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公開番号2023077921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191430
出願日2021-11-25
発明の名称画像データ処理装置および記録装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 5/30 20060101AFI20230530BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の色成分に対する画像処理を比較的簡素な構成で実現する。
【解決手段】複数の色成分の画像データを処理するための画像データ処理装置は、複数の色成分の画像データを入力する入力手段と、該入力された複数の色成分の画像データを処理する処理手段と、該処理された複数の色成分の画像データを出力する出力手段と、を備え、前記処理手段は、前記入力された複数の色成分の画像データを順に読み出して中間データを生成する第1処理と、前記入力された複数の色成分の画像データを前記中間データに基づいて処理する第2処理と、を行い、前記第1処理により生成される中間データの色成分の数は、前記第2処理により処理される画像データの色成分の数以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の色成分の画像データを処理するための画像データ処理装置であって、
複数の色成分の画像データを入力する入力手段と、該入力された複数の色成分の画像データを処理する処理手段と、該処理された複数の色成分の画像データを出力する出力手段と、を備え、
前記処理手段は、
前記入力された複数の色成分の画像データを順に読み出して中間データを生成する第1処理と、
前記入力された複数の色成分の画像データを前記中間データに基づいて処理する第2処理と、
を行い、
前記第1処理により生成される中間データの色成分の数は、前記第2処理により処理される画像データの色成分の数以下である
ことを特徴とする画像データ処理装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記入力された複数の色成分の画像データの数をPとしたとき、
前記第1処理は、P個の画像データの一部に基づいて中間データを生成する処理と、他の画像データに基づいて該中間データの更新を繰り返す処理と、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
【請求項3】
前記第1処理により生成される中間データの色成分の数は1である
ことを特徴とする請求項2に記載の画像データ処理装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記第1処理にて、前記入力されたP個の画像データの画素レベル値を画素ごとに総和して前記中間データを生成する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像データ処理装置。
【請求項5】
前記処理手段は、前記第2処理では、前記中間データと所定のパラメータとを用いて、前記入力された複数の色成分の画像データの画素レベル値を演算する
ことを特徴とする請求項4に記載の画像データ処理装置。
【請求項6】
画像データの画素レベル値は、対応の色成分における濃淡を示す
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像データ処理装置。
【請求項7】
前記第2処理は、前記演算により得られる画素レベル値が基準値以下となるように前記入力された複数の色成分の画像データを変換する変換処理を含む
ことを特徴とする請求項4から請求項6の何れか1項に記載の画像データ処理装置。
【請求項8】
前記入力手段及び前記出力手段はDMACである
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の画像データ処理装置。
【請求項9】
前記入力手段及び前記出力手段は、前記複数の色成分の数以上の一時バッファを含む
ことを特徴とする請求項8に記載の画像データ処理装置。
【請求項10】
請求項1から請求項9の何れか1項に記載の画像データ処理装置と、前記画像データ処理装置により得られたプリントデータに基づいて記録を行う記録ヘッドと、を備える
ことを特徴とする記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に画像データ処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタ等とも称される記録装置のなかには、画像データの画素レベル値の総和が基準値以下となるように処理を行い、それにより、記録装置の性能を超えた出力が行われる事態を回避するものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-37094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成によれば、画像データの色成分の数が大きくなると回路構成が大規模化してしまうという可能性があり、その観点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、発明者による上記課題の認識を契機として為されたものであり、複数の色成分に対する画像処理を比較的簡素な構成で実現することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの側面は画像データ処理装置にかかり、前記画像データ処理装置は、
複数の色成分の画像データを処理するための画像データ処理装置であって、
複数の色成分の画像データを入力する入力手段と、該入力された複数の色成分の画像データを処理する処理手段と、該処理された複数の色成分の画像データを出力する出力手段と、を備え、
前記処理手段は、
前記入力された複数の色成分の画像データを順に読み出して中間データを生成する第1処理と、
前記入力された複数の色成分の画像データを前記中間データに基づいて処理する第2処理と、
を行い、
前記第1処理により生成される中間データの色成分の数は、前記第2処理により処理される画像データの色成分の数以下である
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の色成分に対する画像処理を比較的簡素な構成で実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る記録装置の構成例を示すブロック図。
画像データ処理部の構成例を示すブロック図。
入力DMACの動作内容を説明するための模式図。
画像処理部の内部構成の例を示す模式図。
画像データ処理部の処理フローを示す模式図
実施形態に係る処理フローの例を示す模式図。
画像処理部の動作内容の例を示す模式図。
中間データの生成態様の例を説明するための模式図。
実施形態に係る処理フローの他の例を示す模式図。
画像処理部の動作内容の他の例を示す模式図。
中間データの生成態様の他の例を説明するための模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る記録装置100の構成例を示すブロック図である。記録装置100は、外部ホスト装置101から印刷ないし記録の指示を示すデータを受信し(以下「受信データ」)、所定の記録媒体に対して受信データに応じた記録を記録ヘッド110により行う。外部ホスト装置101にはパーソナルコンピュータ、ノートパソコン、タブレット等、記録装置100と通信可能な公知の端末が用いられ、外部ホスト装置101は単に外部装置などと表現されてもよい。記録媒体の典型例としては、所定のサイズにカットされた紙材(いわゆるカットシート)などが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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