530BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】放射線撮影で使用する採光野として選択された採光野を変更すること。
【解決手段】放射線撮影装置は、照射放射線量を監視することが可能な複数の採光野から予め選択された少なくとも1つの採光野を、他の採光野に変更する操作部と、操作部により変更された採光野への到達線量が線量閾値以上になった場合に、放射線の照射を停止させる信号を出力する制御部と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
照射放射線量を監視することが可能な複数の採光野から予め選択された少なくとも1つの採光野を、他の採光野に変更する操作手段と、
前記操作手段により変更された前記採光野への到達線量が線量閾値以上になった場合に、放射線の照射を停止させる信号を出力する制御手段と、
を備えることを特徴とする放射線撮影装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の採光野は、予め決められた少なくとも1つ以上の採光野の組からなる複数の採光野群からなり、
前記操作手段は、前記複数の採光野群のうち、予め選択された1つの採光野群を、他の採光野群に変更することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記採光野の選択状態を通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記採光野の選択状態を通知する通知手段を更に備え、
前記選択状態には、前記複数の採光野群の中から少なくとも一つの採光野群が選択された状態が含まれることを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記通知手段により通知された前記採光野の選択状態を、前記操作手段の操作に応じて変更することを特徴とする請求項3又は4に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記放射線撮影装置の鉛直方向に対する向きを検出する検出手段を更に備え、
前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記通知手段の通知を変更することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記放射線撮影装置の各側面のうち鉛直上方側に向ける側面を通知する複数の向き通知手段を更に備え、
前記制御手段は、前記操作手段の信号および前記検出手段の検出結果のいずれか一方に基づいて、前記複数の向き通知手段のうち、いずれか一つの向き通知手段の通知を変更することを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記操作手段の信号に基づいた向きの通知であるか、前記検出手段の検出結果に基づいた向きの通知であるかを識別可能にするために通知方法を変更することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記通知方法として前記向き通知手段の通知色を変更することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
前記操作手段は、前記放射線撮影装置で撮影可能な範囲内における被験者の位置情報に基づいて選択された採光野を変更することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用画像診断装置に応用される放射線撮影装置、及び放射線撮影システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療画像診断に用いる放射線撮影装置として、半導体センサを使用してデジタル画像を取得する装置の普及が進められている。これにより、従来の感光性フィルムによる画像取得と異なり、取得画像を瞬時に確認出来ることで作業効率の向上が実現されている。
【0003】
特許文献1には、適正な光学濃度の画像を得ること及び撮影時の線量管理のため、自動露出制御(AEC:Auto Exposure Control)の機能(以降、AEC機能と呼ぶ)を有する放射線撮影装置が開示されている。これは照射された放射線量を監視し、規定の閾値に到達した際に放射線照射を止める機能であり、具体的には、画像を形成するための画素の一部を用いて照射された放射線量を監視する方法や、別センサを内蔵して照射された放射線量を監視する方法などがある。
【0004】
照射線量を監視する画素領域(以降、採光野と呼ぶ)は任意に設計可能であり、複数の採光野候補から撮影条件等をもとに特定の採光野のみを選択的に使用する場合も開示されている。また近年、軽量化技術や無線技術が進み、可搬型の放射線撮影装置も開発されており、特許文献2にはAEC機能を有する可搬型の放射線撮影装置の提案もされている。
【0005】
放射線撮影装置の撮像素子を用いてAEC機能を実現することが可能となったことにより、採光野として使用する領域の選択肢を従来よりも増やすことが可能となっている。そのため、種々の撮影にて最適な採光野を使用することができる一方で、使用者は、撮影のたびに最適な採光野を選択する必要がある。特許文献3には放射線撮像装置を制御する制御装置にて複数の選択肢の中から撮影で使用する採光野を選択する放射線撮像システムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-50828号公報
特開2017-127444号公報
特開2020-162971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、様々な被験者の放射線画像の撮影においては、被撮影領域を位置合わせする際に予め選択された採光野を用いた撮影が不適であると判断されるケースもあり、その場合には、使用者は被験者の元を離れて、遮蔽された部屋の外部に配置された制御装置で、採光野を変更するための操作が必要となる。
【0008】
本発明は、放射線撮影で使用する採光野として予め選択された採光野を、放射線撮影装置側で変更することが可能な放射線撮影装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様の放射線撮影装置は以下の構成を備える。すなわち、放射線撮影装置は、照射放射線量を監視することが可能な複数の採光野から予め選択された少なくとも1つの採光野を、他の採光野に変更する操作手段と、前記操作手段により変更された前記採光野への到達線量が線量閾値以上になった場合に、放射線の照射を停止させる信号を出力する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、放射線撮影で使用する採光野として予め選択された採光野を、放射線撮影装置側で変更することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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