TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023075850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021189016
出願日2021-11-19
発明の名称スピーカ装置
出願人フォスター電機株式会社
代理人個人
主分類H04R 9/02 20060101AFI20230524BHJP(電気通信技術)
要約【課題】製造時の組付け性がよく、かつ、低音再生の品質を維持しながら制振特性を向上することができるスピーカ装置を提供すること。
【解決手段】スピーカ装置1は、第1ボイスコイル11と、第1ボイスコイル11の径方向外側に配置される第2ボイスコイル21と、第1ボイスコイル11をフレーム3に支持する第1ダンパ部14と、第2ボイスコイル21をフレーム3に支持する第2ダンパ部22と、を備え、第1ダンパ部14は、第2ボイスコイル21の振動方向の延長線上に、第1ダンパ部14における他の部分よりも第2ボイスコイル21に対して離間する窪み部142を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1ボイスコイルと、
前記第1ボイスコイルの径方向外側に配置される第2ボイスコイルと、
前記第1ボイスコイルをフレームに支持する第1ダンパと、
前記第2ボイスコイルを前記フレームに支持する第2ダンパと、
を備え、
前記第1ダンパは、前記第2ボイスコイルの振動方向の延長線上に、当該第1ダンパにおける他の部分よりも前記第2ボイスコイルに対して離間する窪み部を有する、
スピーカ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2ボイスコイルは、前記第1ボイスコイルと逆方向に振動可能である、
請求項1に記載のスピーカ装置。
【請求項3】
前記第1ダンパと前記第2ボイスコイルとが最も接近した時に、前記第2ボイスコイルの一部は、前記窪み部内に位置する、
請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
【請求項4】
前記第2ダンパは前記振動方向に複数並んで配置された支持部材で構成される、
請求項1から3のいずれかに記載のスピーカ装置。
【請求項5】
第1磁石及び第2磁石を有する磁気回路をさらに備え、
前記第1磁石と前記第2磁石は、前記振動方向に並んで配置される、
請求項1から4のいずれかに記載のスピーカ装置。
【請求項6】
第1ボイスコイルと、
前記第1ボイスコイルの径方向外側に配置される第2ボイスコイルと、
前記第1ボイスコイルをフレームに支持する第1ダンパと、
前記第2ボイスコイルを前記フレームに支持する第2ダンパと、
第1磁石及び第2磁石を有する磁気回路と、
を備え、
前記第1磁石と前記第2磁石は、前記第1ボイスコイルの振動方向に並んで配置される、
スピーカ装置。
【請求項7】
前記磁気回路は、前記第1磁石と接続され、当該第1磁石とは異なる面で前記第2磁石と接続される中間磁性部材を有する、
請求項6に記載のスピーカ装置。
【請求項8】
前記中間磁性部材は、前記第1ボイスコイルが配置される第1磁気ギャップと、前記第2ボイスコイルが配置される第2磁気ギャップと、を形成する、
請求項7に記載のスピーカ装置。
【請求項9】
前記磁気回路は、前記第1磁石と、前記中間磁性部材と異なる面で接続される第1磁性部材を有し、
前記中間磁性部材と前記第1磁性部材との間に前記第1磁気ギャップが形成される、
請求項8に記載のスピーカ装置。
【請求項10】
前記磁気回路は、前記第2磁石と、前記中間磁性部材と異なる面で接続される第2磁性部材を有し、
前記中間磁性部材と前記第2磁性部材との間に前記第2磁気ギャップが形成される、
請求項9に記載のスピーカ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカ装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
振動板を振動させて音を再生するスピーカ装置は、車両、例えば、自動車の車室内において、音楽や音声等の音響再生を行うために、広く使用されている。特許文献1には、放音部材としての振動板を有する第1駆動手段に対して反対方向を向く第2駆動手段を配置して反力で第1駆動手段の振動を相殺することが記載されている。
【0003】
特許文献2では、放音側に音波を放射する主体的な機能を果たす本体部、及び駆動時に本体部の振動系が振動することに起因して磁気回路で発生する振動を抑制する振動抑制部を備えるスピーカ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特公昭60-6157号公報
特開2006-13587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のスピーカ装置は、第1駆動手段のみの通常のスピーカに比べて高さ(振動方向の長さ)が大きくなることや、駆動手段(スピーカユニット)を2つ作りそれらを締結させるため工程が大幅に増加し組付け性が悪い。また、特許文献2のスピーカ装置は、磁気回路において1つの中空円板型の磁石を共有しており、振動抑制部のダンパの長さが小さくなり、振動抑制部が本体部の振動を相殺するのに十分な振幅量を得られない。また振幅量を増やすと、本体部の振動板と振動抑制部のボイスコイルが干渉するおそれがある。また、特許文献2の第2実施例のスピーカ装置は、本体部のボイスコイルが外側に配置されるので本体部の振幅量が小さくなり、大出力で低音再生するためのウーファには不向きである。特に、低音域や重低音域を再生するウーファ等のスピーカ装置は駆動手段自体が比較的大型となるため、設置スペースの限られる車両に搭載するには工夫が必要であり、省スペース化や薄型化が求められている。
【0006】
本開示は、このような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、製造時の組付け性がよく、かつ、音声再生の品質を維持しながら制振特性を向上することができるスピーカ装置を提供することにある。また、制振特性の向上と薄型化を両立することができるスピーカ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することができる。
【0008】
本態様に係るスピーカ装置は、第1ボイスコイルと、前記第1ボイスコイルの径方向外側に配置される第2ボイスコイルと、前記第1ボイスコイルをフレームに支持する第1ダンパと、前記第2ボイスコイルを前記フレームに支持する第2ダンパと、を備え、前記第1ダンパは、前記第2ボイスコイルの振動方向の延長線上に、当該第1ダンパにおける他の部分よりも前記第2ボイスコイルに対して離間する窪み部を有する。
【0009】
上記スピーカ装置の前記第2ボイスコイルは、前記第1ボイスコイルと逆方向に振動可能であってもよい。
【0010】
上記スピーカ装置は、前記第1ダンパと前記第2ボイスコイルとが最も接近した時に、前記第2ボイスコイルの一部が前記窪み部内に位置してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
通話装置
1か月前
個人
メガホン
14日前
個人
挿耳装置
1か月前
個人
イラストの著作権保護方法
1か月前
シャープ株式会社
調理器
7日前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
富士通株式会社
光送信装置
1か月前
富士通株式会社
光受信装置
1か月前
船井電機株式会社
表示装置
21日前
船井電機株式会社
表示装置
12日前
リオン株式会社
補聴器
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
日本無線株式会社
通信システム
27日前
株式会社パロマ
リモコン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
シャープ株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン電子株式会社
照明付スピーカー
1か月前
株式会社小野測器
音響校正器
19日前
沖電気工業株式会社
受光回路
7日前
株式会社日立国際電気
通信システム
1か月前
個人
携帯端末機器用スタンド
4日前
株式会社小野測器
音響校正器
19日前
個人
翻訳字幕付きビデオチャットシステム
1か月前
株式会社JMC
映像音声配信用セット
21日前
三菱電機株式会社
送信機
1か月前
マスプロ電工株式会社
光信号計測装置
1か月前
株式会社村田製作所
スイッチ回路
1か月前
日本無線株式会社
復調器および復調方法
27日前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
29日前
株式会社ネットアプリ
飲料用演出グラス
1か月前
株式会社日立国際電気
無線通信システム
1か月前
日本放送協会
撮像装置
今日
株式会社埼王住研
吸気弁を含むスピーカー
28日前
フォスター電機株式会社
スピーカユニット
21日前
シャープ株式会社
電気機器および携帯端末
19日前
株式会社埼王住研
金属鉢を含むスピーカー
28日前
続きを見る