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公開番号2023077253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190493
出願日2021-11-24
発明の名称画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 8/00 20060101AFI20230529BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 離型剤を含有するトナーを定着する際に離型剤が画像表面へ析出することにより、トナー像とニスの密着性が損なわれ、ニスの剥がれが生じる課題があった。
【解決手段】 離型剤を含有したトナーを用いて画像が定着された記録材に対してニスを塗布する場合に、トナー像を加熱してからニスを塗布することで、記録材に対するニスの密着性を向上させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
離型剤を含有したトナーを用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記記録材に熱と圧力を加えてトナー像を定着する定着部と、
前記定着部によってトナー像が定着された記録材を加熱する加熱部と、
前記加熱部によって加熱された記録材に対してニスを塗布するニス塗布部と、
前記ニス塗布部によって塗布されたニスを記録材に対して硬化させるニス硬化部と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記加熱部は、前記離型剤の融点以上の温度で前記記録材を加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
【請求項3】
前記加熱部は、前記トナー像の温度が90℃となるように前記記録材を加熱する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
【請求項4】
前記加熱部は、搬送ベルトと、前記搬送ベルトに対して鉛直方向上方に設けられ前記搬送ベルトによって搬送される記録材を加熱するヒータと、前記搬送ベルトの温度を検出する温度検出器と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記加熱部は、搬送ベルトと、前記搬送ベルトに対して鉛直方向上方に設けられ前記搬送ベルトによって搬送される記録材を加熱するヒータと、前記搬送ベルトによって搬送される記録材上のトナー像の温度を検出する温度検出器と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記加熱部は、内部にヒータを有する一対のローラユニットと、前記ローラユニットの温度を検出する温度検出器と、を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記温度検出器の検出結果に基づいて、前記ヒータの温度を制御する制御部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記制御部は、第1の坪量の記録材に対して前記ニス塗布部によってニスを塗布する場合、前記第1の坪量よりも坪量の小さい第2の坪量の記録材に対して前記ニス塗布部によってニスを塗布する場合よりも前記ヒータの温度が高くなるように前記ヒータを制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置によって画像が形成された記録材に対してニス塗布処理を行う画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
トナーを用いて記録材に対して画像を形成する画像形成装置では、定着装置のローラやベルトなどの定着部材を介して記録材に転写されたトナー像を加熱することで記録材に対してトナー像を定着させている。
【0003】
このように、トナーを加熱して溶融することで記録材に対してトナー像を定着させる場合、溶融したトナーが記録材ではなく定着部材側に張り付き、記録材へのトナー像の定着性が悪くなる虞がある。
【0004】
そこで、一般的に、トナーに離型剤を含有させることで定着部材とトナー像との離型性を向上させている。特許文献1では、トナーに含有された離型剤が定着装置で加熱されることでトナー画像の表面に析出することで、定着部材にトナーが張り付くことを抑制し、記録材に対するトナー像の定着性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-276643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、画像形成装置によりトナー像が定着された記録材に対して光沢付与や表面保護あるいは加飾等を目的として、ニス塗布装置を用いて記録材に対してニスを塗布する表面加工が行われることがある。
【0007】
しかし、特許文献1のように、離型剤を含有したトナーを用いる画像形成装置によって画像が形成された記録材に対してニスを塗布する場合、トナー画像の表面に析出した離型剤によって、ニスが記録材上の画像面に対して固着しにくくなる。その結果、記録材に対するニスの密着性が損なわれることで、記録材からニスが剥がれやすくなる恐れがあった。
【0008】
そこで、本発明は、離型剤を含有するトナーを用いて画像形成された成果物に対してニスを塗布する場合に、トナー画像とニスの密着性を向上させてニスの剥がれを抑制することができる画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために本発明は、離型剤を含有したトナーを用いて記録材にトナー像を形成する画像形成部と、前記記録材に熱と圧力を加えてトナー像を定着する定着部と、前記定着部によってトナー像が定着された記録材を加熱する加熱部と、前記加熱部によって加熱された記録材に対してニスを塗布するニス塗布部と、前記ニス塗布部によって塗布されたニスを記録材に対して硬化させるニス硬化部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、トナー画像とニスの密着性を向上させてニス剥がれを抑制することができる画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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