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公開番号2023076080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189262
出願日2021-11-22
発明の名称液戻り機構付きキャップ
出願人凸版印刷株式会社
代理人
主分類B65D 47/40 20060101AFI20230525BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容物を抽出するときの液切れ性とキャップへの内容物残りを改善したキャップを提供する。
【解決手段】天板部11と、天板部周縁から下方に垂設された筒状の周壁12とを有するキャップ本体10と、キャップ本体上部に装着される蓋部20を有し、キャップ本体が容器口部の先端と係合して容器に装着されるキャップ1であって、天板部から筒状に下垂する筒壁13が設けられ、筒壁下端を閉塞する板状の隔壁部14と、隔壁部から起立する上下端が開口して連通した注出筒15を有し、蓋部は、閉じたときに注出筒の上端開口に嵌入する液止めピン21を有し、筒壁の下端から所定の高さとなる位置に液戻り用の開口部17が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
天板部と、天板部周縁から下方に垂設された筒状の周壁とを有するキャップ本体と、前記キャップ本体上部に装着される蓋部を有し、前記キャップ本体が容器口部の先端と係合して容器に装着されるキャップであって、
前記天板部から筒状に下垂する筒壁が設けられ、
前記筒壁下端を閉塞する板状の隔壁部と、
前記隔壁部から起立する上下端が開口して連通した注出筒を有し、
前記蓋部は、閉じたときに前記注出筒の上端開口に嵌入する液止めピンを有し、
前記筒壁の下端から所定の高さとなる位置に液戻り用の開口部が形成されていることを特徴とする液戻り機構付きキャップ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記蓋部が、前記キャップ本体にヒンジを介して揺動可能に連設されていることを特徴とする請求項1に記載の液戻り機構付きキャップ。
【請求項3】
前記キャップ本体と前記蓋部とが別体であり、互いに螺合するネジ構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液戻り機構付きキャップ。
【請求項4】
前記筒状の周壁の内面側に、容器口部に螺合する内ネジ部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液戻り機構付きキャップ。
【請求項5】
前記筒状の周壁の内面側に、容器口部に打栓嵌合する嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液戻り機構付きキャップ。
【請求項6】
前記液戻り用の開口部が、前記筒壁のヒンジ側に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の液戻り機構付きキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清涼飲料や酒類などの液体用容器のキャップに関し、特に内容物である液体等の液切れ性の向上と液残りを改善したキャップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
キャップ本体と上蓋が薄肉のヒンジで繋がり、ヒンジにより上蓋を回動させて、上蓋を開閉可能にする機構が備わったヒンジキャップは、開口時に上蓋を落としたり、なくしたり、汚したりしないので、大変便利であるため、特に多くの容器のキャップとして使用されてきている。
【0003】
このようなヒンジキャップでは、キャップ本体は、筒状側壁の内部に開口予定部を有する封鎖板が設けられ、この筒状側壁に容器口部が嵌着され、かつ該筒状側壁の上端部分に、上蓋が開閉自在にヒンジ連結された構造となっている。封鎖板の上面には、注出筒が立設されており、この注出筒内に引き裂き可能な薄肉部が周回して設けられて開口予定部を区画しており、さらに、開口予定部内には上端にプルリングを有する支柱が設けられている。
【0004】
そして、ヒンジキャップは、上蓋を開けた後、上記のプルリングを指で引っ張り上げることにより、開口予定部を区画している薄肉部を引き裂いて、内容物を注出するための開口を形成して、容器内に収容された内容物の注出が行われる。例えば特許文献1にはこのような構造のヒンジキャップが開示されている。しかしこのような従来のヒンジキャップでは、ボトル内部から出てくる内容物の液切れが悪かった。
【0005】
これに対し特許文献2に開示されている様な、開口部の直径を細いものにして、液切れを改善したとする形状のキャップも知られているが、内容物を注出する際に発生してしまう開口部周辺への液だれが、開口部が小さいため容器内に戻らずに液溜め部に残ってしまう液残りが発生するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4156055号公報
特開2007-320589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、清涼飲料水や酒類などの液体用容器(ボトルまたは紙パック等)に使用するキャップにおいて、内容物を抽出するときの液切れ性とキャップへの液残りを改善したキャップを提供すること課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、天板部と、天板部周縁から下方に垂設された筒状の周壁とを有するキャップ本体と、前記キャップ本体上部に装着される蓋部を有し、前記キャップ本体が容器口部の先端と係合して容器に装着されるキャップであって、
前記天板部から筒状に下垂する筒壁が設けられ、
前記筒壁下端を閉塞する板状の隔壁部と、
前記隔壁部から起立する上下端が開口して連通した注出筒を有し、
前記蓋部は、閉じたときに前記注出筒の上端開口に嵌入する液止めピンを有し、
前記筒壁の下端から所定の高さとなる位置に液戻り用の開口部が形成されていることを特徴とする液戻り機構付きキャップである。
【0009】
上記液戻り機構付きキャップにおいて、前記蓋部が、前記キャップ本体にヒンジを介して揺動可能に連設されていて良い。
【0010】
上記液戻り機構付きキャップにおいて、前記キャップ本体と前記蓋部とが別体であり、互いに螺合するネジ構造が設けられていても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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