TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023077186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190376
出願日2021-11-24
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/629 20060101AFI20230529BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】棒状の端子に相手側端子を接続する際の作業性を向上可能なコネクタの提供。
【解決手段】コネクタ1Aは、棒状の端子10Aと、端子10Aを内部に収容するハウジング20Aと、を備える。端子10Aは、相手側端子10Bと電気的に接続可能な第1接点部12と、端子10Aの軸方向において第1接点部12に並ぶように第1接点部12に連結され且つ端子10Aの軸周りにボルト40Aを捩じ込み可能な穴部17を有する第2接点部11と、第1接点部12と第2接点部11とを導通接続する導電部材16と、を有する。第1接点部12と第2接点部11とは、互いに別体の部材であり、第1接点部12及び第2接点部11の一方に対して他方が揺動可能であるように互いを繋ぐ継手構造(継手部12h及び軸受部11a)を介して連結される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
棒状の端子と、前記端子を内部に収容するハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記端子は、
相手側端子と電気的に接続可能な第1接点部と、当該端子の軸方向において前記第1接点部に並ぶように前記第1接点部に連結され且つボルトを捩じ込み可能な穴部を有する第2接点部と、前記第1接点部と前記第2接点部とを導通接続する導電部材と、を有し、
前記第1接点部と前記第2接点部とは、
互いに別体の部材であり、当該第1接点部及び当該第2接点部の一方に対して他方が揺動可能であるように互いを繋ぐ継手構造を介して連結される、
コネクタ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記導電部材は、
筒状の形状を有し、当該導電部材の径方向内側にある筒内部が前記第1接点部及び前記第2接点部の双方に弾性的に接触するように、前記第1接点部及び前記第2接点部を前記軸周りに取り囲むように配置される、
コネクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記第2接点部は、
前記導電部材の前記筒内部が弾性的に接触する筒内側接点と、前記導電部材の径方向外側にある筒外部が弾性的に接触する筒外側接点と、を有し、前記筒内側接点と前記筒外側接点とで前記導電部材を挟む、
コネクタ。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
前記第1接点部は、
前記導電部材が係合する凹凸部を前記第1接点部の外周面に有する、
コネクタ。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載のコネクタにおいて、
前記第1接点部と前記第2接点部とは、
前記軸方向において互いの表面同士を突き合わせた状態で連結され、
前記継手構造は、
前記第1接点部及び前記第2接点部の一方の前記表面から突出する球状の継手部と、前記第1接点部及び前記第2接点部の他方の前記表面に設けられて前記継手部を受け入れる凹状の軸受部と、を有し、
前記表面同士を突き合わせた状態において、前記継手部の外表面と、前記軸受部の溝内面と、の間に前記揺動を許容するだけの間隔の隙間がある、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、棒状の端子と、端子を内部に収容するハウジングと、を備えるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、棒状の端子を電気回路における電気的接続に用いることが提案されている。例えば、従来の例の一つでは、この種の棒状の端子として、円柱状のオス端子と、中空円筒状のメス端子と、が用いられている。そして、オス端子がメス端子の中空部に差し込まれ、メス端子の中空部内に装着されているバネ状接点がオス端子に押圧接触することで、双方の端子が電気的に接続されるようになっている。(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/208678号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の例では、端子台に固定された支持部の一端にオス端子が取り付けられ、支持部の他端に設けられた接続ソケット(穴部)に外部端子が接続されるようになっている。接続ソケットには、例えば、環状の外部端子(いわゆるLA端子)がボルト締結されることになる。接続ソケットが端子台に十分に強固に固定されているため、接続ソケットやオス端子の傾き等が防がれることになる。ところが、このようにオス端子が接続ソケットを介して端子台に強固に固定されていると、オス端子とメス端子との接続時に端子同士の軸ズレや傾き等が生じた場合、端子間に生じる摩擦力の増大に起因して、接続作業に要する力(いわゆる挿入力)が増大する。挿入力の増大により、接続作業の作業性が損なわれる可能性がある。
【0005】
本発明の目的の一つは、棒状の端子に相手側端子を接続する際の作業性を向上可能なコネクタの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、以下を特徴としている。
【0007】
棒状の端子と、前記端子を内部に収容するハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記端子は、
相手側端子と電気的に接続可能な第1接点部と、当該端子の軸方向において前記第1接点部に並ぶように前記第1接点部に連結され且つボルトを捩じ込み可能な穴部を有する第2接点部と、前記第1接点部と前記第2接点部とを導通接続する導電部材と、を有し、
前記第1接点部と前記第2接点部とは、
互いに別体の部材であり、当該第1接点部及び当該第2接点部の一方に対して他方が揺動可能であるように互いを繋ぐ継手構造を介して連結される、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、棒状の端子が、相手側端子との接点である第1接点部と、端子の軸方向に並ぶように第1接点部に連結される第2接点部と、第1接点部と第2接点部とを導通接続する導電部材と、を有する。第1接点部と第2接点部とは、別体の部材であり、第1接点部及び第2接点部の一方に対して他方が揺動可能であるように互いを繋ぐ継手構造を介して連結される。そのため、第2接点部に設けられた穴部に外部端子をボルト締結する際、締結力を受けた第2接点部がハウジングの内壁に強く押し付けられてハウジングに対して変位不能となっても、継手構造の働きにより、第1接点部が揺動するように変位することができる。よって、第1接点部と相手側端子との接続の際、相手側端子(例えば、上述した中空筒状のメス端子)が第1接点部に対して傾いた状態で近づいても、その傾きに応じて、第1接点部が揺動することで、第1接点部の姿勢を接続に適した姿勢に保つことができる。これにより、端子同士の接続に要する力(即ち、挿入力)を低減できる。このように、本発明のコネクタによれば、棒状の端子に外部端子を直接的にボルト締結しても、棒状の端子と相手側端子の挿抜を容易に行うことができる。したがって、本構成のコネクタは、棒状の端子に相手側端子を接続する際の作業性を向上可能である。なお、接続している端子同士を分離する際も、同様の効果が発揮されることになる。
【0009】
更に、上記構成のコネクタは、他の効果も有する。具体的には、端子の第1接点部の先端部に、作業者の指や周辺部品にその先端部が接触すること等を防ぐための先端カバー(いわゆる、保護キャップ)が取り付けられる場合がある。先端カバーは、そのような保護機能を発揮するべく、通常、先端カバーの外周端部が第1接点部の先端部の外周端部よりも僅かに外側、又は、双方の外周端部がほぼ同位置にあるような形状を有する。即ち、先端カバーが第1接点部の先端部を全体的に覆う。ところが、そのような先端カバーの形状に起因し、端子と相手側端子とを分離するとき、相手側端子が傾いている場合等において、相手側端子が先端カバーの外周端部に引っかかる可能性がある。この引っかかりにより、端子同士の分離に要する作業力の増大や、先端カバーの意図しない外れ等が生じる可能性がある。これに対し、本発明のコネクタは、相手側端子の傾き等に対して棒状の端子の姿勢を挿抜に適した姿勢に保つことができるため、このような不具合の発生を抑制することができる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
19日前
矢崎総業株式会社
端子金具
29日前
矢崎総業株式会社
電源装置
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
19日前
矢崎総業株式会社
保護部材
25日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
10日前
矢崎総業株式会社
照明構造
9日前
矢崎総業株式会社
接点部材
19日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
3日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ
18日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
25日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
25日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
25日前
矢崎総業株式会社
グロメット
22日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
25日前
矢崎総業株式会社
光コネクタ
25日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
25日前
矢崎総業株式会社
グロメット
22日前
矢崎総業株式会社
樹脂成形品
11日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
3日前
矢崎総業株式会社
防水コネクタ
22日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
22日前
矢崎総業株式会社
電流検出装置
19日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
22日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
22日前
矢崎総業株式会社
コネクタ装置
9日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線
22日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線
19日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
嵌合コネクタ
9日前
矢崎総業株式会社
基板コネクタ
22日前
矢崎総業株式会社
外装部材取付機
2日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
19日前
矢崎総業株式会社
ベルトクランプ
18日前
矢崎総業株式会社
ワイヤハーネス
25日前
矢崎総業株式会社
車両用表示装置
12日前
続きを見る