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公開番号2023077077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021190212
出願日2021-11-24
発明の名称呼気捕獲装置
出願人国立大学法人鳥取大学
代理人個人,個人
主分類G01N 1/02 20060101AFI20230529BHJP(測定;試験)
要約【課題】 小型化した吸着プレートの取り扱い性に優れ、呼気を適切に捕獲させることができる、呼気捕獲装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る呼気捕獲装置は、呼気を通すための流路2を備える本体3と、本体3に着脱可能であって、ガス吸着面を有する吸着プレートPを着脱可能に保持するとともに、吸着プレートPを流路2内に配置する保持体4と、を備え、本体3は、流路2と交差する方向に保持体4を挿脱可能な挿着口3aを備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
呼気を通すための流路を備える本体と、
前記本体に着脱可能であって、ガス吸着面を有する吸着プレートを着脱可能に保持するとともに、前記吸着プレートを前記流路内に配置する保持体と、を備え、
前記本体は、前記流路と交差する方向に前記保持体を挿脱可能な挿着口を備える、呼気捕獲装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記保持体は、前記流路の軸線と保持した前記吸着プレートとの交差角度が其々異なる複数の交換可能な保持体を含む、請求項1に記載の呼気捕獲装置。
【請求項3】
前記保持体は、前記流路の軸線と保持した前記吸着プレートとの交差角度が変更可能に構成されている、請求項1に記載の呼気捕獲装置。
【請求項4】
前記ガス吸着面の向きを固定するための位置決め機構を更に備え、前記位置決め機構は、前記保持体及び前記本体の一方に設けられたキーと、前記保持体及び前記本体の他方に設けられて前記キーが係合する複数のキー溝と、を有し、前記複数のキー溝の何れかに前記キーを係合させることにより、前記流路の軸線に対して、前記吸着プレートの交差角度を変更可能とされている、請求項3に記載の呼気捕獲装置。
【請求項5】
前記保持体は、前記流路の軸線と交差する回転軸線周りに回動可能に前記本体に装着されるとともに、ゴム製Oリングを介して前記本体と摩擦係合することにより任意の回転角度位置を保持可能に構成され、前記流路の軸線に対して、前記吸着プレートの交差角度を変更可能とされている、請求項3記載の呼気捕獲装置。
【請求項6】
前記保持体及び前記本体に、前記保持体の回転角度位置を示す表示が設けられている、請求項5に記載の呼気捕獲装置。
【請求項7】
前記保持体は、前記流路の軸線に対して、前記吸着プレートが斜めに交差するように前記吸着プレートを保持する、請求項1に記載の呼気捕獲装置。
【請求項8】
前記保持体は、前記保持体を把持するための把持部と、前記把持部に連設されて前記吸着プレートを前記流路内で支持する支持部と、前記支持部に支持された前記吸着プレートを着脱可能に保持する可動ストッパーと、を備える、請求項1に記載の呼気捕獲装置。
【請求項9】
前記可動ストッパーは、前記把持部に設けられたガイド孔に、スライド可能に挿入されるとともに、前記吸着プレートに係合する先端部を備える、請求項8に記載の呼気捕獲装置。
【請求項10】
前記可動ストッパーは、前記ガイド孔内に設けられた被係止部に係止する係止部を備え、
前記被係止部は、前記可動ストッパーが前記吸着プレートに係合する係合位置と、前記可動ストッパーが前記吸着プレートに係合しない非係合位置とに、其々設けられている、請求項8又は9に記載の呼気捕獲装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動物又はヒトの呼気を捕獲する装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、癌の診断方法の一つとして呼気分析法が知られている。呼気分析法は、呼気に含まれるバイオマーカーと呼ばれる揮発性物質の量を分析することにより、癌の診断を行う。呼気中のバイオマーカーは低濃度であるため、これを濃縮するためにMEMS技術により制作された3次元微細構造体に揮発性有機ガス分子の吸着剤が塗布された吸着プレートを用いて吸着面積を増やす技術が知られている(例えば、特許文献1等)。この吸着プレートは、シリコン基板の一方面をドライエッチングしたもの、シリコン基板上に多数のカーボンナノチューブ束を立設状に設けたもの、或いは、樹脂構造体により一方面が微細凹凸形状のプレート状に構成したもの等が知られている(例えば、非特許文献1等)。斯かる吸着プレートを用いることにより、ppbオーダーの低濃度ガスを濃縮し、ppmオーダーしか検出できないガスクロマトグラフィー等の分析装置で分析することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-11929号公報
李 相錫、“樹脂構造体を用いたがんの早期診断のための安価なマイクロ予備濃縮器の検討”、[online]、令和元年6月12日、科学研究費助成事業 研究成果報告書、[令和3年8月31日検索]、インターネット<URL: https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-16K04919/16K04919seika.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の吸着プレートは、小型化可能で吸着性能に優れているが、小型化したことにより取り扱い難く、呼気を適切に捕獲させる手段がなかった。
【0005】
そこで、本発明は、小型化した吸着プレートの取り扱い性に優れ、呼気を適切に捕獲させることができる、呼気捕獲装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る呼気捕獲装置は、呼気を通すための流路を備える本体と、前記本体に着脱可能であって、ガス吸着面を有する吸着プレートを着脱可能に保持するとともに、前記吸着プレートを前記流路内に配置する保持体と、を備え、前記本体は、前記流路と交差する方向に前記保持体を挿脱可能な挿着口を備える。
【0007】
本発明の他の態様によれば、前記保持体は、前記流路の軸線と保持した前記吸着プレートとの交差角度が其々異なる複数の交換可能な保持体を含む。
【0008】
本発明の他の態様によれば、前記保持体は、前記流路の軸線と保持した前記吸着プレートとの交差角度が変更可能に構成され得る。
【0009】
本発明の他の態様によれば、前記ガス吸着面の向きを固定するための位置決め機構を更に備え、前記位置決め機構は、前記保持体及び前記本体の一方に設けられたキーと、前記保持体及び前記本体の他方に設けられて前記キーが係合する複数のキー溝と、を有し、前記複数のキー溝の何れかに前記キーを係合させることにより、前記流路の軸線に対して、前記吸着プレートの交差角度を変更可能とされる。
【0010】
本発明の他の態様によれば、前記保持体は、前記流路の軸線と交差する回転軸線周りに回動可能に前記本体に装着されるとともに、ゴム製Oリングを介して前記本体と摩擦係合することにより任意の回転角度位置を保持可能に構成され、前記流路の軸線に対して、前記吸着プレートの交差角度を変更可能とされる。
(【0011】以降は省略されています)

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