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公開番号2023077718
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-06
出願番号2021191114
出願日2021-11-25
発明の名称エポキシ樹脂系組成物
出願人北興化学工業株式会社
代理人
主分類C08G 59/68 20060101AFI20230530BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】各種の塗料、土木建築用部材、接着剤、繊維強化複合材料、またディスプレイ、レンズなどの光学部品などの分野において、速硬化性を有するエポキシ樹脂系組成物および外観が良好なエポキシ樹脂系硬化物を提供すること。
【手段】エポキシ樹脂、アミン系硬化剤、硬化促進剤からなるエポキシ樹脂系組成物であって、硬化促進剤として、下記の一般式(1)で表されるホスホニウム化合物を含むことを特徴とするエポキシ樹脂系組成物。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2023077718000009.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">166</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1~R4およびXは、前記と同じ意味を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
エポキシ樹脂、アミン系硬化剤、硬化促進剤からなるエポキシ樹脂系組成物であって、硬化促進剤として、下記の一般式(1)
TIFF
2023077718000008.tif
30
166
(式中、R

~R

は、同一または異なって、炭素数1~16の置換もしくは非置換の炭化水素基を示す。Xは、ハロゲン原子を示す。)で表されるホスホニウム化合物を含むことを特徴とするエポキシ樹脂系組成物。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記一般式(1)において、R

~R

が、同一または異なって、メチル基、フェニル基、メトキシメチル基、ベンジル基、および、カルボキシエチル基から選ばれる置換基である請求項1に記載のエポキシ樹脂系組成物。
【請求項3】
前記一般式(1)が、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド、メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド、ベンジルトリフェニルホスホニウムクロリド、および、カルボキシエチルトリフェニルホスホニウムブロミドからなる群から選ばれる1種のホスホニウム化合物であることを特徴とする請求項1、2に記載のエポキシ樹脂系組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のエポキシ樹脂系組成物を硬化して得られるエポキシ樹脂系硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
エポキシ樹脂、アミン系硬化剤、硬化促進剤からなるエポキシ樹脂系組成物であって、速硬化性を有するエポキシ樹脂系組成物および外観が良好なエポキシ樹脂系硬化物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エポキシ樹脂等に代表される熱硬化性樹脂系組成物は、優れた機械的、化学的および電気的性質を有する成形体等が得られるため、半導体素子の絶縁封止材料、プリント基板材料、塗料、航空機や自動車の複合材料等に広く使用されている。
【0003】
例えば塗料は、塗工前にエポキシ樹脂とエポキシ樹脂用硬化剤を混合して得られるエポキシ樹脂系組成物を用い、室温で硬化させ、塗膜を得る使い方が一般的である。
【0004】
そのエポキシ樹脂系組成物において、アミンをエポキシ樹脂用硬化剤とするエポキシ樹脂系組成物が、取り扱いが容易であるため好適に用いられている。しかし、前記のエポキシ樹脂系組成物は、室温における硬化に長時間を要することが知られている。
【0005】
一方、熱硬化性樹脂系組成物に成分として含まれる硬化促進剤は、添加することによって、熱硬化性樹脂系組成物の硬化を促進させるほかに、その成形体である硬化物の接着性、耐熱性、外観など諸特性にも影響を与えるため、適する硬化促進剤の選択は極めて重要である。
【0006】
前記のエポキシ樹脂系組成物において、硬化時間を短くするために、硬化促進剤としてサリチル酸(特許文献1参照)、p-トルエンスルホン酸、三フッ化ホウ素などが用いられているが(特許文献2参照)、酸がアミンと反応し、硬化物外観が不良となることが知られていた(非特許文献1参照)。
【0007】
そのような状況下にあって、速硬化性を有する前記のエポキシ樹脂系組成物および外観が良好なエポキシ樹脂系硬化物を与えるエポキシ樹脂用の硬化促進剤が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
国際公開第2017/175740号公報
特開2007-126627号公報
【非特許文献】
【0009】
高分子論文集 Vol.47,No.2(1990),p.159-164(Feb.,1990)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の従来技術に伴う問題点を解決しようとするものである。すなわち、アミンをエポキシ樹脂用硬化剤とするエポキシ樹脂系組成物において、速硬化性を有するエポキシ樹脂系組成物および外観が良好なエポキシ樹脂系硬化物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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