特許ウォッチ

公開番号2023075893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2022088862
出願日2022-05-31
発明の名称スタンド
出願人朝日木材加工株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H04N 5/64 20060101AFI20230524BHJP(電気通信技術)
要約【課題】表示装置の背面側における設置スペースを低減できるスタンドを提供すること。
【解決手段】支柱3の後端側から支柱3よりも上方に延び、表示装置100の背面を支持する背面板7を備える。これにより、背面板7に支持された表示装置100を支柱3の上方に配置できる。即ち、支柱3を配置するためのスペースを表示装置100の背面側に設ける必要がない。よって、表示装置100の背面側におけるスタンド1の設置スペースを低減できるので、例えばスタンド1を壁に寄せて設置する際には、表示装置100と壁との間の隙間を小さくできる。従って、スタンド1の外観を向上できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
設置面に設置されるベースと、そのベースの後端側から上方に延びる支柱と、その支柱の後端側から前記支柱よりも上方に延び、表示装置の背面を支持する背面板と、を備え、
前記背面板に支持された前記表示装置が前記支柱の上方に位置することを特徴とするスタンド。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記背面板に取付けられ、その取付け高さが上下に調整可能に構成される取付部材を備え、
前記取付部材には、前記表示装置の背面をねじ止めするための取付孔が左右方向に沿って形成されることを特徴とする請求項１記載のスタンド。
【請求項３】
前記取付部材は、上部取付部材と、その上部取付部材よりも下方で前記背面板に取付けられる下部取付部材と、から構成され、
前記上部取付部材には、前記背面板が挿入される挿入孔が形成され、前記下部取付部材には、前記挿入孔が形成されていないことを特徴とする請求項２記載のスタンド。
【請求項４】
前記背面板から左右両側に延びる前記取付部材と、その取付部材の背面の左右の両端側に取付けられ、前記取付部材の背面からの高さが前後に調整可能な調整具と、を備えることを特徴とする請求項２記載のスタンド。
【請求項５】
前記背面板は、前記支柱に対する取付け高さが上下に調整可能に構成されることを特徴とする請求項２記載のスタンド。
【請求項６】
前記背面板の下端側から前記支柱よりも左右方向外側に突出し、前記表示装置を下方から支持する支持部を備えることを特徴とする請求項１記載のスタンド。
【請求項７】
前記背面板から左右方向両側に延び、前記表示装置の背面が固定される取付部材と、その取付部材および前記支持部を連結する連結部材と、を備えることを特徴とする請求項６記載のスタンド。
【請求項８】
前記取付部材は、前記背面板に対する取付け高さが上下に調整可能に構成され、
前記取付部材には、前記表示装置の背面をねじ止めするための取付孔が左右方向に沿って形成され、
前記連結部材は、前記支持部または前記取付部材に対する取付け高さが上下に調整可能に構成されることを特徴とする請求項７記載のスタンド。
【請求項９】
左右に所定間隔を隔てる一対の前記支柱と、それら一対の支柱の前面に取付けられる装飾板と、その装飾板の前方側に配置される棚と、その棚を支持する棚支持部材と、を備え、
前記装飾板は、前記支柱の前面と左右方向外側の側面とを覆い、
前記棚支持部材は、前記支柱の背面側または左右方向内側に固定される被固定部と、その被固定部に接続され、前記装飾板よりも左右方向外側から前方に延びて前記棚を支持する棚支持部と、を備えることを特徴とする請求項１記載のスタンド。
【請求項１０】
前記支柱は、前記ベースに固定される筒状の下部支柱と、その下部支柱に挿入され、前記下部支柱に対する取付け高さが上下に調整可能に構成される上部支柱と、を備え、
前記被固定部は、前記下部支柱および前記上部支柱の各々に固定可能であることを特徴とする請求項９記載のスタンド。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、スタンドに関し、特に、表示装置の背面側における設置スペースを低減できるスタンドに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば特許文献１には、設置面に設置されるベース２０と、そのベース２０の後端部から上方に延びる支柱３０と、その支柱３０に固定される支持金具５０と、を備え、支持金具５０によってテレビＴ（表示装置）を支持するテレビ台１０（スタンド）が記載されている。この種のテレビ台１０では、支持金具５０を支柱３０の前面に固定することが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１―０７３８１２号公報（例えば、段落００２９，００３１，００４２，００４７、図１，１０）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した従来の技術では、表示装置の背面側に支持金具や支柱が配置されるため、表示装置の背面側におけるスタンドの設置スペースが増大するという問題点がある。よって、例えばスタンドを壁に寄せて設置する際には、表示装置と壁との間の隙間が大きくなるため、外観を十分に向上させることができない。
【０００５】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、表示装置の背面側における設置スペースを低減できるスタンドを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するために本発明のスタンドは、設置面に設置されるベースと、そのベースの後端側から上方に延びる支柱と、その支柱の後端側から前記支柱よりも上方に延び、表示装置の背面を支持する背面板と、を備え、前記背面板に支持された前記表示装置が前記支柱の上方に位置する。
【発明の効果】
【０００７】
請求項１記載のスタンドによれば、支柱の後端側から支柱よりも上方に延び、表示装置の背面を支持する背面板を備えるので、背面板に支持された表示装置を支柱の上方に配置できる。即ち、支柱を配置するためのスペースを表示装置の背面側に設ける必要がない。よって、表示装置の背面側におけるスタンドの設置スペースを低減できるという効果がある。
【０００８】
請求項２記載のスタンドによれば、請求項１記載のスタンドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。背面板に取付けられる取付部材を備える。取付部材は、背面板に対する取付け高さが上下に調整可能に構成され、取付部材には、表示装置の背面を固定するための取付孔が左右方向に沿って形成される。これにより、背面板に対する取付部材の取付け高さや、取付孔に対する表示装置の背面の固定位置を、表示装置のサイズ（表示装置の背面に形成されためねじ孔のピッチ）に応じて変更できる。よって、サイズの異なる表示装置を背面板で支持できるという効果がある。
【０００９】
請求項３記載のスタンドによれば、請求項２記載のスタンドの奏する効果に加え、次の効果を奏する。取付部材は、上部取付部材と、その上部取付部材よりも下方で背面板に取付けられる下部取付部材と、から構成される。上部取付部材には、背面板が挿入される挿入孔が形成されるので、背面板に対する上部取付部材の固定状態を解除した場合においても、取付部材の挿入孔に背面板が引っ掛かった状態を維持できる。よって、背面板から表示装置を取り外す際に表示装置が前傾することを抑制できる。
【００１０】
また、表示装置を背面板から取り外す際には、上部取付部材の挿入孔から背面板を抜くようにして表示装置を持ち上げる必要があるが、そのような挿入孔は下部取付部材には形成されていない。即ち、上部取付部材の挿入孔から背面板が抜ける高さまで表示装置を持ち上げれば、背面板から表示装置を取り外すことができる。よって、かかる取り外し作業の作業性を向上できるという効果がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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