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公開番号2023076365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021202063
出願日2021-11-22
発明の名称ダニ対策品
出願人有限会社エース産業
代理人
主分類A01M 1/14 20060101AFI20230525BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】使用状況を容易に視認できるダニ対策品の付属品とその使用方法を提供する。
【解決手段】収納物として、殺虫剤保持部と粘着剤保持部の少なくともいずれか一方及びダニ誘引剤保持部を有するダニ捕獲部、またはダニ忌避剤保持部を有するダニ忌避部のいずれか一方が、布状材料からなる収納袋の内壁に固定されてなるダニ対策品の、収納物が固定されていない部分に、紐状の長尺体を介して、文字や図形を記入することが可能なタグ、または、文字や図形を記入することが可能なリボンの長尺体を接合する。これを、例えば、ハンガーに掛けた衣類に取り付け、衣服の内部に収納袋を配して、文字や図形が記入された部分を外部に露出させたり、例えば、折り畳んでコンパクトにした寝袋の内部に収納袋を配して、文字や図形が記入された部分を外部に露出させたりすることにより、文字、図形として記入されたダニ対策品の使用状況を視認できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
紐状またはリボン状の長尺体が取り付けられてなることを特徴とする、ダニ対策品。
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
少なくとも文字または図形を用いた情報を記入可能なタグが、前記紐状の長尺体を介して取り付けられてなることを特徴とする、請求項１記載のダニ対策品。
【請求項３】
殺虫剤保持部と粘着剤保持部の少なくともいずれか一方及びダニ誘引剤保持部を有するダニ捕獲部、または、ダニ忌避剤保持部を有するダニ忌避部のいずれか一方が、収納袋の内壁に固定されてなることを特徴とする、請求項１または請求項２記載のダニ対策品。
【請求項４】
前記ダニ捕獲部または前記ダニ忌避部が固定されていない前記収納袋の一部に前記長尺体を挿通する貫通孔を備えることを特徴とする、請求項１ないし請求項３のいずれかに記載のダニ対策品。
【請求項５】
前記ダニ対策品を寝袋の内部に配し、前記タグまたは前記リボン状の長尺体の少なくとも一部が前記寝袋の外部に露出するようにして、前記寝袋を収納することを特徴とする、請求項１ないし請求項４のいずれかに記載のダニ対策品の使用方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、衣服や寝具などからダニを除去するためのダニ対策品に関するものである。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
家屋内に棲息するダニは、大きさが１ｍｍ以下で、人の衣服やペットの毛に付着して、野外から侵入したり、ネズミに寄生したりして家屋内に持ち込まれ、中には人やペットの血液や体液を吸い、皮膚炎を生じさせたり、感染症を媒介したりするものがある。また、屋外に棲息するマダニは、成虫の大きさが３～１０ｍｍで、刺されると、感染症を発症し、症状が重篤となることがあり、特効薬がない。
【０００３】
この対策として、寝具、カーペット、畳などの隙間や内部に潜んでいるダニを駆除するための物品として、ダニが通過し得る隙間を備えた布帛で構成された収容袋の内部に、ダニを誘引する薬剤と、粘着シートや殺虫剤を配し、誘き寄せたダニを捕獲・殺虫するダニ捕獲具やダニ忌避剤を内蔵したダニ忌避具が商品化されている。
【０００４】
例えば、特許文献１には、ニードルパンチ不織布にて構成された収容袋の内部に、ダニ誘引剤を保持した誘引剤保持体と、ダニを捕獲するための粘着剤を含むダニ捕獲体とが収容され、前記収容袋を構成するニードルパンチ不織布は、厚みが０．５～３．０ｍｍであり、目付が１００～５００ｇ／ｍ
２
であり、かつ黒色であることを特徴とするダニ捕獲用物品が開示されている。
【０００５】
また、特許文献２には、基材部と、ダニに対する忌避効果を備えた有効成分を含有する薬剤を保持した薬剤保持部と、粘着部とを有し、任意の部材に貼り付けが可能であることを特徴とするダニ忌避具が開示されている。
【０００６】
そして特許文献２には、当該ダニ忌避具を、衣服、テント、寝袋などの様々な物品に貼り付けて使用する例も開示されているが、あくまでも、テントや寝袋等の使用中のダニの侵入を防ぐ目的での使用であり、例えば寝袋の内側にダニ忌避具を貼り付けて使用することが開示されている。このように使用するに際して問題となるのは、寝袋等の使用後の、例えば収納保管時に、使用者が視認し難い場所に、ダニ忌避具が貼り付けてあることから、場合によっては、ダニ忌避具の存在自体を認識できないことである。
【０００７】
また、特許文献２に開示されているダニ忌避具や、それ以外のダニ対策物品にも使用されている、ダニ誘引剤やダニ忌避剤などの薬品は、揮発することで、その効果を発現するので、仮に貼り付けたまま保管したとしても、自ずと使用期限があり、使用開始時期などの使用履歴を明示する必要があるが、それについても対策が施されていないものがほとんどである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
特開２０２１－０６９３４７号公報
特開２０１４－１６２７４０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明の課題は、前記の状況に鑑み、保管に際して、ダニ捕りシートやダニ忌避具のようなダニ対策品の使用状況を容易に視認可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、例えばコンパクトに畳んだ寝袋の内部に、ダニ対策品が配されていることや、当該ダニ対策品の使用履歴を外部から視認可能とする手段を、鋭意検討した結果なされたものである。
（【００１１】以降は省略されています）

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