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公開番号2023076028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189171
出願日2021-11-22
発明の名称シート給送装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 3/46 20060101AFI20230525BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】給送ローラが新品に交換されたことを自動的に検知すること。
【解決手段】シートSが積載され、昇降動作が可能な積載板52と、シートSを給送するピックアップローラ21、ピックアップローラ21を支持するローラホルダ23、ローラホルダ23に設けられた検知フラグ24を有する給送ローラユニット20と、検知フラグ24を検知する紙面センサ32を有し、積載板52の上方に配置され、給送ローラユニット20を着脱可能に保持する給送ローラ保持ユニット30と、リフトアップ駆動ユニット70を制御して積載板52を上昇させ、紙面センサ32の検知結果に基づいてシートSを給送可能な状態に設定する制御部80と、を備え、制御部80は給送ローラユニット20が装着された場合、リフトアップ駆動ユニット70を制御して積載板52の昇降動作を行い、紙面センサ32の検知結果に基づいて給送ローラユニット20が新品かどうかを判断する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートが積載され、昇降動作が可能な積載板を有する積載部と、
シートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを支持する回動可能な支持部と、前記支持部に設けられた被検知部材と、を有する給送ユニットと、
前記被検知部材を検知する検知手段を有し、前記積載部の上方に配置され、前記給送ユニットを着脱可能に保持する保持ユニットと、
前記積載板を昇降動作させる駆動部と、
前記駆動部を制御して前記積載板を上昇する回動を行い、前記検知手段の前記被検知部材の検知結果に基づいて前記積載板に積載されたシートを給送可能な状態に設定する制御手段と、
を備え、
前記被検知部材は、前記給送ユニットが新品の場合には前記検知手段が検知できない第一の位置に位置し、新品の前記給送ユニットが前記保持ユニットに装着されて前記給送ローラが駆動されると、前記第一の位置から前記検知手段が検知可能なように前記被検知部材が突出する第二の位置に移動し、
前記制御手段は、前記給送ユニットが装着された場合、前記積載板上のシートを給送可能な状態に設定されるように前記駆動部を制御して前記積載板の昇降動作を行い、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記給送ユニットが新品かどうかを判断することを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記検知手段が前記被検知部材を検知した場合、前記給送ユニットは新品ではないと判断することを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記検知手段が前記被検知部材を検知しない場合で、前記給送ローラを駆動した後に前記検知手段が前記被検知部材を検知した場合には、前記給送ユニットは新品であると判断し、前記検知手段が前記被検知部材を検知しない場合には、前記給送ユニットは装着されていないと判断することを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記駆動部を制御して前記積載板に積載されたシートを給送可能な位置から前記積載板を下降させた後に、前記給送ローラを駆動することを特徴とする請求項3に記載のシート給送装置。
【請求項5】
シートが積載される積載板を有する積載部と、
シートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを支持する回動可能な支持部と、前記支持部に設けられた被検知部材と、を有する給送ユニットと、
前記被検知部材の検知状態に基づいて、前記積載板に積載されたシートと前記給送ローラとの当接離間状態を検知する検知手段と、前記積載板に積載されたシートと前記給送ローラとが当接した状態、又は離間した状態となるように前記給送ユニットを昇降させて前記給送ユニットの状態を切り替える切替手段と、を有し、前記積載部の上方に配置され、前記給送ユニットを着脱可能に保持する保持ユニットと、
前記切替手段を制御して前記給送ユニットを下降させ、前記検知手段の検知結果に基づいて前記積載板上のシートを給送可能な状態に設定する制御手段と、
を備え、
前記被検知部材は、前記給送ユニットが新品の場合には前記検知手段が検知できない第一の位置に位置し、新品の前記給送ユニットが前記保持ユニットに装着されて前記給送ローラが駆動されると、前記第一の位置から前記検知手段が検知可能なように前記被検知部材が突出する第二の位置に移動し、
前記制御手段は、前記給送ユニットが装着された場合、前記給送ユニットが装着された際の前記検知手段の検知結果に基づいて、前記給送ユニットが新品かどうかを判断することを特徴とするシート給送装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記検知手段が前記被検知部材を検知した場合、前記給送ユニットは新品ではないと判断することを特徴とする請求項5に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記検知手段が前記被検知部材を検知しない場合で、前記給送ローラを駆動した後に前記検知手段が前記被検知部材を検知した場合には、前記給送ユニットは新品であると判断し、前記検知手段が前記被検知部材を検知しない場合には、前記給送ユニットは装着されていないと判断することを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記給送ユニットが前記保持ユニットに装着された際、前記給送ローラは前記積載板に積載されたシートと離間した状態であることを特徴とする請求項7に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記被検知部材は、前記第一の位置に位置している場合に前記給送ローラに干渉する凸部を有し、
前記給送ローラが駆動されると、前記給送ローラに干渉している前記凸部が前記検知手段の方向に突出するように移動することにより、前記被検知部材が前記第一の位置から前記第二の位置に移動することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記給送ユニットは、前記被検知部材を押圧する押圧部を有し、
前記被検知部材は、前記押圧部の方向に突出したピーク部を介して、前記被検知部材が前記第一の位置に位置しているときに前記押圧部により押圧される第一の傾斜面と、前記被検知部材が前記第二の位置に位置しているときに前記押圧部により押圧される第二の傾斜面と、を有し、
前記給送ローラが駆動されることにより、前記押圧部により押圧される前記被検知部材が前記第一の傾斜面から前記第二の傾斜面に切り替わる前記ピーク部において、前記凸部は前記給送ローラと干渉していることを特徴とする請求項9に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート給送装置、及びシート給送装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置は、給紙部に積載されている記録材である用紙を1枚ずつ分離して給送する給送機構や、用紙を画像形成部に搬送する搬送機構を備えている。例えば給送機構では、用紙を給送する給送ローラにはゴムローラを使用し、1枚ずつ用紙を送り出す構成が一般的である。給送ローラは、様々な種類のメディアを搬送するために、柔らかく摩耗しやすいゴムが使用されており、そのため、用紙の繰り返し搬送による給送ローラ表面の摩耗が大きい。また、給送ローラへの紙粉の付着やゴムの劣化など様々な要因により、給送ローラの用紙の搬送性能が低下する。近年、画像形成装置本体は長寿命化されてきており、摩耗や劣化の激しい給送ローラは、容易に交換が可能な構成とし、交換を前提に画像形成装置本体の長寿命化に対応している。
【0003】
交換可能な給送ローラは、消耗品としてユーザやサービスマンによって、新品の交換作業が行われる。そして、画像形成装置本体が給送ローラの交換タイミングを検知するために、様々な検知方法が提案されている。例えば特許文献1では、給送ローラの回転開始から搬送路下流に設けられたセンサに用紙が搬送されるまでの時間を測定し、測定された時間に基づいて用紙の搬送遅れを検知する。そして、画像形成装置本体は、検知された用紙の搬送遅れの発生率が閾値を超えると、給送ローラの交換が必要であることをユーザ等に報知する。また、画像形成装置本体は給送ローラの交換が必要であると判断すると、搬送不良を未然に防ぐため、ユーザやサービスマンに給送ローラの交換を促す。
【0004】
そして、ユーザやサービスマンによって給送ローラの交換が行われると、画像形成装置は給送ローラが新品に交換されたことを検知し、給送ローラの交換を促す報知動作を停止する必要がある。そのため、ユーザやサービスマンは、画像形成装置のオペレーションパネル等を介して、画像形成装置に給送ローラの交換が完了したことを設定するリセット操作等を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-007758号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したリセット操作は、ユーザやサービスマン等のオペレータ(作業者)によって実行される操作である。そのため、オペレータが給送ローラを新品に交換した後に、給送ローラの交換完了を設定するリセット操作や動作確認を忘れてしまう場合が想定される。このような場合には、リセット操作が行われていないために、画像形成装置は給送ローラの交換が必要な状態が継続していると判断し、ユーザやサービスマンに給送ローラの交換を報知し続けることになる。
【0007】
また、複数の給紙口を有する画像形成装置では、オペレータが誤って、交換していない給紙口の給送ローラの交換完了を設定するリセット操作を行ってしまう場合も想定される。その結果、画像形成装置が給送ローラの実際の使用状態を正しく検知できなくなることになる。そのため、ユーザやサービスマンによるリセット操作に頼ることなく、給送ローラが新品に交換されたことを、画像形成装置が人手を介さずに自動的に正しく検知できることが望まれている。
【0008】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、給送ローラが新品に交換されたことを自動的に検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
【0010】
(1)シートが積載され、昇降動作が可能な積載板を有する積載部と、シートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを支持する回動可能な支持部と、前記支持部に設けられた被検知部材と、を有する給送ユニットと、前記被検知部材を検知する検知手段を有し、前記積載部の上方に配置され、前記給送ユニットを着脱可能に保持する保持ユニットと、前記積載板を昇降動作させる駆動部と、前記駆動部を制御して前記積載板を上昇する回動を行い、前記検知手段の前記被検知部材の検知結果に基づいて前記積載板に積載されたシートを給送可能な状態に設定する制御手段と、を備え、前記被検知部材は、前記給送ユニットが新品の場合には前記検知手段が検知できない第一の位置に位置し、新品の前記給送ユニットが前記保持ユニットに装着されて前記給送ローラが駆動されると、前記第一の位置から前記検知手段が検知可能なように前記被検知部材が突出する第二の位置に移動し、前記制御手段は、前記給送ユニットが装着された場合、前記積載板上のシートを給送可能な状態に設定されるように前記駆動部を制御して前記積載板の昇降動作を行い、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記給送ユニットが新品かどうかを判断することを特徴とするシート給送装置。
(【0011】以降は省略されています)

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