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公開番号2023076337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189700
出願日2021-11-22
発明の名称記録装置及び記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20230525BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 記録ヘッド交換時に精度よくインク着弾位置を補正することを目的とする。
【解決手段】 位置検出手段は、装着部に装着された第1の記録ヘッドのノズル位置を検出し、ノズル位置検出手段は、第1の記録ヘッドが装着部から外されて第2の記録ヘッドが装着部に装着されると、第2の記録ヘッドのノズル位置を検出し、決定手段は、第1の記録ヘッドのノズル位置と第2のノズルヘッドのノズル位置との差分と、決定手段によって定められた第1の記録ヘッドの調整値と、に基づいて、インク着弾位置調整手段は第2の記録ヘッドの調整値を決定することを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドが着脱可能に装着される装着部と、
前記記録ヘッドを移動方向に移動させるための移動手段と、
前記記録ヘッドのノズルの位置を取得するためのノズル位置検出手段と、
前記記録ヘッドから吐出されるインク着弾位置を補正するための補正値を決定する決定手段と、
を備える記録装置であって、
前記ノズル位置検出手段は、前記装着部に装着された第1の記録ヘッドのノズル位置を検出し、
前記ノズル位置検出手段は、前記第1の記録ヘッドが前記装着部から外されて第2の記録ヘッドが前記装着部に装着されると、前記第2の記録ヘッドのノズル位置を検出し、
前記決定手段は、前記第1の記録ヘッドのノズル位置と前記第2の記録ヘッドのノズル位置との差分と、前記決定手段によって決定されている前記第1の記録ヘッドの補正値と、に基づいて前記第2の記録ヘッドの補正値を決定することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記記録ヘッドは前記移動方向と交差する方向に複数のノズルが並ぶノズル列を有し、
前記ノズル位置検出手段は、前記記録ヘッドの同じ前記ノズル列の複数のノズルの位置を取得し平均したものを前記決定手段によって用いられる前記ノズル位置として取得することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記記録ヘッドから吐出されるインクを検出する液滴検出手段と、
前記移動手段の位置を検出する位置検出手段と、をさらに有し、
前記ノズル位置検出手段は、前記液滴検出手段の検出結果と、前記位置検出手段の検出結果とに基づいて前記ノズル位置として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記ノズル位置検出手段は、前記記録ヘッドが移動している状態で吐出したインクに基づいてノズル位置を取得したのち、取得したノズル位置近辺において、前記記録ヘッドを停止された状態で吐出したインクに基づいて前記決定手段によって用いられる前記ノズル位置を取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項5】
前記記録ヘッドの高さを変更する変更手段をさらに有し、
前記ノズル位置検出手段は、前記変更により前記記録ヘッドの高さを複数段階に変化させ、それぞれにおいてノズル位置を検出し、その結果を用いて線形的に前記記録ヘッドの高さに対応した前記ノズル位置を取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項6】
インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドが着脱可能に装着される装着部と、
前記記録ヘッドを移動方向に移動させるための移動手段と、
前記記録ヘッドのノズルの位置を取得するためのノズル位置検出手段と、
前記記録ヘッドから吐出されるインク着弾位置を補正するための補正値を決定する決定手段と、
を備える記録装置における記録方法であって、
前記ノズル位置検出手段は、前記装着部に装着された第1の記録ヘッドのノズル位置を検出し、
前記ノズル位置検出手段は、前記第1の記録ヘッドが前記装着部から外されて第2の記録ヘッドが前記装着部に装着されると、前記第2の記録ヘッドのノズル位置を検出し、
前記決定手段は、前記第1の記録ヘッドのノズル位置と前記第2の記録ヘッドのノズル位置との差分と、前記決定手段によって決定されている前記第1の記録ヘッドの補正値と、に基づいて前記第2の記録ヘッドの補正値を決定し、
決定した前記第2の記録ヘッドの補正値を用いて前記第2の記録ヘッドからのインクの吐出のタイミングを制御することを特徴とする記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び記録方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置において、記録ヘッドが交換可能であって、記録ヘッド交換時にインク着弾位置を補正する装置が知られている。インク着弾位置の補正には時間がかかるため、記録ヘッドを交換するたびにインク着弾位置を補正するとなると、ユーザへの負荷が大きい。
【0003】
特許文献1には、あらかじめ記録ヘッドに書き込まれているインク着弾位置に関する情報を用いて記録ヘッド交換後のインク着弾位置の調整方法が開示されている。インク着弾位置がずれる要因には、記録装置固有のものと記録ヘッド固有のものがある。着荷時の記録ヘッドでは、調整用パターンを記録することでインク着弾位置を補正する。このときのインク着弾位置の補正値は、記録装置固有の補正値と記録ヘッド固有の補正値の和を取ったものと等しい。記録装置固有の補正値は、インク着弾位置の補正値と記録ヘッド固有の補正値の差を取ることで算出する。以後、記録ヘッド交換時には、装着した記録ヘッド固有の補正値と記録装置固有の補正値の和を取ることで、インク着弾位置の補正値を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-5661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の方法ではあらかじめ各記録ヘッドに対してインク着弾位置がずれる要因となるパラメータを測定し記録しておく必要がある。また、記録ヘッド装着時に、記録ヘッドを固定する位置がずれてしまった場合にはそのずれを補正することができない。そのため、インク着弾位置の補正の精度が不十分となる虞がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、記録ヘッド交換時に精度よくインク着弾位置を補正することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドが着脱可能に装着される装着部と、前記記録ヘッドを移動方向に移動させるための移動手段と、前記記録ヘッドのノズルの位置を取得するためのノズル位置検出手段と、前記記録ヘッドから吐出されるインク着弾位置を補正するための補正値を決定する決定手段と、を備える記録装置であって、前記位置検出手段は、前記装着部に装着された第1の記録ヘッドのノズル位置を検出し、前記ノズル位置検出手段は、前記第1の記録ヘッドが前記装着部から外されて第2の記録ヘッドが前記装着部に装着されると、前記第2の記録ヘッドのノズル位置を検出し、前記決定手段は、前記第1の記録ヘッドのノズル位置と前記第2のノズルヘッドのノズル位置との差分と、前記決定手段によって定められた前記第1の記録ヘッドの調整値と、に基づいて、前記インク着弾位置調整手段は前記第2の記録ヘッドの調整値を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、記録ヘッド交換時に精度よくインク着弾位置を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る記録装置の外観を示す図である。
第1の実施形態に係る記録装置の内部構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図である。
第1の実施形態のフローチャートである。
ノズル位置検出時のキャリッジポジションを示す図である。
記録装置の要部の上面模式図である。
液滴検出センサでノズル位置を検出する際の出力を示す図である。
書き出し位置の補正の様子を示す図である。
調整用パターン記録時の様子を示す図である。
濃度センサで調整用パターンを検出する際の出力を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。また、実施形態に記載されている構成要素の相対配置、形状等は、あくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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