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公開番号
2023076238
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-06-01
出願番号
2021189543
出願日
2021-11-22
発明の名称
車載システム
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
G06F
21/44 20130101AFI20230525BHJP(計算;計数)
要約
【課題】車両内において認証処理を完結させかつ従来よりも認証精度を向上させる。
【解決手段】車載システムは、第1演算装置70,80と、第2演算装置60と、照合モジュール31,32とを備える。照合モジュール31,32は、第2演算装置60にテストプログラムを実行させ、実行結果、実行時間、並びに、第2演算装置60の消費電力の推移データ及び/または温度の推移データに基づいて、第2演算装置が正規品であるか否かを判定する。そして、第2演算装置60が正規品と判定された場合、通信モジュール86を導通状態にし、第2演算装置60が非正規品と判定された場合、通信モジュール86を遮断状態にし、第2演算装置60の電源供給を遮断させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載された車載システムであって、
車両制御に用いられる第1演算装置と、
前記車両内において前記第1演算装置とは異なる場所に設置された第2演算装置と、
通信制御信号に基づいて、前記第1演算装置と前記第2演算装置との間の通信を導通または遮断させる通信モジュールと、
前記第2演算装置に用いるテストプログラムが格納された記憶部と、
前記第2演算装置に前記テストプログラムを実行させ、前記第2演算装置から受信した前記テストプログラムの実行結果と、前記テストプログラムの実行時間と、前記テストプログラムの実行期間中における前記第2演算装置の消費電力の推移データ及び/または温度の推移データとに基づいて、前記第2演算装置が正規品であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて前記通信制御信号を出力する照合モジュールとを備え、
前記照合モジュールは、前記第2演算装置が正規品と判定された場合、前記通信モジュールを導通状態に制御する一方で、前記第2演算装置が非正規品と判定された場合、前記通信モジュールを遮断状態にし、かつ、前記第2演算装置の電源供給を遮断させる制御をする、車載システム。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
車両に搭載された車載システムであって、
車両制御に用いられる第1演算装置と、
外付けの第2演算装置が着脱可能に構成された接続部と、
前記第2演算装置に用いるテストプログラムが格納された記憶部と、
前記接続部への前記第2演算装置の接続が確認された場合に、前記第2演算装置に前記テストプログラムを実行させ、前記第2演算装置から受信した前記テストプログラムの実行結果と、前記テストプログラムの実行時間と、前記テストプログラムの実行期間中における前記第2演算装置の消費電力の推移データ及び/または温度の推移データとに基づいて、前記第2演算装置が正規品であるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて通信制御信号を出力する照合モジュールと、
前記通信制御信号に基づいて、前記第1演算装置と前記第2演算装置との間の通信を導通または遮断させる通信モジュールと、を備え、
前記照合モジュールは、前記第2演算装置が正規品と判定された場合、前記通信モジュールを導通状態に制御する一方で、前記第2演算装置が非正規品と判定された場合、前記通信モジュールを遮断状態にし、かつ、前記第2演算装置の電源供給を遮断させる制御をする、車載システム。
【請求項3】
前記照合モジュールは、前記車両に電源が投入されるたびに、前記第2演算装置に前記テストプログラムを実行させて、前記第2演算装置が正規品であるか否かを判定する、請求項1または2に記載の車載システム。
【請求項4】
前記通信モジュールは、前記第1演算装置の内部に設けられている、請求項1または2に記載の車載システム。
【請求項5】
前記第2演算装置は、前記第1演算装置と比較して、外部からのアクセスが容易な場所に設置される、請求項1に記載の車載システム。
【請求項6】
前記接続部は、前記第1演算装置と比較して、外部からのアクセスが容易な場所に設置される、請求項2に記載の車載システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、車両用の車載システムに関する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に示されるように、車両に搭載された演算資源を有効に活用するために、駐車中などにその演算資源をグリッドコンピューティングとして活用することが検討されている。また、車両の乗員に様々なサービスや快適な空間を提供するために、車両に多数のECUを搭載し、それらを相互に連携させて動作させることが行われている。
【0003】
特許文献2には、車載のECUとの通信を試みる機器の認証処理を行う技術が示されている。特許文献2には、認証処理の方法として、PINコードの入力を求める方法、予め正当なユーザに配布したシリアル番号やパスワードの入力を求める方法、外部の認証サーバと連携する方法が例示されている。
【0004】
特許文献3には、車両の電子制御装置の正当性を認証し、不正な電子制御装置を検出した場合には、不正な電子制御装置を除外し、残された有効な車両搭載機能を判定し、判定結果をユーザに表示する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-160661号公報
国際公開第2019/187204号
特許第6625269号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、車両に搭載された演算資源をグリッドコンピューティングの演算(以下、グリッド演算という)に活用したり、ユーザーに新しいサービス等を提供していくのにあたって、車両の販売後に、整備工場等において演算装置を後付けで追加できるようにするのが好ましい。そうすることで、車両の販売後においても、車両で実現できる機能やサービスをより向上させるための機能拡張であったり、グリッド演算の演算能力を向上させたりすることができる。
【0007】
一方で、演算装置を後付けで追加できるように構成した場合、正規品ではない外付けECUが取り付けられる可能性がある。車両に非正規品の演算装置が取り付けられた場合には、安全性や信頼性を確保する観点から、その演算装置が車両にもともと搭載されているECU(特に走行制御にかかわるECU)に接続されないようにする必要がある。
【0008】
ここで、正規品と非正規品とを区別するために、特許文献2のような認証コード等を使用する方法がある。しかしながら、認証コードが漏洩してしまったり、不正に解析等をされて認証コードが知られてしまった場合に、演算装置からECUへの不正アクセスを排除できない恐れがある。また、低価格で販売されていること等の理由で、ユーザーが意図的に非正規品を車両に取り付けるリスクも排除できない。
【0009】
外部の認証サーバと連携する方法については、認証コード等を使用する場合と比較して、演算装置の正規品/非正規品の認証精度が向上することが期待できる。しかしながら、管理する車両の台数が増加した場合に、認証処理や認証状態の管理等が非常に煩雑になるという問題がある。
【0010】
ここに開示された技術は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこは、車両内において認証処理を完結することができ、かつ、従来よりも認証精度を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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