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公開番号2023077801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191253
出願日2021-11-25
発明の名称インクジェット記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20230530BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】高光沢の金属光沢面を形成できるインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】インクジェット方式の記録ヘッドからインクを吐出させて記録媒体2に画像を記録するインクジェット記録方法であって、該インクは平板状の金属粒子1を含有し、記録ヘッドから吐出されるインク1滴あたりの平均質量をA(g)、記録媒体に吐出されたインク1滴あたりのドット3の面積をB(m2)、インク中の金属粒子の質量分率をC(g/g)、金属粒子の密度をD(g/m3)、金属粒子の平均厚さをT(m)としたとき、記録媒体にインク1滴が付与された領域において、下記式(1)で示すパラメータαを0.4以上1.5以下とすることで、平板状の金属粒子1を隙間なく平坦に配置し易くなり、入射光4に対する正反射光5の割合の減少が抑制され、金属光沢性に優れた画像が得られる:
α={(A×C)/D}/(B×T) 式(1)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェット方式の記録ヘッドからインクを吐出させて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクは平板状の金属粒子を含有し、
前記記録ヘッドから吐出される前記インクの1滴あたりの平均質量をA(g)、前記記録媒体に吐出された前記インクの1滴あたりのドット面積をB(m

)、前記インク中における前記金属粒子の質量分率をC(g/g)、前記金属粒子の密度をD(g/m

)、前記金属粒子の平均厚さをT(m)としたとき、前記記録媒体に前記インクが1滴付与された領域において、下記式(1)で表されるパラメータαが0.4以上1.5以下の範囲であることを特徴とするインクジェット記録方法:
α={(A×C)/D}/(B×T) 式(1)。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記パラメータαが0.7以上1.3以下の範囲である、請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項3】
記録媒体に付与するインクの単位面積あたりの付与量の最大値をW(g/m

)としたとき、下記式(2)で表されるパラメータβが0.7以上1.1以下の範囲である、請求項1または2に記載のインクジェット記録方法:
β={(C×W)/D}/T 式(2)。
【請求項4】
前記パラメータβが0.9以上1.1以下の範囲である、請求項3に記載のインクジェット記録方法。
【請求項5】
前記記録媒体の表面粗さRaが1×10
-6
m以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
【請求項6】
前記インクが水を含有し、前記インク中の前記水の含有量が20質量%以上99質量%以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
【請求項7】
前記平板状の金属粒子がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる、請求項1~6のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
【請求項8】
前記インクジェット方式の記録ヘッドから吐出するインクが、前記平板状の金属粒子を含有するインクに加えて、前記金属粒子を含有せず、色材を含有する有彩色インクを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のインクジェット記録方法。
【請求項9】
前記平板状の金属粒子を含有するインクを記録媒体上に吐出した後に、前記有彩色インクを吐出する請求項8に記載のインクジェット記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
金属光沢を有する塗膜の形成方法として、真鍮やアルミニウム等からなる金属粒子を含有する塗料やインクによる塗装や印刷、金属箔を用いる箔押し印刷等がある。
また、金属粒子を含有するインクを液滴にして記録ヘッドから記録媒体に向けて吐出するインクジェット記録方法による塗膜の形成方法が知られている。特許文献1では、高い金属光沢を得るために金属粒子の形状を平板状にし、平板状金属粒子の平面の面積より求めた円相当径の50%平均粒子径が平板状金属粒子の厚さに対して5倍より大きくすることで、高光沢の金属光沢面を形成できることが開示されている。また、記録媒体上の金属粒子の乾燥重量を低くすることでも高光沢が得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-137164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
平板状の金属粒子の厚さ、インクに含まれる平板状の金属粒子の濃度、記録ヘッドから吐出される液滴の質量、及び記録媒体に吐出された前記インクの1滴あたりのドット面積によって、金属光沢の高い画像を形成できない場合があった。またこれらの各要件の違いによって、高光沢の金属光沢面を形成できる範囲が異なり、広範囲に安定した金属光沢面の形成が望まれている。
【0005】
本発明の目的は、金属光沢の高い画像を安定して記録できるインクジェット記録方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るインクジェット記録方法は、インクジェット方式の記録ヘッドからインクを吐出させて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
前記インクは平板状の金属粒子を含有し、
前記記録ヘッドから吐出される前記インクの1滴あたりの平均質量をA(g)、前記記録媒体に吐出された前記インクの1滴あたりのドット面積をB(m

)、前記インク中における前記金属粒子の質量分率をC(g/g)、前記金属粒子の密度をD(g/m

)、前記金属粒子の平均厚さをT(m)としたとき、前記記録媒体に前記インクが1滴付与された領域において、下記式(1)で表されるαが0.4以上1.5以下を満たすことを特徴とする:
α={(A×C)/D}/(B×T) (1)。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、金属光沢の高い画像を安定して記録できるインクジェット記録方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
記録媒体に吐出された平板状の金属粒子を含むインクによるドットの断面模式図である。
記録媒体に吐出された平板状の金属粒子を含むインクによるドットの断面模式図である。
記録媒体に吐出された平板状の金属粒子を含むインクによるドットの断面模式図である。
記録媒体に吐出された平板状の金属粒子を含むインクによるドットからなる画像の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。物性値は、特に断りのない限り、25℃、1気圧(1013.25hPa)、相対湿度50%における値である。
【0010】
本発明者は、平板状の金属粒子を含有したインクによるインクジェット記録方法を検討した。具体的には、平板状の金属粒子の厚さと質量分率が異なるインクを調製した。そして、記録ヘッドから吐出されるインクの1滴あたりの平均質量と記録媒体に吐出された前記インクの1滴あたりのドット面積が異なる条件におけるインクジェット記録方法を実施した。その結果、20mm×20mmのパッチ画像を記録したところ、前記式(1)で表されるパラメータαが0.4以上1.5以下を満たす範囲において高光沢の金属光沢面を形成できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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