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公開番号2023076802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-02
出願番号2022146847
出願日2022-09-15
発明の名称送風機用モーター
出願人東莞市科徳精密制造有限公司
代理人個人
主分類H02K 7/14 20060101AFI20230526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ファンブレードが回転時に安定し、脱出しない送風機モーターを提供する。
【解決手段】送風機モーターは、支持組立体1、固定子組立体2、回転子組立体3及びエンドキャップ5を備える。回転子組立体は回転軸32を含み、回転軸の両端には第1軸受14と第2軸受15が設けられ、支持組立体内には第1位置止め段差面が設けられ、エンドキャップには第2位置止め段差面が設けられ、第1位置止め段差面又は第2位置止め段差面には弾性ガスケット17が設けられる。第1位置止め段差面は直接的に又は弾性ガスケットを介して間接的に第1軸受の外輪に前の仮締め付け力Fを加える。第2位置止め段差面が直接的に又は弾性ガスケットを介して間接的に第2軸受の外輪に後の仮締め付け力F'を加える。軸受は、サークリップ161,162,163によって位置決めされ、弾性ガスケットにより軸受に仮締め付け力を加える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持組立体、固定子組立体、回転子組立体及びエンドキャップを備え、
前記固定子組立体が前記支持組立体内に配置され、前記回転子組立体が前記固定子組立体内に配置され、前記エンドキャップが前記固定子組立体に取り付けられ前記支持組立体に当接され、
前記回転子組立体は回転軸を含み、前記回転軸の両端には第1軸受と第2軸受が設けられ、
前記支持組立体内には第1位置止め段差面が設けられ、前記エンドキャップには第2位置止め段差面が設けられ、
前記第1位置止め段差面又は前記第2位置止め段差面には弾性ガスケットが設けられ、
前記第1位置止め段差面は直接的に又は前記弾性ガスケットを介して間接的に前記第1軸受の外輪に前の仮締め付け力Fを加え、
前記第2位置止め段差面が直接的に又は前記弾性ガスケットを介して間接的に前記第2軸受の外輪に後の仮締め付け力F'を加える、ことを特徴とする送風機用モーター。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記支持組立体は、管状体に形成された外殻体と、前記外殻体と同じ軸線を有する内殻体とを備え、
前記内殻体と前記外殻体との間には、前後を貫通する環状空気通路を有し、前記外殻体の前後には、それぞれ前記環状空気通路に連通する空気入口と空気出口が設けられ、前記内殻体は、前後を貫通している取付キャビティを有し、前記内殻体の前後には、それぞれ前記取付キャビティと連通している第1受入部と第2受入部が設けられ、前記第1受入部には、第1軸受溝と第1回転軸延出孔が設けられ、前記第1軸受溝と前記第1回転軸延出孔との間に前記第1位置止め段差面が形成され、前記第1軸受が前記第1軸受溝内に配置され、前記エンドキャップが固定子組立体に取り付けられ前記第2受入部に当接し、前記エンドキャップに第2軸受溝と第2回転軸延出孔が設けられ、前記第2軸受溝と前記第2回転軸延出孔との間には、第2位置止め段差面が配置され、前記第2軸受溝内には第2軸受が設けられ、
前記回転軸は、前記空気入口から前記空気出口に向いて、順次に前記第1回転軸延出孔、前記第1軸受、前記第2軸受、前記弾性ガスケットと前記第2回転軸延出孔を貫通し、又は前記回転軸は、前記空気入口から前記空気出口に向いて、順次に前記第1回転軸延出孔、前記弾性ガスケット、前記第1軸受、前記第2軸受と前記第2回転軸延出孔を貫通する、請求項1に記載の送風機用モーター。
【請求項3】
前記回転軸の一端は、前記第1回転軸延長孔を貫通し、前記内殻体から突出し、前記空気入口においてネジで前記ファンブレードに結合される、請求項2に記載の送風機用モーター。
【請求項4】
前記エンドキャップには、前記第2回転軸延出孔を中心として対称的且つ等間隔的に多数の穴が配置され、前記穴はピンが貫通する用であり、複数の前記ピンの一端は前記エンドキャップの6つの前記穴を貫通してPCB板に溶接され、複数の前記ピンの他端はピンシースに挿入し、銅線が溶接されている前記ピンの部分は、絶縁シースにシースされている、請求項2に記載の送風機用モーター。
【請求項5】
前記PCB板の一側にソケットが固定的に設置されている、請求項4に記載の送風機用モーター。
【請求項6】
前記回転軸には3つのサークリップ溝が設けられ、
3つの前記サークリップ溝にはそれぞれ第1サークリップ、第2サークリップ及び第3サークリップが収容され、配置される、請求項1に記載の送風機用モーター。
【請求項7】
前記第1サークリップ及び前記第2サークリップは、それぞれ前記第1軸受又は前記第2軸受の両側に配置されている、請求項6に記載の送風機用モーター。
【請求項8】
前記弾性ガスケットは波型の板ばねであり、
前記波型の板ばねは上端面と下端面を有し、前記上端面が前記下端面と共に曲面であり、
前記波型の板ばねは金属材料製である、請求項1に記載の送風機用モーター。
【請求項9】
前記弾性ガスケットはシリコーンゴムガスケットであり、
前記シリコーンゴムガスケットは上端面と下端面を有し、前記上端面が前記下端面と共に平面であり、
前記シリコーンゴムガスケットは弾性プラスチック素材製である、請求項1に記載の送風機用モーター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送風機分野、特に送風機用モーターに関する発明である。。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
送風機モーターは永久磁石ブラシ付きDCモーターである。ブラシ付きDCモーターは、ブラシを内蔵した回転モーターであり、直流電気エネルギーを機械エネルギーに変換する(DCモーター)または機械エネルギーを直流電気エネルギーに変換する(DCジェネレーター)である。
【0003】
従来、モーターのファンブレードは、回転軸に接着剤で固定されている。モーターの回転速度が速すぎると、ファンブレードが回転軸から脱落しやすくなり、危険な事故を引き起こす可能性がある。軸受けに径方向隙間が存在するため、モーターの回転時に、回転子が軸方向の電磁力を受ける。これにより、モーターの作動中に、軸方向の振動と騒音が発生する。また、送風機モーターが使用される際に、送風機モーター内部のピン帯電体に対する保護対策が十分ではないことがあるので、内部の絶縁や耐電圧に悪影響を及ぼす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、送風機用モーターを提供することにある。本発明の送風機用モーターにおいて、ねじでファンブレードを締め付け、ファンブレードに力受け段差が設けられ、サークリップが回転軸に取り付けられ、ねじの締め付け方向がファンブレードの回転方向と反対にされることにより、ファンブレードが回転時に安定し、脱落しないことが確保できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、下記の送風機用モーターに関する技術案を提供する。支持組立体、固定子組立体、回転子組立体及びエンドキャップを備える送風機用モーターにおいて、固定子組立体が支持組立体内に配置され、回転子組立体は固定子組立体内に配置され、エンドキャップは固定子組立体に取り付けられ、支持組立体に係止される。回転子組立体は回転軸を含み、回転軸の両端には第1軸受と第2軸受が設けられている。支持組立体内には第1位置止め段差面が設けられ、エンドキャップには第2位置止め段差面が設けられている。第1位置止め段差面又は前記第2位置止め段差面には弾性ガスケットが設けられ、第1位置止め段差面は直接的に又は弾性ガスケットを介して間接的に第1軸受の外輪に前の仮締め付け力Fを加え、第2位置止め段差面が直接的に又は弾性ガスケットを介して間接的に第2軸受の外輪に後の仮締め付け力F'を加える。
【0006】
本発明の送風機用モーターにおいて、下記のように構成されてもよい。前記支持組立体は、管状体に形成された外殻体と、前記外殻体と同じ軸線を有する内殻体とを備える。前記内殻体と前記外殻体との間には、前後を貫通する環状空気通路を有し、前記外殻体の前後には、それぞれ前記環状空気通路に連通する空気入口と空気出口が設けられ、前記内殻体は、前後を貫通している取付キャビティを有し、前記内殻体の前後には、それぞれ前記取付キャビティと連通している第1受入部と第2受入部が設けられ、前記第1受入部には、第1軸受溝と第1回転軸延出孔が設けられ、前記第1軸受溝と前記第1回転軸延出孔との間に前記第1位置止め段差面が形成され、前記第1軸受は前記第1軸受溝内に配置され、前記エンドキャップが固定子組立体に取り付けられ、前記第2受入部に当接し、前記エンドキャップに第2軸受溝と第2回転軸延出孔が設けられ、前記第2軸受溝と前記第2回転軸延出孔との間には、第2位置止め段差面が配置され、前記第2軸受溝内には第2軸受が設けられている。前記回転軸は、前記空気入口から前記空気出口に向いて、順次に前記第1回転軸延出孔、前記第1軸受、前記第2軸受、前記弾性ガスケットと前記第2回転軸延出孔を貫通し、又は前記回転軸は、前記空気入口から前記空気出口に向いて、順次に前記第1回転軸延出孔、前記弾性ガスケット、前記第1軸受、前記第2軸受と前記第2回転軸延出孔を貫通する。
【0007】
本発明の送風機用モーターにおいて、前記回転軸の一端は、前記第1回転軸延長孔を貫通し、前記内殻体から突出し、前記空気入口においてネジで前記ファンブレードに結合される。
【0008】
本発明の送風機用モーターにおいて、前記エンドキャップには、前記第2回転軸延出孔を中心として対称的に等間隔的に多数の穴が配置され、前記穴はピンが貫通する用である。複数の前記ピンの一端は前記エンドキャップの6つの前記穴を貫通してPCB板に溶接され、複数の前記ピンの他端はピンシースに挿入し、銅線が溶接されている前記ピンの部分は、絶縁シースにシースされている。
【0009】
本発明の送風機用モーターにおいて、前記PCB板の一側にソケットが固定的に設置されている。
【0010】
本発明の送風機用モーターにおいて、前記回転軸には3つのサークリップ溝が設けられ、3つの前記サークリップ溝にはそれぞれ第1サークリップ、第2サークリップ及び第3サークリップが収容され、配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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