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公開番号2023075968
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-01
出願番号2021189075
出願日2021-11-22
発明の名称画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/409 20060101AFI20230525BHJP(電気通信技術)
要約【課題】原稿に地紋が付加されているか否か適切に判断することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、原稿から画像データを取得し、取得した画像データに基づき形成した画像を出力する画像形成装置である。画像形成装置は、原稿において網点領域が占める割合を示す網点領域率を、画像データに基づき算出する算出部を含み、算出部によって算出された網点領域率に基づき、地紋の有無を判定する地紋判定部を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
原稿から画像データを取得し、取得した前記画像データに基づき形成した画像を出力する画像形成装置であって、
前記原稿において網点領域が占める割合を示す網点領域率を、前記画像データに基づき算出する算出部を含み、前記算出部によって算出された前記網点領域率に基づき、地紋の有無を判定する地紋判定部を備える画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記原稿に付加され得る地紋パターンを記憶する記憶部を備え、
前記地紋判定部は、
前記網点領域率が所定値以上となる場合、前記網点領域に描画された模様パターンと前記記憶部に記憶されている地紋パターンとが一致するか否か判定するパターン判定部をさらに含み、
前記パターン判定部による判定結果に基づき、前記地紋の有無を判定する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
原稿から画像データを取得し、取得した前記画像データに基づき形成した画像を出力する画像形成装置であって、
前記原稿に付加され得る地紋パターンを記憶する記憶部と、
前記原稿における地紋の有無を判定する地紋判定部と、を備え、
前記地紋判定部は、
前記原稿において網点領域が占める割合を示す網点領域率を、前記画像データに基づき算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記網点領域率が所定値以上となる場合、前記網点領域に描画された模様パターンと前記記憶部に記憶されている地紋パターンとが一致するか否か判定するパターン判定部とを含み、
前記パターン判定部によって前記模様パターンと前記地紋パターンとが一致すると判定した場合、前記地紋が有ると判定する第1判定モードと、
前記算出部によって算出された前記網点領域率が所定値以上となる場合、前記地紋が有ると判定する第2判定モードと、を有する、画像形成装置。
【請求項4】
前記第1判定モードと前記第2判定モードとの切替えを設定する第1設定部を備える請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記地紋判定部によって前記地紋があると判定された場合、前記画像データに、前記地紋に応じた画像処理を行う画像処理部を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記地紋は、前記原稿において複数の第1ドットと前記複数の第1ドットよりも小さいドットである複数の第2ドットによって、潜像を含むように描画されており、
前記画像処理部は、前記潜像が前記複数の第1ドットによって描画されているか、あるいは前記複数の第2ドットによって描画されているかに応じて、前記画像データに画像処理を行う請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像処理部は、前記画像データに基づき形成された画像において前記第2ドットが消えるように、前記画像データに画像処理を行う請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像処理部による画像処理で用いる情報を設定する第2設定部を備える請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下地に連続模様(パターン)の地紋が付加された原稿をコピーすることで、コピーされた原稿の画像において隠れた文字列(潜像)を浮かびあがらせる技術が知られている。特許文献1では、原稿に埋め込まれている2次元バーコード等で地紋が付加されているか否か判断し、地紋により隠し文字列として埋め込まれたテキストが浮かび上がるようにコピー印字物を生成することができる画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-279236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1は、2次元バーコードが原稿に埋め込まれていない場合は、原稿に地紋が付加されているか否か適切に判断することができない。
【0005】
本開示の目的は、原稿に地紋が付加されているか否か適切に判断することができる画像形成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、原稿から画像データを取得し、取得した前記画像データに基づき形成した画像を出力する画像形成装置であって、前記原稿において網点領域が占める割合を示す網点領域率を、前記画像データに基づき算出する算出部を含み、前記算出部によって算出された前記網点領域率に基づき、前記地紋の有無を判定する地紋判定部を備える。
【0007】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、原稿から画像データを取得し、取得した前記画像データに基づき形成した画像を出力する画像形成装置であって、前記原稿に付加され得る地紋パターンを記憶する記憶部と、前記原稿における地紋の有無を判定する地紋判定部と、を備え、前記地紋判定部は、前記原稿において網点領域が占める割合を示す網点領域率を、前記画像データに基づき算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記網点領域率が所定値以上となる場合、前記網点領域に描画された模様パターンと前記記憶部に記憶されている地紋パターンとが一致するか否か判定するパターン判定部とを含み、前記パターン判定部によって前記模様パターンと前記地紋パターンとが一致すると判定した場合、前記地紋が有ると判定する第1判定モードと、前記算出部によって算出された前記網点領域率が所定値以上となる場合、前記地紋が有ると判定する第2判定モードと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、画像形成装置は、原稿に地紋が付加されているか否か適切に判断することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像形成装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置が備える画像処理装置の記憶部に記憶される地紋パターンテーブル情報の一例を示す図である。
図1に示す画像形成装置が備える画像処理装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の実施形態に係る画像処理装置が備える領域分離処理部による領域分離処理の一例を模式的に示す図である。
本開示の実施形態に係る画像形成装置によって実行される画像形成処理の一例を示すフローチャートである。
本開示の実施形態に係る画像形成装置でシートに印字した画像における隠れ文字列の一例を示す図である。
本開示の実施形態に係る画像形成装置でシートに印字した画像における隠れ文字列の一例を示す図である。
図5に示す地紋に応じた最適化処理の一例を示すフローチャートである。
入力階調補正部で実施するガンマ処理、フィルタ処理部で実施するフィルタ処理、および中間調処理部で実施するディザ処理それぞれの設定と、これら各処理を施した処理結果との関係を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態及び変形例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下ではすべての図を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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