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公開番号2023076785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-02
出願番号2021189765
出願日2021-11-23
発明の名称車両用虚像表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20230526BHJP(光学)
要約【課題】筐体内部における反射部材、および光学センサの設定を不要として、外光の入射検出を可能とする車両用虚像表示装置を提供する。
【解決手段】液晶ディスプレイ121の画像を、ウインドシールド10の前方に虚像として、視認者に表示する車両用虚像表示装置であって、制御部は、衛星測位システム51によって検出される車両1の現在位置PLおよび進行方向DTと、傾斜センサによって検出される車両の傾斜角度TAと、日射センサ53によって検出される日射量SRと、カレンダ時計機能部54によって検出される現在の日時CTと、を取得して、現在位置、および現在の日時より、太陽高度SAを算出すると共に、太陽高度、進行方向、および傾斜角度から、太陽光が表示部に至る状態であるか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像の表示光を出射する表示部(121)と、
前記表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に投影する反射部(130、140)と、
前記表示部、および前記反射部の作動を制御する制御部(150)と、を備え、
前記画像を前記投影部材の前方に虚像として、前記視認者に表示する車両用虚像表示装置であって、
前記制御部は、
衛星測位システム(51)によって検出される車両(1)の現在位置(PL)、および進行方向(DT)と、
傾斜センサ(52)によって検出される前記車両の傾斜角度(TA)と、
日射センサ(53)によって検出される日射量(SR)と、
カレンダ時計機能部(54)によって検出される現在の日時(CT)と、を取得して、前記現在位置、および前記現在の日時より、太陽高度(SA)を算出すると共に、
前記太陽高度、前記進行方向、および前記傾斜角度から、太陽光が前記表示部に至る状態であるか否かを判定する車両用虚像表示装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記制御部は、
温度センサ(55)によって検出される前記表示部に関連する温度(T)を取得するようになっており、
前記太陽光が前記表示部に至る状態であり、前記温度が所定温度以上であると、
前記表示部に対する減温動作を実行する、あるいは前記反射部における前記表示光の反射角度の変更を実行する請求項1に記載の車両用虚像表示装置。
【請求項3】
遮光用の遮光部(160)を備え、
前記制御部は、
温度センサ(55)によって検出される前記表示部に関連する温度(T)を取得するようになっており、
前記太陽光が前記表示部に至る状態であり、前記温度が所定温度以上であると、
前記表示部に対して前記太陽光を遮光するように前記遮光部を作動させる請求項1に記載の車両用虚像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用虚像表示装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両用虚像表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用虚像表示装置(車両用表示装置)は、車両に搭載されており、表示器にて形成される表示画像の表示光が、反射ミラーにて反射され、車両の被投影部材(ウインドシールド)に投影されることで、ユーザには、車両前方の対象空間(前景)に虚像として視認されるようになっている。表示器および反射ミラーは、筐体の内部空間に収容されている。
【0003】
筐体の内部空間において、表示器と反射ミラーとの光路上には、表示器から出射された表示光を反射ミラーに向けて透過すると共に、反射ミラーから表示器に向かう外光を反射させる反射光学部材と、反射光学部材にて反射された外光を検出する光学センサとが設けられている。
【0004】
これにより、筐体の内部空間に外光が入射した場合、外光は、反射ミラーを介して表示器に向かい、反射光学部材で反射して、光学センサにて検出される。そして、制御部によって表示器を減温するための減温動作を実施することで、外光による表示器の光学的な劣化や破損を防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6907256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、筐体の内部空間に反射光学部材、および光学センサを設けるようにしているので、搭載スペースを必要として、筐体、つまり車両用虚像表示装置の大型化を招いてしまう。
【0007】
本開示の目的は、上記問題に鑑み、筐体内部における反射部材、および光学センサの設定を不要として、外光の入射検出を可能とする車両用虚像表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
【0009】
本開示では、画像の表示光を出射する表示部(121)と、
表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に投影する反射部(130、140)と、
表示部、および反射部の作動を制御する制御部(150)と、を備え、
画像を投影部材の前方に虚像として、視認者に表示する車両用虚像表示装置であって、
制御部は、
衛星測位システム(51)によって検出される車両(1)の現在位置(PL)、および進行方向(DT)と、
傾斜センサ(52)によって検出される車両の傾斜角度(TA)と、
日射センサ(53)によって検出される日射量(SR)と、
カレンダ時計機能部(54)によって検出される現在の日時(CT)と、を取得して、現在位置、および現在の日時より、太陽高度(SA)を算出すると共に、
太陽高度、進行方向、および傾斜角度から、太陽光が表示部に至る状態であるか否かを判定する。
【0010】
本開示によれば、制御部は、現在位置、および現在の日時より、現時点の太陽高度を算出することができる。そして、制御部は、太陽高度、進行方向、および傾斜角度から、幾何学的に太陽光が表示部に至る状態であるか否かを判定することができる。よって、上記で説明した特許文献1のような、筐体内部の反射光学部材、および光学センサを不要として、表示部に向かう太陽光を検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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