TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023077234
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190457
出願日2021-11-24
発明の名称測定装置
出願人東亜ディーケーケー株式会社
代理人個人
主分類G01N 21/59 20060101AFI20230529BHJP(測定;試験)
要約【課題】浸漬型の検出器を備える測定装置において接液する可動部材のシール部材の交換作業を容易にする。
【解決手段】本発明に係る測定装置1,1Aは、試料水Wに浸漬されて水質を検知する検出器100,100Aを有する。検出器は、発光部21と出射窓22と入射窓32と受光部31と移動部材63,63Aと駆動部40,40Aと筐体10,10Aと駆動部からの動力を移動部材に伝達する伝達ユニット50,50Aとを備える。筐体は、ユニット取付孔112h2,113Ahを備える。伝達ユニットは、動力に基づいて運動する軸部508,508Aと軸部の一部を軸部が運動可能に収容する収容筒部501,501Aと収容筒部に収容され軸部と収容筒部との間を液密に封止する内部シール部材504,506,509と収容筒部とユニット取付孔との間を液密に封止する外部シール部材503とを備える。伝達ユニットはユニット取付孔に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光を用いて試料水の水質を測定する測定装置であって、
少なくとも一部が前記試料水に浸漬されて、前記水質を検知する検出器、
を有してなり、
前記検出器は、
前記光を発する発光部と、
前記発光部からの前記光を出射する出射窓と、
前記出射窓から出射された前記光が入射する入射窓と、
前記入射窓に入射した前記光を受光する受光部と、
前記出射窓と前記入射窓との間のセル空間を満たす前記試料水内を移動する移動部材と、
前記移動部材を移動させるための動力を供給する駆動部と、
前記発光部と前記受光部と前記駆動部とを収容する筐体と、
前記駆動部からの前記動力を前記移動部材に伝達する伝達ユニットと、
を備え、
前記筐体は、
前記セル空間に臨むように配置されるユニット取付孔、
を備え、
前記伝達ユニットは、
前記動力に基づいて運動する軸部と、
前記軸部の一部を、前記軸部が運動可能に収容する収容筒部と、
前記収容筒部に収容され、前記軸部と前記収容筒部との間を液密に封止する内部シール部材と、
前記収容筒部と前記ユニット取付孔との間を液密に封止する外部シール部材と、
を備え、
前記ユニット取付孔に、着脱可能に取り付けられる、
ことを特徴とする測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記軸部は、
前記収容筒部から前記セル空間側に突出し、前記移動部材が着脱可能に取り付けられる第1端部と、
前記収容筒部から前記駆動部側に突出する第2端部と、
を備え、
前記伝達ユニットは、
前記駆動部に対する前記移動部材の位置を合せる位置合せ部材、
を備え、
前記第2端部は、前記駆動部に着脱可能に取り付けられ、
前記位置合せ部材は、前記第2端部に取り付けられる、
請求項1記載の測定装置。
【請求項3】
前記伝達ユニットは、分解および組立可能に構成され、
前記伝達ユニットの着脱時において、前記収容筒部に対する前記軸部の脱落を防止する脱落防止部材、
を備える、
請求項1または2記載の測定装置。
【請求項4】
前記軸部は、前記収容筒部に対して、前記軸部の中心軸線を中心に往復回転運動するように構成され、
前記伝達ユニットは、
前記収容筒部に収容され、前記内部シール部材を押圧する押圧部材と、
前記収容筒部に収容され、前記軸部の往復回転運動を補助するベアリングと、
前記収容筒部に収容され、前記収容筒部に対する前記押圧部材と前記ベアリングとの脱落を防止する第2脱落防止部材と、
前記収容筒部と前記押圧部材との間を液密に封止する第2内部シール部材と、
を備え、
前記押圧部材は、前記内部シール部材と前記第2脱落防止部材との間に配置される、
請求項1乃至3のいずれかに記載の測定装置。
【請求項5】
前記押圧部材は、
前記軸部との間に円筒状空間を形成する拡径部、
を備え、
前記伝達ユニットは、
前記円筒状空間に充填される潤滑剤、
を備える、
請求項4記載の測定装置。
【請求項6】
前記軸部は、前記収容筒部に対して、前記軸部の軸方向に往復運動するように構成され、
前記伝達ユニットは、
前記軸部が挿通され、前記軸部の往復運動に基づいて伸縮する蛇腹部材と、
前記蛇腹部材の一端部を前記軸部に取り付ける第1取付部材と、
前記蛇腹部材の他端部を前記収容筒部内に取り付ける第2取付部材と、
を備え、
前記蛇腹部材の外周面は、前記試料水に接するように構成され、
前記蛇腹部材の前記一端部の内周面は、前記軸部の外周面に当接し、
前記蛇腹部材の前記他端部の外周面は、前記収容筒部の内周面に当接する、
請求項1乃至3のいずれかに記載の測定装置。
【請求項7】
前記移動部材は、前記出射窓と前記入射窓とに接触するように構成されるワイパーである、
請求項1乃至6のいずれかに記載の測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、測定装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
光を用いて水質(例えば、有機汚濁物質、濁度、浮遊物質量(SS)など)を測定する測定装置は、湖沼、河川、または海水などの環境水、または工場の排水の水質の測定に用いられている。このような測定装置は、測定対象の水(以下「試料水」という。)を透過した光または試料水により散乱した光を検出する検出器を備え、検出器の検出結果に基づいて、水質を測定する。一般的に、水質を常時測定する場合、試料水の水面下に検出器が設置される浸漬型検出器を備える測定装置が使用される(例えば、特許文献1と非特許文献1とを参照)。
【0003】
特許文献1と非特許文献1とに開示された測定装置は、光を発する発光部と、発光部からの光を出射する出射窓と、出射窓から出射された光が入射する入射窓と、入射窓に入射した光を受光する受光部と、を備える。出射窓と入射窓との間には、試料水が満たされるセル空間が形成されている。同測定装置は、セル空間内の試料水に光を出射し、試料水を透過した光または試料水により散乱した光を検出することにより、試料水の水質(濁度)を測定する。同測定装置が連続して使用されると、試料水に含まれる汚濁物質が、出射窓および/または入射窓に付着・堆積する。その結果、同測定装置の光の検出能力が低下し、水質の測定精度が低下する。そこで、同測定装置は、出射窓と入射窓とに付着した汚濁物質を除去する除去機構を備える。
【0004】
特許文献1の除去機構は、駆動部と回転軸とゴムワイパーとを備える。駆動部は、検出器の筐体に収容され、ゴムワイパーを移動させるための動力を供給する。回転軸は、駆動部に連結され、駆動部からの動力をゴムワイパーに伝達する。回転軸の下端部は、セル空間に突出している。ゴムワイパーは、セル空間に配置され、回転軸の下端部に取り付けられている。ゴムワイパーは、回転軸の周方向に往復移動(往復回転運動)することにより、出射窓と入射窓とに接触しながら出射窓と入射窓との間の空間(セル空間の一部)を横切るように構成されている。このように構成される同除去機構では、ゴムワイパーの往復移動に伴い、出射窓と入射窓それぞれに付着した汚濁物質は、除去される。
【0005】
非特許文献2の除去機構は、駆動部と上下動軸とゴムワイパーとを備える。駆動部は、検出器の筐体に収容され、ゴムワイパーを移動させるための動力を供給する。上下動軸は、駆動部に連結され、駆動部からの動力をゴムワイパーに伝達する。上下動軸の下端部は、セル空間に突出している。ゴムワイパーは、セル空間に配置され、上下動軸の下端部に取り付けられている。ゴムワイパーが上下動軸と共に上下方向に往復移動(往復上下運動)することにより、特許文献1のゴムワイパーと同様に、出射窓と入射窓それぞれに付着した汚濁物質は、除去される。
【0006】
前述のとおり、検出器は水面下に設置されており、可動部材である回転軸(上下動軸)の一部はセル空間に突出している。そのため、可動部材である回転軸(上下動軸)近傍は、試料水が筐体内に浸入しないように、複数のシール部材により液密に封止されている。測定装置が連続して使用されると、特に、可動部材のシール部材は、劣化し易い。そのため、同シール部材の定期的な交換が必要となる。
【0007】
シール部材が交換される場合、回転軸と回転軸に接する複数のシール部材とは、検出器から取り外されなければならない。また、これらの部材を取り外すためには、可動部材である回転軸と駆動部との連結の解除と、回転軸(上下動軸)を保持している部材の取外しとが、必要となる。すなわち、検出器のシール部材の交換に必要な部品点数は多く、同交換には手間と時間とを要する。また、シール部材には、取り付けられる向きが決まっているシール部材も多い。そして、取り付けられる向きが異なると、シール部材の再交換作業が必要となるだけでなく、筐体内へ試料水が浸入して検出器の故障が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2014-222187号公報
【非特許文献】
【0009】
SPECIFICATION SHEET「有機汚濁モニターUV計 OPM-1610型」、東亜ディーケーケー株式会社、2019年11月29日、p1-p12
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、浸漬型の検出器を備える測定装置において、接液する可動部材のシール部材の交換作業を容易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
健康状態検査材
10日前
株式会社CCT
表示装置
9日前
日本精機株式会社
センサユニット
1日前
株式会社SUBARU
車両
17日前
株式会社トプコン
測量装置
15日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
ニデック株式会社
検出装置
16日前
株式会社トプコン
測定装置
16日前
株式会社チノー
放射温度計
2日前
株式会社SUBARU
車両
17日前
株式会社トプコン
測量装置
15日前
個人
コンベックスルール用測定部品
8日前
株式会社XMAT
点検システム
17日前
本多電子株式会社
水中探知装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
給水治具
7日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
今日
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
今日
東将精工株式会社
測定器具補助具
9日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
今日
東レエンジニアリング株式会社
衝撃試験機
10日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
10日前
中部電力株式会社
スミヤ濾紙
15日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
7日前
日立建機株式会社
作業機械
14日前
ニシム電子工業株式会社
液位検出装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
表示装置
1日前
東レ株式会社
センサー素子及びガスセンサー
14日前
豊田合成株式会社
重量測定装置
7日前
株式会社 システムスクエア
検査装置
9日前
住友金属鉱山株式会社
セレン評価方法
今日
住友金属鉱山株式会社
検査装置
今日
古野電気株式会社
魚種識別システム及び方法
22日前
株式会社ティアンドデイ
温度測定装置
7日前
株式会社ダイナックス
電流検出器
今日
アズビル株式会社
圧力センサの製造方法
15日前
アズビル株式会社
隔膜真空計の製造方法
15日前
続きを見る