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公開番号2023076218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189509
出願日2021-11-22
発明の名称電動機
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20230525BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コイルエンドに対する冷却能力を高めることができる電動機を提供する。
【解決手段】ロータ4及びステータ2を備えた電動機1において、ステータ2のコイルエンド22aを収納する冷却室6Aと、冷却室6A内に液密に収納された冷却液Lと、を備え、冷却室6Aは、冷却液Lに対してロータ4の周方向CDの流れを形成する流れ形成部7を備えている。冷却室6A内の冷却液Lは、コイルエンド22aに接することでコイルエンド22aを冷却する。さらに、冷却液Lは、ロータ4の周方向CDの流れを形成するために、コイルエンド22aに接した状態で滞留することなく流動し、コイルエンド22aに対する冷却能力が向上する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータ及びステータを備えた電動機において、
前記ステータのコイルエンドを収納する冷却室と、
前記冷却室内に液密に収納された冷却液と、を備え、
前記冷却室は、前記冷却液に対して前記ロータの周方向の流れを形成する流れ形成部を備えている、電動機。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記冷却室は、前記コイルエンドを収納する内室部と、前記内室部に隣接して設けられた外室部と、前記内室部と前記外室部とを区画する隔壁と、を備え、
前記流れ形成部は、前記隔壁に形成され、前記内室部と前記外室部とを連通するノズルである、請求項1記載の電動機。
【請求項3】
前記ノズルは、
前記外室部に連通する前記冷却液の入口と、
前記内室部に連通する前記冷却液の出口と、
前記入口と前記出口との間に設けられた通路部と、を備え、
前記通路部は、前記出口に接続された少なくとも一部分であり、前記周方向の流れ成分を形成する方向に延在する噴射部を備えている、請求項2記載の電動機。
【請求項4】
前記噴射部は、前記ロータの周方向成分を有するように、前記ロータの径方向に対して傾斜している傾斜流路である、請求項3記載の電動機。
【請求項5】
前記入口と前記出口とは、前記周方向でずれて配置されており、前記通路部は、前記入口と前記出口とを直線状に連通する直線流路である、請求項3または4記載の電動機。
【請求項6】
前記冷却液の循環ラインを更に備え、
前記冷却室は、前記循環ラインに接続され、前記冷却液を前記循環ラインから受け入れる導入部と、前記循環ラインに接続され、前記冷却液を前記循環ラインに排出する排出部と、を備えている請求項1~5のいずれか一項記載の電動機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モータや発電機などの電動機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ターボ圧縮機が開示されている。特許文献1に記載のターボ圧縮機は、出力軸に固着されたロータと、ロータの外周面に対向するステータとを備えている。ターボ圧縮機は、冷却液配管を備えており、冷却液配管は、ステータの外周に噴きつけられる位置に開口を有している。また、特許文献2には、コイルエンドを収納する室内に冷媒となる液体を収納してシールする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-312272号公報
国際公開第2011/132784号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の装置では、コイルエンド周りの冷却に対する配慮が不十分であり、コイルエンドに対する冷却能力が低かった。
【0005】
本開示は、コイルエンドに対する冷却能力を高めることができる電動機を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、ロータ及びステータを備えた電動機において、ステータのコイルエンドを収納する冷却室と、冷却室内に液密に収納された冷却液と、を備え、冷却室は、冷却液に対してロータの周方向の流れを形成する流れ形成部を備えている。
【0007】
冷却室内の冷却液は、コイルエンドに接することでコイルエンドを冷却する。更に、冷却液は、ロータの周方向の流れを形成するために、コイルエンドに接した状態で滞留することなく流動し、コイルエンドに対する冷却能力が向上する。
【0008】
いくつかの態様において、冷却室は、コイルエンドを収納する内室部と、内室部に隣接して設けられた外室部と、内室部と外室部とを区画する隔壁と、を備え、流れ形成部は、隔壁に形成され、内室部と外室部とを連通するノズルであってもよい。隔壁に設けられたノズルから冷却液を噴射させることで、周方向の流れを形成することができる。
【0009】
いくつかの態様において、ノズルは、外室部に連通する冷却液の入口と、内室部に連通する冷却液の出口と、入口と出口との間に設けられた通路部と、を備え、通路部は、出口に接続された少なくとも一部分であり、周方向の流れ成分を形成する方向に延在する噴射部を備えていてもよい。噴射部からの冷却液の噴射により、冷却室内には、周方向の流れが形成される。
【0010】
いくつかの態様において、噴射部は、前記ロータの周方向成分を有するように、ロータの径方向に対して傾斜している傾斜流路であってもよい。傾斜流路を通過し、出口から噴射される冷却液により、周方向の流れを形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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