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公開番号2023076018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189157
出願日2021-11-22
発明の名称撮像装置
出願人ニデックプレシジョン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/52 20230101AFI20230525BHJP(電気通信技術)
要約【課題】簡易かつ安価な構成によりレンズへの結露を抑制することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1は、フロントケース10と、リアケース20と、フロントケース10に固定される基板51と、基板51上に実装される撮像素子52と、フロントケース10よりも熱伝導率の高い材料から形成されるレンズバレル41と、レンズバレル41の内側に保持されるレンズ42とを有するレンズ鏡筒40と、フロントケース10よりも熱伝導率の高い材料から形成される伝熱部材60とを備える。レンズ鏡筒40は、撮像素子52に対してZ方向に移動可能に構成される。伝熱部材60は、レンズ鏡筒40のレンズバレル41に弾性的に接触するバネ接点部62を有し、バネ接点部62を介してハウジング内の発熱源からの熱をレンズ鏡筒40のレンズバレル41に伝達するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに固定される基板と、
前記基板上に実装される撮像素子と、
前記ハウジングよりも熱伝導率の高い材料から形成されるレンズバレルと、前記レンズバレルの内側に保持される少なくとも1枚のレンズとを有するレンズ鏡筒であって、前記ハウジング内で前記撮像素子に対して光軸方向に移動可能に構成されるレンズ鏡筒と、
前記ハウジングよりも熱伝導率の高い材料から形成される伝熱部材であって、前記レンズ鏡筒の前記レンズバレルに弾性的に接触するバネ接点部を有し、前記バネ接点部を介して前記ハウジング内の発熱源からの熱を前記レンズ鏡筒の前記レンズバレルに伝達するように構成される伝熱部材と
を備える、撮像装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記伝熱部材の少なくとも一部は、前記撮像素子又はその近傍領域に接触している、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記伝熱部材の少なくとも一部は、前記基板に形成された配線パターン又はその近傍領域に接触している、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記配線パターンは、グランド電位を有するように構成され、
前記レンズ鏡筒の前記レンズバレル及び前記伝熱部材は導電性を有し、
前記伝熱部材の少なくとも一部は、前記配線パターンに接触する、
請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記レンズ鏡筒の前記レンズバレル及び前記伝熱部材は導電性を有し、
前記伝熱部材の少なくとも一部は、前記配線パターンに接触し、
前記伝熱部材の前記バネ接点部が接触する前記レンズバレルの部分はアルマイト処理されている、
請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記伝熱部材の前記バネ接点部は、前記光軸方向に螺旋状に延びる螺旋部と、前記螺旋部の先端に接続される接触端部とを含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に係り、特にレンズを保持するレンズ鏡筒を備えた撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、カメラにおける画素数やフレームレートの増加に伴い、CCDやCMOSなどの撮像素子やこれに接続される配線パターンにおける発熱量が増加する傾向にある。カメラの起動時には、最も外側に配置されたレンズは外気温に近い温度のままであるのに対して、ハウジング内の空気はこのような撮像素子などから発生する熱によって温められる。ハウジング内で温められた空気が最外レンズの内表面に触れると、最外レンズにより急激に冷却され、飽和水蒸気量を超えた空気中の水蒸気がレンズの内表面に凝結して結露が生じる。
【0003】
このような結露が生じるとカメラで撮影される画像が不鮮明になってしまうため、結露を防止するために最外レンズの近傍にヒータを内蔵した環状部材を配置することも考えられている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このような環状部材を最外レンズの近傍で適切に位置決めして配置することは簡単ではない。また、ヒータが必要となるだけではなく、撮像素子とは別にヒータに電力を供給する必要も生じ、装置製造及び装置駆動のためのコストが高くなってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-168509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、簡易かつ安価な構成によりレンズへの結露を抑制することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、簡易かつ安価な構成によりレンズへの結露を抑制することができる撮像装置が提供される。この撮像装置は、ハウジングと、上記ハウジングに固定される基板と、上記基板上に実装される撮像素子と、上記ハウジングよりも熱伝導率の高い材料から形成されるレンズバレルと、上記レンズバレルの内側に保持される少なくとも1枚のレンズとを有するレンズ鏡筒と、上記ハウジングよりも熱伝導率の高い材料から形成される伝熱部材とを備える。上記レンズ鏡筒は、上記ハウジング内で上記撮像素子に対して光軸方向に移動可能に構成される。上記伝熱部材は、上記レンズ鏡筒の上記レンズバレルに弾性的に接触するバネ接点部を有し、上記バネ接点部を介して上記ハウジング内の発熱源からの熱を上記レンズ鏡筒の上記レンズバレルに伝達するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置を示す部分断面図である。
図2は、図1に示す撮像装置の分解斜視図である。
図3Aは、図1に示す撮像装置における基板ユニットを示す斜視図である。
図3Bは、図3Aに示す基板ユニットの平面図である。
図3Cは、図3Aに示す基板ユニットの右側面図である。
図4は、本発明の第2の実施形態における撮像装置を示す部分断面図である。
図5Aは、図4に示す撮像装置における基板ユニットを示す斜視図である。
図5Bは、図5Aに示す基板ユニットの平面図である。
図5Cは、図5Aに示す基板ユニットの右側面図である。
図6Aは、図5Aに示す基板ユニットにおける伝熱部材を示す平面図である。
図6Bは、図6Aに示す伝熱部材の正面図である。
図6Cは、図6Aに示す伝熱部材の右側面図である。
図6Dは、図6BのA-A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について図1から図6Dを参照して詳細に説明する。図1から図6Dにおいて、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図6Dにおいては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
【0009】
図1は本発明の第1の実施形態における撮像装置1を模式的に示す部分断面図、図2は分解斜視図である。図1及び図2に示すように、本実施形態における撮像装置1は、フロントケース10とリアケース20とから構成されるハウジング30と、フロントケース10に取り付けられるレンズ鏡筒40と、フロントケース10に固定される基板ユニット50とを有している。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+Z方向を「前」又は「前方」といい、-Z方向を「後」又は「後方」ということとする。
【0010】
フロントケース10は、例えば樹脂から形成されており、略直方体状の基部11と、基部11から+Z方向に延びる円筒部12とを有している。フロントケース10の円筒部12の内側の開口部12A(図2参照)にレンズ鏡筒40が挿入されるようになっている。円筒部12の後端の内側には、雌ネジが形成されたネジ部12B(図1では簡略化して図示している)が設けられている。フロントケース10の基部11の内側には基板ユニット50を収容する収容空間11A(図1参照)が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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