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公開番号2023076929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-05
出願番号2021189969
出願日2021-11-24
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60W 30/20 20060101AFI20230529BHJP(車両一般)
要約【課題】振動を抑制することができる車両の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】駆動力源の出力トルクが無段変速機とドライブシャフトとを介して駆動輪に伝達される車両の制御装置において、アクセルオンからアクセルオフへの切り替えを検出する検出部と、前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出された場合に、前記出力トルクがアクセルオフに対応した要求トルクとなった際の前記無段変速機の変速比を予測する予測部と、前記予測部により予測された変速比で生じる前記駆動力源から前記ドライブシャフトまでを含む駆動系の共振周波数の、逆数を算出する算出部と、前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出されてから前記出力トルクが前記要求トルクになるまでのトルク立ち下げ時間が、前記共振周波数の逆数となるように、前記駆動力源を制御する制御部と、を備えた車両の制御装置。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
駆動力源の出力トルクが無段変速機とドライブシャフトとを介して駆動輪に伝達される車両の制御装置において、
アクセルオンからアクセルオフへの切り替えを検出する検出部と、
前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出された場合に、前記出力トルクがアクセルオフに対応した要求トルクとなった際の前記無段変速機の変速比を予測する予測部と、
前記予測部により予測された変速比で生じる前記駆動力源から前記ドライブシャフトまでを含む駆動系の共振周波数の、逆数を算出する算出部と、
前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出されてから前記出力トルクが前記要求トルクになるまでのトルク立ち下げ時間が、前記共振周波数の逆数となるように、前記駆動力源を制御する制御部と、を備えた車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
駆動力源や変速機を含む駆動系の共振周波数の逆数を、駆動力源のトルク立ち下げ時間に設定することにより、車両の振動を抑制する技術がある(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-099059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
変速機が無段変速機の場合には、トルク立ち下げ中においても変速比が連続的に変化する。このような変速比を考慮せずに共振周波数の逆数をトルク立ち下げ時間とすると、振動を十分に抑制することができないおそれがある。
【0005】
そこで本発明は、振動を抑制することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、駆動力源の出力トルクが無段変速機とドライブシャフトとを介して駆動輪に伝達される車両の制御装置において、アクセルオンからアクセルオフへの切り替えを検出する検出部と、前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出された場合に、前記出力トルクがアクセルオフに対応した要求トルクとなった際の前記無段変速機の変速比を予測する予測部と、前記予測部により予測された変速比で生じる前記駆動力源から前記ドライブシャフトまでを含む駆動系の共振周波数の、逆数を算出する算出部と、前記検出部によりアクセルオンからアクセルオフへの切り替えが検出されてから前記出力トルクが前記要求トルクになるまでのトルク立ち下げ時間が、前記共振周波数の逆数となるように、前記駆動力源を制御する制御部と、を備えた車両の制御装置によって達成できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、振動を抑制することができる車両の制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施例の車両の概略構成を示すブロック図である。
図2は、振動強度と周波数との関係を示したグラフである。
図3は、ドライブシャフトトルクとトルク立ち下げ時間との関係を示したグラフである。
図4は、アクセル開度、変速比、及びエンジントルクの推移を示したタイミングチャートの一例である。
図5は、ECUが実行する振動抑制制御の一例を示したフローチャートである。
図6Aは、変速比と共振周波数との関係を規定したマップの一例であり、図6Bは、共振周波数とトルク立ち下げ時間とを規定したマップである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[車両の概略構成]
図1は、本実施例の車両1の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、車両1は、エンジン(ENG)10、トルクコンバータ(T/C)20、無段変速機(CVT)30、油圧制御回路35、デファレンシャルギヤ41、ドライブシャフト43、駆動輪45、及びECU(Electronic Control Unit)50を含む。
【0010】
エンジン10は車両1の駆動力源である。エンジン10は、ガソリンエンジンであって内燃機関の一例であるが、これに限定されず、ディーゼルエンジンであってもよい。エンジン10のトルクは、トルクコンバータ20及び無段変速機30を通じて駆動輪45に伝達される。
(【0011】以降は省略されています)

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