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公開番号2023077277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190528
出願日2021-11-24
発明の名称移動無線システム
出願人株式会社日立国際電気
代理人ポレール弁理士法人
主分類H04W 16/28 20090101AFI20230529BHJP(電気通信技術)
要約【課題】同一の周波数で運用し、基地局と中継局からそれぞれ送信される無線信号について、一方の送信波を0°の偏波、他方の送信波を90°偏波にする移動無線システムを提供する。
【解決手段】基地局1と中継局2から、それぞれ送信される無線信号について、一方の送信波を0°の偏波、他方の送信波を90°偏波にする。基地局1に0°偏波用アンテナ、90°偏波用アンテナを搭載し、それぞれ0°偏波を通話チャンネル1、90°偏波を通話チャンネル2に割り当てる。移動局4に0°偏波用アンテナ、90°偏波用アンテナを搭載し、無線信号を受信する。また、移動局4を電波の電界強度が高い方を受信するように設定し、更に0°偏波用アンテナ、90°偏波用アンテナどちらかのみ運用する切り替えスイッチを用意する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
同一の周波数で運用する移動無線システムであって、
基地局と中継局から、それぞれ送信される無線信号について、一方の送信波を0°の偏波、他方の送信波を90°偏波にする、
ことを特徴とする移動無線システム。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1記載の移動無線システムであって、
前記基地局に0°偏波用アンテナと90°偏波用アンテナを搭載し、それぞれ0°偏波を通話チャンネル1、90°偏波を通話チャンネル2に割り当てる、
ことを特徴とする移動無線システム。
【請求項3】
請求項1記載の移動無線システムであって、
移動局に0°偏波用アンテナと90°偏波用アンテナの二つの受信用アンテナを搭載し、前記移動局は電波の電界強度が高い方を受信する、
ことを特徴とする移動無線システム。
【請求項4】
請求項3記載の移動無線システムであって、
前記移動局に、0°偏波用アンテナと90°偏波用アンテナどちらかのみ運用する切り替えスイッチを備える、
ことを特徴とする移動無線システム。
【請求項5】
請求項1記載の移動無線システムであって、
前記基地局と中継局のいずれか一方に0°偏波用アンテナ、他方に90°偏波用アンテナを設置し、
移動局に0°偏波用アンテナと90°偏波用アンテナを設置し、
前記基地局又は前記中継局から無線信号を送出する際に、前記移動局は同一周波数の無線信号を同時に受信し、前記基地局又は前記中継局のどちらか電界強度が強い電波を受信する、
ことを特徴とする移動無線システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏波を用いた移動無線システムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来の移動無線システムには、異なる基地局間において、移動局に無線信号が届かない不感地帯がある場合、片方の基地局の無線信号を光ケーブルによって中継し、不感地帯をカバーする方式がある。また、従来の移動無線システムは、通話チャンネルを二つに分けチャンネル1、チャンネル2とし、それぞれ異なる周波数にて運用する方式がある。関連する先行技術として特許文献1があり、基地局エリアが重複している場合に同一波干渉を防ぐ方法の一例を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-171124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これまでの移動無線システムでは、無線信号が届かない不感地帯をカバーするため、基地局からの無線信号を光ケーブルにて中継局に中継し、中継局より信号を送出する方式があった。しかし、基地局と中継局の無線信号が重なる地点では、移動局へ到達する信号の時刻ずれから、干渉が生じる可能性があった。干渉が発生すると、互いの無線信号の振幅を打ち消しあう等の影響で、通話品質が劣化してしまう。
【0005】
また、従来の移動無線システムは、通話チャンネルを二つに分けチャンネル1、チャンネル2とし、それぞれ異なる周波数にて運用する方式がある。この方式では、二つのチャンネル分、割り当てる周波数を二つ用意する必要がある。
【0006】
本発明の目的は、上述した干渉を抑制し、通話品質の劣化を防ぐことが可能な移動無線システムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、同一の周波数でチャンネルを分けることが可能な移動無線システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明においては、同一の周波数で運用する移動無線システムであって、基地局と中継局から、それぞれ送信される無線信号について、一方の送信波を0°の偏波、他方の送信波を90°偏波にする移動無線システムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基地局と中継局間において、無線信号が重なる地点で時刻がずれていたとしても、一方の送信波は0°偏波、他方の送信波が90°偏波であることで、波の向きが異なるため、同一周波数においても干渉が抑制可能な効率の良い移動無線システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る、偏波用アンテナの設置図である。
実施例1に係る、移動局偏波用車載アンテナの設置図である。
実施例1に係る、移動無線システムの概略図である。
実施例1に係る、チャンネル分割時の偏波用アンテナ設置図である。
実施例1に係る、チャンネル分割時の移動局偏波用車載アンテナ設置図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下本発明を実施するための形態を図面に従い順次説明する。実施するための具体例としてタクシーの配車システムを例示するが、防災無線や業務無線、列車無線など、無線通信システム全般に利用可能である。なお、本明細書において、「中継局」とは、中継局のみならず、中継器などの中継手段全般を意味する用語である。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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