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公開番号2023075797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-31
出願番号2021188924
出願日2021-11-19
発明の名称生体組織貼付フィルム及び転写シート
出願人凸版印刷株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類A61L 15/24 20060101AFI20230524BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被着体の表面形状への高い密着性を有する生体組織貼付フィルムと、生体組織貼付フィルムを備える転写シートを提供する。
【解決手段】生体組織貼付フィルムは、疎水性生体適合材料と(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマーとを含有する材料からなり、生体組織貼付フィルム中の(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマー割合が、40質量%以上である。生体組織貼付フィルム10の全体の質量に対する(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマー質量の割合を、40質量%以上とすることで、皮膚への十分な密着性を得ることが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体適合材料からなるフィルム中に(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマーを40質量%以上含む、生体組織貼付フィルム。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1記載の生体組織貼付フィルムにおいて、単位面積当たりの質量が0.1g/m

以上10g/m

以下であることを特徴とする、生体組織貼付フィルム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の生体組織貼付フィルムにおいて、前記生体組織貼付フィルム中の(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマーの含有量が50質量%以下であることを特徴とする、生体組織貼付フィルム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の生体組織貼付フィルムにおいて、前記生体適合材料が、ポリ乳酸L体、ポリ乳酸DL体、グリコール酸/L-乳酸共重合体、グリコール酸/DL-乳酸共重合体のいずれかであることを特徴とする、生体組織貼付フィルム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の生体組織貼付フィルムの片面に、前記生体組織貼付フィルムを支持する支持基材を備える、転写シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体組織貼付フィルム及び転写シートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
数nm~数μm程度の厚さを有した極めて薄いフィルムは、高い柔軟性を有することから、生体器官の表面形状に対して高い密着性を示す。それゆえ、フィルムは、接着剤や粘着剤がなくとも生体器官の表面に貼り付くため、フィルムを臓器や皮膚等の被着体に貼り付けて利用することが試みられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、フィルムを美容用途に用いることが記載されている。美容用途において、フィルムは、スキンケアやメイクアップの補助のために皮膚に貼り付けられる。
【0004】
また、特許文献2には、フィルムを医療用途に用いることが記載されている。医療用途において、フィルムは、外科手術による切開部位の閉鎖、熱傷や創傷が生じている部位の保護、止血等を目的として、臓器や皮膚に貼り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2014/058060号
国際公開第2016/204266号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
美容用途及び医療用途では、被着体に貼り付けられたフィルムにて水分の透過が抑えられることにより、フィルムが被着体の表面上に閉塞状態を形成できることが望まれる。例えば、美容用途においては、閉塞状態が形成されることにより、皮膚の表面に水分が保持されて角層水分量が高められるため、保湿効果が得られる。また、医療用途においては、閉塞状態が形成されることにより、湿潤によって創傷治癒環境を改善する湿潤療法や、皮膚への薬剤浸透を高める閉鎖密封法に適した状態が構築される。
【0007】
しかしながら、薄膜化により被着体の表面形状への密着性が高められている従来のフィルムは、薄さに起因した水分の透過や、薄さに起因した強度不足により破れが発生する問題がある。そして、水分透過や強度確保のためにフィルムを厚くした場合、十分な皮膚への密着性が得られないという問題がある。
【0008】
本発明は、被着体の表面形状への高い密着性を有する生体組織貼付フィルムと、生体組織貼付フィルムを備える転写シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、疎水性生体適合材料からなるフィルム中に(ビニルピロリドン/エイコセン)コポリマーを40質量%以上含む、生体組織貼付フィルムである。
【0010】
上述の生体組織貼付フィルムにおいて、単位面積当たりの質量が0.1g/m

以上10g/m

以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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