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公開番号2023077875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191362
出願日2021-11-25
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/393 20060101AFI20230530BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】一つの印刷ジョブにより複数の画像形成装置から画像を出力させる場合であっても、出力物の画質を安定させる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、用紙に画像を形成する画像形成エンジン101と、センサ200と、画像形成エンジン101の動作を制御するプリンタ制御部300と、を備える。プリンタ制御部300は、センサ200による検出結果に基づいて予測画像濃度を算出する画像濃度予測モデルを有する予測濃度算出部307と、画像濃度予測モデルを修正する予測モデル修正部350と、を有する。プリンタ制御部300は、一つの印刷ジョブに基づいて他の画像形成装置と分散して印刷処理を行う場合に、他の画像形成装置の画像濃度予測モデルに応じて、予測濃度算出部307が有する画像濃度予測モデルを更新する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
用紙に画像を形成する画像形成エンジンと、
内部に設けられたセンサと、
前記画像形成エンジンの動作を制御するプリンタ制御手段と、を備え、
前記プリンタ制御手段は、
前記センサによる検出結果に基づいて予測画像濃度を算出する画像濃度予測モデルを有する予測濃度算出手段と、
前記画像濃度予測モデルを修正する予測モデル修正手段と、を有し、
前記プリンタ制御手段は、一つの印刷ジョブに基づいて他の画像形成装置と分散して印刷処理を行う場合に、予測モデル修正手段により、前記他の画像形成装置の画像濃度予測モデルに応じて、前記予測濃度算出手段が有する前記画像濃度予測モデルを更新することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記プリンタ制御手段は、前記他の画像形成装置の出力物との画像濃度差を抑制するように、前記予測濃度算出手段が有する前記画像濃度予測モデルを更新することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記プリンタ制御手段は、前記他の画像形成装置の画像濃度予測モデルから予測される画像濃度を取得し、取得した該画像濃度に応じて前記予測濃度算出手段が有する前記画像濃度予測モデルを更新することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記プリンタ制御手段は、前記一つの印刷ジョブに基づいて前記他の画像形成装置と分散して印刷処理を行う場合に、現在の画像濃度予測モデルを用いて印刷する前記印刷ジョブに応じた画像の画像濃度を推定し、前記他の画像形成装置で推定された画像濃度との差分が所定値より小さければ、前記現在の画像濃度予測モデルの更新を行わないことを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記プリンタ制御手段は、前記差分が前記所定値以上であれば、前記現在の画像濃度予測モデルを更新することを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像濃度予測モデルは回帰モデルであることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1項記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記プリンタ制御手段は、前記画像濃度予測モデルに基づき画像濃度を制御するとともに、検出用画像を測定する画像センサの検出結果に基づいて画像濃度を制御することを特徴とする、
請求項1~6のいずれか1項記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、複合機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、設置環境の変動や装置内部の環境変動に起因する短期的な状態変動、及び構成部品や現像剤の経時変化に起因する長期的な状態変動の影響により、出力画像の画像濃度や階調特性に変化が生じる。画像濃度や階調特性の変化により出力画像の色味等の画質が低下する。画像形成装置は、出力画像の画像濃度や階調特性の変化を抑制して所定の画像濃度や階調特性を得るために、随時、画像形成条件を補正する。このような画像濃度や階調特性の変化を抑制する画像形成条件の補正は、「キャリブレーション」と呼ばれる。キャリブレーションでは、例えば画像濃度が一様な検出用画像を形成し、画像濃度の目標値と検出用画像の画像濃度との比較結果に基づいて画像形成条件が適宜補正される。
【0003】
特許文献1は、階調補正用の検出用画像を用紙に形成し、画像読取部による検出用画像の読取結果をγ補正等の画像形成条件にフィードバックすることで画質を安定化する画像処理装置を開示する。キャリブレーションが必要になるタイミングは、環境変動時や長時間の放置後である。特に、環境変動が起こりやすい早朝の電源投入時や節電モードからの復帰時、出力画像の画像濃度が高くトナー補給量が多い場合、或いは画像濃度が低い出力画像を連続して出力する場合にキャリブレーションを行う必要がある。特許文献2は、このようなキャリブレーションを行う画像形成装置を開示する。
【0004】
近年では、画質の安定性と同時にユーザビリティの向上への要求が高まっている。特に、待機時間やダウンタイムの削減による生産性の向上に対する要求が高まっている。これは、画質安定化のためのキャリブレーションに対しても、より短時間で行うことを求めている。特許文献3は、キャリブレーションを短時間で行う画像形成装置を開示する。この画像形成装置は、外部環境、画像出力条件、及び各種センサの検出結果の変動を入力値とするモデルを作成する。画像形成装置は、このモデルに基づいてキャリブレーション用の検出用画像の読取結果の変動を予測する。画像形成装置は、このような予測により、キャリブレーションで所要時間の多くを費やす検出用画像の作像工程を省略して、キャリブレーションを短時間で行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-238341号公報
特開2003-167394号公報
特開2017-37100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一つの印刷ジョブにより複数の画像形成装置から画像を出力させる分散処理が行われる場合がある。分散処理では、各画像形成装置の状態が異なるために、出力物に印刷された画像の色味が画像形成装置毎に異なる可能性がある。これを回避するために、特許文献1の画像処理装置は有効である。しかしながら、各画像形成装置は、印刷が進行することによる色味や画像濃度の変動の推移が異なる。結果として、出力物の画質が各画像形成装置で異なる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、一つの印刷ジョブにより複数の画像形成装置から画像を出力させる場合であっても、出力物の画質を安定させる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成エンジンと、内部に設けられたセンサと、前記画像形成エンジンの動作を制御するプリンタ制御手段と、を備え、前記プリンタ制御手段は、前記センサによる検出結果に基づいて予測画像濃度を算出する画像濃度予測モデルを有する予測濃度算出手段と、前記画像濃度予測モデルを修正する予測モデル修正手段と、を有し、前記プリンタ制御手段は、一つの印刷ジョブに基づいて他の画像形成装置と分散して印刷処理を行う場合に、予測モデル修正手段により、前記他の画像形成装置の画像濃度予測モデルに応じて、前記予測濃度算出手段が有する前記画像濃度予測モデルを更新することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、一つの印刷ジョブにより複数の画像形成装置から画像を出力させる場合であっても、出力物の画質を安定させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
プリントシステムの構成図。
画像形成装置の構成図。
プリンタ制御部の説明図。
予測濃度算出部の説明図。
予測モデル修正部の説明図。
基本濃度値の取得処理を表すフローチャート。
2点電制による電位制御の説明図。
検出用画像の例示図。
テスト画像の画像濃度値とLPWの関係を示す図。
階調補正テーブルの説明図。
合成補正LUTの作成方法を表すフローチャート。
画像濃度カーブの説明図。
予測時LUTの説明図。
合成補正LUTの説明図。
画像濃度値を取得する処理を表すフローチャート。
合成補正LUTの作成方法の説明図。
合成補正LUTの作成方法の説明図。
合成補正LUTの作成方法の説明図。
合成補正LUTの作成方法の説明図。
予測画像濃度値の算出処理を表すフローチャート。
画像濃度予測モデルの作成処理を表すフローチャート。
分散印刷処理を表すフローチャート。
分散印刷処理の変形例を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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